寄り道ギャラリー1分間(その121)
今日は、ジョシュア・レノルズ
ジョシュア・レノルズ
『第四代ホルダネス伯爵ロバート・ダーシーの肖像』
1775年
(国立西洋美術館蔵)
★ちょっとひとこと
ジョシュア・レノルズ(1723~1792)はイングランド
南東部、プリンプトンの生まれ。
1740~43年まで肖像画家のトマス・ハドソンのもとで
修業した。
1749~52年イタリアに学び、ラファエロやミケランジェロ
を熱心に研究した。
しかし、このローマ滞在時に病気にかかり、聴覚の一部
を失ってしまう。
イングランドに戻ったのち、歴史画、肖像画を主に描き、
1768年に創設されたロイヤル・アカデミーの初代会長の
ポストに就任した。
さらに1784年には首席宮廷画家となる。
その後片方の目の視力が失われ、5年後には職を辞して
いる。
この頃のイギリスでは職業画家が認められていなかった。
そのためレノルズが、職業人としての画家に地位を確立
した功績は大きいと評価されている。
寄り道ギャラリー1分間(その121)
‥ジョシュア・レノルズ
2011.4.24 & 2011.7.23