○ルーヴル美術館のレオナルド・ダ・ヴィンチ(4) | 新・駅から駅までウォーキング

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ルーヴル美術館(8)
        ‥レオナルド・ダ・ヴィンチ(4)


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レオナルド・ダ・ヴィンチ
『洗礼者ヨハネ』1514~16年


★ちょっとひとこと


ヨハネについては2人いるので勘違いしないように!
「最後の晩餐」に登場するヨハネは、イエス・キリスト
の12人の弟子あるいは使徒の1人で使徒ヨハネなどと
呼ばれる。
一方、洗礼者ヨハネはヨルダン川でイエスに洗礼を
施した。
ラファエロの「聖母子」の絵の中に子供の時は登場
していた。
青年期は荒野を放浪していた。
前回の絵はこういう姿を描いたようだ。


『洗礼者ヨハネ』は毛皮をまとった青年期の洗礼者
ヨハネであろうと専門家が判断したわけ。
何でこんな艶っぽい顔をしているのだろう。
しかし、最後までダ・ヴィンチが手放さずに筆を加えて
いた3枚のうちの1枚で、お気に入りだったものだ。


この絵を参考にして前回の絵を描いたのではないかと
考える人たちがいる。
同じような顔をして、髪の分け方も一緒で共通する
部分が多い。
また、このヨハネも右手の人差し指がくせものなのだ。
これは上を指している。
しかも含み笑いをしながら、自信たっぷりと。

確か、洗礼者ヨハネの最後は、殺されて首を切られる
わけだが、自信家だったのが災いしたように思う。
そう感じさせる1枚だ。


ルーヴル美術館(8)
        ‥レオナルド・ダ・ヴィンチ(4)
2001.9.9 & 2010.6.21


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