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―観光業界も救済せよ! ただし・・・。―
それでは5頁目です。
「次に、観光業に代表される「コロナ不況業種」への業種ごとへの対応、産業政策はどうすべきであろうか。筆者に言わせれば、これも中小企業対策と、基本的な考え方は同一である。」(第1段落)
小幡君は「観光業に代表される「コロナ不況業種」への業種ごとへの対応、産業政策」について「これも中小企業対策と、基本的な考え方は同一」、要は救済の必要は無いとの考えのようです。まあ、ここまで読み進めれば最早驚くに値しません。いかにも小幡君らしい見解ですな。観光業界も当然、救済すべきです。ですが観光業界はこれまで韓国人をはじめ外国人に比重を置きすぎました。韓国人観光客に特化した対馬は一時韓国の植民地になりかけました。それゆえ観光業界は他の業界とは違い国内(日本人)観光客の誘致に熱心な企業・業者に(外国人観光客の誘致に熱心な企業・業者に比べて)より手厚い支援・援助を与える事で観光業界に対してこれまでのグローバリズム万歳の姿勢に対して反省を迫るべきでしょう。外国人に振り回されない内需(日本人)主導の観光業界の構築を!
外国人観光客=潜在的侵略者
―「学者先生に何が分かるんだ?」―
「行動制限がなくなっても、需要がなかなか出てこないのは、一時的な萎縮によるものではなく、新しい現実であり、この萎縮は長期に継続するであろう。」(第2段落)
なるほど、この見立ては正着ですな。ですが、この絶望的な状況に対する小幡君の処方箋は相変わらずで・・・。
「したがって、観光消費を刺激するような、補助金、給付金は残念ながら基本的には無駄であり、中止するべきである。この局面で生き残る観光業は、新しい現実(本当は新しくも何でもない。21世紀の感染症の真実に気づいただけか、真の消費の価値に気づいただけなのだが)に対応できる企業だけである。そのような企業に対しては、継続的な支援を行う。やはり融資の支援が金銭的には中心になるが、人材育成への補助などもミクロ的な政策としては有効であろう。カネと人をやる気のあり、かつ真に人々に求められるサービスを供給できる経営者の下に集める。」(第3段落)
「補助金、給付金は残念ながら基本的には無駄であり、中止するべき」、小幡君の血も涙もない薄情者的体質はスジ金入りのようですな(呆)。
「カネと人をやる気のあり、かつ真に人々に求められるサービスを供給できる経営者の下に集める。」、ま~た“選択と集中”ですか(参考→https://kotobank.jp/word/%E9%81%B8%E6%8A%9E%E3%81%A8%E9%9B%86%E4%B8%AD-689269)。「やる気」だの「真に人々に求められるサービスを供給できる経営者」とやらをどうやって判断するのか? 何か客観的な基準でもあるのか・・・と申しますかこの種の判断は長年現場を経験するのは勿論多様な指標や意見を考慮した上で判断出来る視野の広い、高度な専門性を身に付けた人間でなければ到底不可能です。そういう人達からすれば「所詮は机の上の計算しか出来ない学者先生に何が分かるんだ?」、こんな所でしょうな。
私も机の上の計算しか出来ません
―今は恐慌下なんだ!―
「では、日本における大企業支援はどうするべきか。結論から言うと、資金繰り支援は最大限行う。一方、雇用に関しては、休業補償の支援をして失業を出さずに企業内にとどめるのではなく、失業対策を徹底的に準備して、リストラへの対応や、倒産した場合への備えに集中すべきと考える。」(第6段落)
「資金繰り支援は最大限行う。一方、雇用に関しては、休業補償の支援をして失業を出さずに企業内にとどめるのではなく、失業対策を徹底的に準備して、リストラへの対応や、倒産した場合への備えに集中すべき」、ならば中小企業にも同じようにすれば良かろう! 日本企業の99%以上は中小企業なんだよ(参考→http://jobgood.jp/chusho)! で小幡君、経団連と経済同友会からいくら位貰ったの(ドヤ顔)?
「(前略)企業内失業という形で企業に抱え込ませず、新しい産業や企業への移転を促進するべきである。」(第8段落)
小幡君、君は“選択と集中”、並びに清算主義(参考→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%B3#%E8%B2%A1%E5%8B%99%E9%95%B7%E5%AE%98%E6%99%82%E4%BB%A3)の熱狂的な信者なんだね。しかしね、今は新しいビジネスや企業を起こすどころか就転職すら相当困難な恐慌下。そんな御時世に「新しい産業や企業への移転を促進する」、君は一体何処の国の、何時の時代の話をしているんだい?
新しい企業や産業に移れ? 寝言は寝て云え!
―愛い奴じゃのう―
その後も頁を跨いで小幡君の“選択と集中”についての御高説が続きます。そしてこの御高説の行き着く先は・・・。
「(前略)むしろ、日常につながる、地に足の着いた、滞在、留学、移住を中心として政策を考えるべきである。」(6頁目第5段落)
「日常につながる、地に足の着いた、滞在、留学、移住を中心として政策を考えるべき」、移民を受け入れろと云う訳ですか。移民受け入れはエゴイズムに塗れた経済界の悲願。経団連と経済同友会にとって小幡君はさぞかし彼らの御眼鏡に叶った、目に入れても痛くない存在なんでしょうな。
小幡君は愛しい我が息子です!
―君は進む道を間違えたんだ―
「この議論は、観光業にとどまらず重要である。なぜかというと、もともとコロナと無関係に、コロナショックが起きる前の景気水準からは、GDPが低下すると見込まれるからだ。」(第7段落)
「コロナと無関係に、コロナショックが起きる前の景気水準からは、GDPが低下すると見込まれる」、おお! 小幡君も漸くマトモに・・・と思ったアタシが甘かった・・・。
「理由は2つある。第1に、2012年末から景気拡大が7年以上続き、景気はさすがにピークアウトのタイミングを迎えていたこと。第2に、金融緩和による大規模な金融バブルが起きており、その影響で、実体経済もバブル的に過大に膨らんでいたこと。」(第8段落)
「2012年末から景気拡大が7年以上続き、景気はさすがにピークアウトのタイミングを迎えていた」「実体経済もバブル的に過大に膨らんでいた」、ふう~(溜息)。小幡君よ、このセリフを所謂“ネットカフェ難民”の皆さんを前にしても云えるのか?
小幡君、上の図を見てくれ。景気が曲がりなりにも拡大していたのは平成24(2012)年までで、それ以後は減少か横ばいだ。しかもその景気拡大期は外需が比較的好調だったからに過ぎない! そもそも経済が君の云うように「実体経済もバブル的に過大に膨らんでいた」のならネットカフェ難民などの貧困問題がこんなにも問題になる訳があるまい。80年代後半の日本人が現在の日本を見れば困惑し、落胆し、祖国の余りにも情けない姿に呆れかえるだろうよ。
それにしてもよくもまあこれ程までに現実とかけ離れた“物語”を次から次に語れるものですな。どうやら小幡君には捏造創作の素質があるようで・・・。そうだよ、小幡君。君は進む道を間違えたんだ! 君に相応しい道は学究ではない! 夢想家だ!
小幡センセはウリ達の同胞ニダ!
―「ないもの」を追い求めているのは・・・―
漸く本稿も終着駅が近づいて参りました。あと一息!
「いわゆる爆買いというのもバブル的で一過性のものだが、過度な円安で日本製品やサービスの需要が過大になっていた。また異次元の金融緩和でカネが金融市場に溢れ、金利が異常な低水準で、株式や不動産がバブル的な水準に達していた面がある。これらの影響を受けて、実体経済も実力以上のGDPの水準となり、バブル的に膨らんだ部分を経済成長と呼んでいた。この部分は、当然剥げ落ちていく。したがって、コロナショック後、経済が通常の状態に戻っても、コロナショック前のGDP水準には戻らないということである。」(第9段落)
「株式や不動産がバブル的な水準に達していた」「実体経済も実力以上のGDPの水準となり、バブル的に膨らんだ部分を経済成長と呼んでいた。」、小幡君の時計の針は80年代で止まったままのようです。
(出典→http://honkawa2.sakura.ne.jp/5075.html)
上の図を確認するとバブル崩壊後株価は長期に亘り低迷。安倍政権成立後若干持ち直しはしましたが精々平成7(1995)年の水準にとどまり、バブル期からは程遠い。この世界最長と云って良いデフレ不況に悩まされる日本国。それなのに小幡君の処方箋は、
「コロナショック前のGDP水準には戻らない」、要は「諦めろ」だそうですから。思考停止、否思考自体を放棄してしまうようではインテリとして完全に失格です。・・・と思ったらすぐ次の段落で、
「問題は、これを「コロナショックによる需要の減少」と勘違いして(あるいは確信犯的にそう主張して)、GDP水準がコロナショック前に戻るように、需要喚起策を大規模に長期間継続する政治的な誘因があることだ。これも、経済を財政出動によって過熱させ、長期的な経済基盤を弱体化させる。」(第10段落)
「GDP水準がコロナショック前に戻るように、需要喚起策を大規模に長期間継続する政治的な誘因がある」、なあんだ。小幡君。大規模財政出動が経済規模(名目GDP、パイ)を拡大させるってちゃんと分かっているんじゃないか! なのにすぐ後で「経済を財政出動によって過熱させ、長期的な経済基盤を弱体化させる。」・・・(呆然)。小幡君! 財政出動は処方箋足り得るのか、そうでないのかどっちなんだ?! 君は精神分裂症か?! ちなみに答えは「(財政出動は)処方箋足り得る」です。政府支出とGDPは常に連動するのは厳然たる事実です(下図参照)。
(出典→https://diamond.jp/articles/-/230846?page=3)
「まとめると、今回の追加経済対策は、コロナショックによる需要減少を過大評価するだけでなく、コロナショック前のバブル的な経済状態の再来を無理に追い求めることによって、景気刺激策、需要喚起策が長期にわたって過大になり続けることだ。「ないもの」を追い求め、経済を行き詰らせるリスクが高いのである。これは、特に金融政策においてもっとも注意すべきことであるが、長くなったので、これば別の記事で議論することにしたい。」(第11段落)
やっと最後の段落です。小幡節が全開ですな。「コロナショックによる需要減少を過大評価する」、逆だよ、小幡君。君と自民党執行部は需要減少を過少評価し過ぎだ。やはり君は自民党の世襲議員、そうだなあ小渕優子辺りと一緒に近所のスーパーマーケットで暫く研修させて貰った方が良い。君も小渕優子も世間を知らな過ぎる。
「コロナショック前のバブル的な経済状態の再来を無理に追い求めることによって、景気刺激策、需要喚起策が長期にわたって過大になり続ける」、所詮誤った認識(「コロナショック前のバブル的な経済状態」)からは的外れな意見しか出て来ないのです。
「「ないもの」を追い求め、経済を行き詰らせるリスクが高い」、本文をお読みになられた読者の皆様ならお分かりでしょう。「「ないもの」を追い求め」てばかりなのは明らかに小幡君の方です。それ故「経済を行き詰まらせるリスクが高い」のは小幡君、君だよ! 君の存在自体がリスクだと云わざるを得ん! (了)
親父の七光りと一丁前の口だけが取り柄
存在自体がリスク。迷惑。
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