✳︎2012年4月12日
 
 

1年前のちょうど今日、アデレード空港にいた。 

そもそも、地震と原発事故の影響で、日本→シドニーが 
直行できなくなっていた出発当日。 
香港経由でシドニーだったため、 
アデレードまでには2度も乗り換え、 
普通にいけば昼前到着のはずが20時くらいに 
なってしまい、それだけでヘトヘト。 

先が思いやられるスタートをきり、 
その後の過酷な家探しへと続いた。 

1年間で、気持ちも結構変わった。 

最初は、留学ハイみたいなのもあったし、 
あらゆることが新鮮で、もうこのままなんとかして 
永住権取得まで突っ走りたいとすら思ったけど、 
だんだんすべてが日常化してくれば、結局は 
どこにいるかは問題じゃないのだと思い知る。 

見えていなかった日本での暮らしのいいところも 
こちらに来たからこそ見えたというのもあるし。 

いまいるステージがキツイこともあって、 
たまにこのままもうすべて放り出して帰れたら 
どんなにラクだろうと思うこともあるんだけど、 
それと同じくらい、自分の強い希望と決心で 
はじめたことなのだから、やめてたまるか!!、 
って思ったりもして。 
結構、いつも中途半端な私なだけに。 

そんなとき、ある著名人の言葉が心に刺さる。

「乗り切れなかったら、また同じところでつまづくから。 苦しくても歩き続ける。」 

そうなんだよね・・・。逃げたら、そのときは 
ラクになったつもりでも、あとになって結局すべては 
自分に戻ってくる。 

ここは堪えよう、前に進もう。