先日、自販機のおつりの中に何だか古くて妙な感じの10円玉があるな…と目を凝らしました。

他の10円玉と違い、周囲にギザギザがついています。違和感を感じたのは単に古いという事からではなく、このギザギザによるものでした。

 

このギザギザ付きの10円は、古銭のマニアの方達には普通に知られているものらしいです。

ネットで調べると、「ギザ10」の愛称がついています。

昭和26年から33年まで製造された10円玉との事。

 

私の物は昭和29年製。

特別な価値はないみたいです。

状態の良し悪しにもよるものの、10円~20円程度。

まあ10円は無いと困ります。

70年もの間、人の手から手に渡り歩いたのでしょうか。

どこかに長い事眠っていたのでしょうか。

「それもここで終りね。使うつもり無いんでしょ?」

娘は笑います。

でも分からないのがお金です。一旦ここで休憩しても、私の身に何かが起きれば、箱から出され、また再び歩き始めるのでしょう。

お金を写真に写したのは初めてです。

そしてこの10円玉も、モデルになったのは、これまでとこれからを合わせても、今回1度きりの事ではないでしょうか?