◆北野寺(きたのじ)◆
創建は養老四年(720)元正天皇の勅により、藤原鎌足の孫・藤原房前が堂宇を建立して聖観音菩薩を安置したのが始まりと言われています。
以来、霊験著しく、皇室や公家家を始め近畿内の善男善女が参詣に訪れて巡礼街道もにぎわいました。
彦根藩が築かれる前に彦根山にあった寺で、その前身は観音信仰で平安時代から都人にも知られていた彦根寺。井伊家移封の頃はかなり衰退していた。
慶長8年(1603)彦根城築城に伴い現在地に移され、彦根藩2代藩主井伊直孝が上州(群馬県)の北野寺に学んだことから、築城時に北野寺と改称され、井伊家の祈祷所とした。
仁王門
行者堂
「江州彦根寺 応永十七年」の墨書銘のある木造役行者像(市指定文化財)を安置しています
御朱印はこちらの錆びた缶の中にあります
近江西国とびわ湖百八霊場の御朱印が置いてあります
万世を 守る印と 御仏も 亀に乗りてや 北野なるらん
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