今年度の施設全体の勉強会は、毎月様々なテーマで実施しています。
6月は、リハビリ部門の担当で、『片麻痺・口腔ケアを学ぶ』というテーマで実施しました。
理学療法士・言語聴覚士の2人の職員が講師となり、盛り沢山な内容となりました。
発症後の麻痺の状態の変化、脳卒中の疾患別による特徴、変化をとらえて迅速に対応するための初期症状などを確認しました。
麻痺のある方は、感覚障害や拘縮などのため、麻痺側の手足などの外傷が発生しやすく、また、骨粗鬆症の進行により骨折しやすい状態となります。拘縮予防の麻痺側のケアを行いながら、安全な環境を提供することにより、ご自身での動作を安全に行って頂いたり、適切な介助を行っていくことが大切です。
また、今年度の介護報酬改定でも、「リハビリテーション・栄養・口腔ケアの一体的な取り組み」が注目され、アセスメント・プラン作成でも重要な視点とすることが求められてます。
その流れの中で、改めて、口腔ケアの重要性や方法を学ぶ機会となりました。
介護保険法に明記されている、リハビリ専門職種の業務の一つとして、『医師または医師の指示を受けた理学療法士・作業療法士・又は言語聴覚士が、看護職員、介護職員、その他の職種の者に対し、リハビリテーションの観点から、日常生活上の留意点、介護工夫等の情報を伝達する事』とあります。
きめ細かな対応に向けて、職員のみなさんへ、有効な情報をお伝え出来るよう、今後もリハ部門として貢献していきたいと考えています!