「よしっ!じゃあ今日も練習しよっか!」
誰の声だろうか。この森から声が聞こえる事なんて、なかなか無いのに。
好奇心でそこをのぞかなければ、こんな事にはならなかったのに、と後悔するなんてこの時の僕が知るはずもない
一話 「かっこいい...///」
「なあ夏目、今度3人でどっかいかね?」
「え?......ごめん、遠慮しとくよ」
一緒に出掛けたい。でも、それは友人に迷惑をかける事になる。出かけた先でも友人帳を狙われたら、と思うと寒気がする
その時だった
「ん?何か、あっちの方から声きこえねえか?」
「あ?......確かに.......」
友達が指を向ける方向には、森があった。僕とニャンコ先生が出会ったあの森が。皆は君が悪いと言って近寄らないのに、なぜ声がきこえるんだろうか。
帰ったら先生と行こうかな。
「うぇ!?ちょ、やめてよ!いた...っ!」
「!?ちょ、ごめん!先に帰る!また明日な!」
心配になった
「おい夏目、何をしておる。さっさと帰ってこんかーい」
「先生!森から声が!」
「んなもん放っておけ!」
そんな事できるもんか
僕は先生をおいて、我を忘れたかのようにして走った
何故かわからないけど、どうしても気になったんだ
どうしても
「はぁ、はぁ、はぁ......っ!」
もう少し奥だ
もう少し
声が聞こえる
「きゃああああああああっ!!!.............え?」
思いっきりぶつかった
女の子に
「うわ、ごめん!怪我してない?」
「かっこいい...///」
「え?」
1話おわり