普段の生活圏内にある長野県道63号。
そこで怪しげな箇所を発見してしまい
ずっと気になっていました。
気になりません??
ただの待避所じゃないんですよ〜
先日も書きましたが、
こちらの続きです。
今回は、地理院地図も購入済みです。
限られた資料ですが、追ってみて行きましょう。
まずは、長野県道63号とはというところから。
・起点…松本市深志(国道143号交点)
・終点…塩尻市大門五番町(国道153号交点)
1982年(S57)4月1日:建設省が宮村六道松本線、新茶屋塩尻線の一部を主要地方道松本塩尻線へ指定。
1982年9月13日:松本塩尻線の認定。
1993年(H5)5月11日: 建設省から、県道松本塩尻線が松本塩尻線として主要地方道に再指定される。
といった具合です。
松本から塩尻に、塩尻から松本に抜けるのによく市民には利用されている道です。
特に塩尻手前の区間(中山地区)は、「アルプス展望しののめのみち」という通称で呼ばれ、とても景色が良い道でもあります。
さて、問題の廃道ですが、そのまさに「アルプス展望しののめのみち」上にあります。
現在の県道はこちら。
(現在の地図をまさかの購入し忘れのため電子国土Webでご容赦ください…)
怪しげな膨らみ(笑)はまだ確認できません。
続いて1974年(S49)発行の25,000分の1地形図。
問題の箇所が主要な道になりました。
さらに、1980年(S55)発行の地図。
さらにしっかりした道に。
こうやって見ると、等高線に沿って拓かれたのがわかります。
そして1991年(H3)発行の地図。
ようやく生まれる1年前までたどり着いた。。笑
!?!?
どこいった!?
生まれるたった1年前で、最近のことのように思っていましたが、道は全然違う!
自分が生まれた頃にはもう車社会は当たり前で、道もほぼ整備されていて、、と思っていたのがいかに見当違いか思い知らされました。
問題の廃道箇所は地図からは消えています。。
80年代から90年代の間に何があったのか…
この間にこの二重線の道は県道として正式に指定されたのは年表から読み取れます。
しかし道を修復や拡張をせず、あえて道を作り直したのは何故か。
解明できるかはわかりませんが、付近に昔から住んでる知り合いはいるので、今度聞いてみたいと思っています。
次回、ようやく念願の探索です。
もう少しうまくまとめられるようになれば良いのですが…