★メトロポリタン美術館の印象派‥ルノワール(4) | 新・駅から駅までウォーキング

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メトロポリタン美術館(16)‥印象派、
                  ルノワール(4)


私の好きなミステリと海外旅行

ルノワール
『ウジェーヌ・ムニエ』1877年



私の好きなミステリと海外旅行

ルノワール
『ティラ・ドリューの肖像』1914年


★ちょっとひとこと


ルノワールは今までとは違う印象派の手法で多くの
肖像画を描いた。
そこでメトロポリタン美術館にある2点をご紹介!


ルノワールには、1875年頃から肖像画の依頼が
はいってくるようになった。
1876年には、『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの
舞踏場』を制作し、勢いのあった翌年の作品が
上の絵。
36歳の時の作品だ。


それに対し下の絵は1914年、73歳の時の作品。
すでにリウマチの症状で歩くことに不自由し、
車椅子を使っていたという。


比較すると、描き方に時代の変遷を感じる。
肌のとらえ方を見てもよくわかると思う。


★ルノワール家の人々


ルノワールと妻アリーヌとの間に3人の息子がいる。
長男は俳優のピエール、次男は映画監督のジャン、
そして三男は陶芸家のクロードだ。


ルノワールの最後のモデルをつとめたカトリーヌ・
ヘスリングと次男のジャンが結婚し、多くの映画
作品を残している。


古い映画ファンの方なら知っているかもしれないが、
ジャンの作った映画の中には、父ルノワールを
想い起させるシーンが幾度となく登場するらしい。
特にイングリット・バーグマン主演の『恋多き女』
(1956年)では舞踏会のシーンで『ムーラン・ド・
ラ・ギャレットの舞踏場』を彷彿とさせる場面が
あるとのことだ。


息子たちは、3人とも異なる芸術の分野で活躍した。


メトロポリタン美術館(16)‥印象派、
                   ルノワール(4)
2010.10.15

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