本日(26日)付けの[しんぶん赤旗]の目次をざ~っと眺めて見ると「異質」な記事がありました。そしてその記事を読んでみると・・・。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-05-26/2019052614_02_1.html「「星条旗」を見上げる国/大空襲被災地 スカイツリー/東京・墨田」(しんぶん赤旗)―「
民間無差別爆撃は当時の国際法に反するものでしたが、戦後、日本政府はヒロシマ・ナガサキでの核使用も含め、米国の責任は今日まで追及されずにきました。それどころか無差別爆撃と殺りくの指揮官だったカーチス・ルメイ将軍に、自衛隊の創設と訓練に功績があったとして64年に勲一等旭日大綬章まで授与しています。
墨田区で長年、空襲戦没者の追悼などに取り組んできたあるお寺の住職は語ります。「スカイツリーに近い本所、押上、向島などは被害の大きかった地域。そこで星条旗を見上げるような光景をつくるのは、被害者や遺族への配慮に欠けるものではないですか。日本はどういう国なのか。沖縄の問題も含め独立国といえるのか。灯は、アメリカに引きずられていく、その象徴のように見えます」
」(第6・最終パラグラフ) アタシはこの記事を見て一瞬、産経に掲載された記事かと・・・いや、それはあり得ませんね。ただでさえ米国を批判するのを極端に避けている産経とその子飼いの論客(櫻井よしこ、中西輝政・・・)が米国(御主人様)の頭目が我が国に権威を見せ付けに来ているこの時期にこのような発言をする筈がありませんから。にしてもこの記事、「自虐史観」の匂いが全然しません。いやむしろ積極的にナショナリズムを肯定しています。それにしても「保守」陣営の連中は常日頃から「東京裁判史観(自虐史観)からの脱却を!」「祖国日本に対する誇りを取り戻そう!」と叫ぶ癖に、東京「裁判」と云う魔女狩りで我が国に自虐史観を植えつけ、ナショナリズムを破壊した米国の責任を追及しようとしない。それどころかTPPに代表される米国の横暴を「コクサイキョウソウリョクガ~」とか「セメノノウギョウデ~」などと美化するのに必死です。彼ら「保守」論客は共産党は勿論日教組などの「左翼」陣営を盛んに批判、嘲笑します。しかし、米国を無慈悲にけなし大っぴらに説教出来るだけまだ「左翼」陣営の方が米国の理不尽の数々に抗議の声ひとつ上げられない「保守」陣営よりは遥かに「マシ」ではないでしょうか? 韓国が通貨スワップの件などで我が国に対しあれ程までに舐めた態度を取るのは「保守」陣営のこうした姿勢が主たる原因のひとつなのは間違いありません。朝鮮人は事大主義の塊です。我が国の「保守」陣営の米国に対する隷属っぷりを見せつけられた韓国人は「ウリナラ(韓国)には威勢の良いチョッパリ(日本人野郎)の「保守」も米国には奴隷に成り下がっている! ならば我々は米国に取り入る事でチョッパリなど簡単に屈服させてやるニダ!」と考えるであろう事は想像に難くありません。大国の力を借りて敵国を従わせる、・・・余り褒められるようなやり方ではありませんが周辺を強国に囲まれる韓国の立場からすれば決して悪い手ではありません。むしろ自国の国益を追求する為なら手段を選ばない韓国こそが「普通」なのです。米国は韓国など比較にならないほど悪辣で阿漕ですが「保守」陣営でそれに対してビシッと云えるのは藤井聡氏などの[クライテリオン]メンバーを除けば西尾幹二氏と高山正之氏くらい。しかもその御二方で高山氏は専ら歴史認識絡みの御題ばかりで経済や財政については全くと云って良いほど語りません。高山さん! 歴史問題ばかりでなく是非経済や財政方面の米国の悪辣さについてもどしどし語って下さい! 米国の悪どさは経済・財政方面にこそ如何なく発揮されているのですから・・・。
最後に、「「保守」陣営の諸君! 君達は歴史問題にばかりに熱心でそれ以外の分野―特に経済・財政・公共サービスなどの分野―への関心が極めて薄い「知的栄養失調」と云う病に罹っている。この病に対する唯一の処方箋、それは「もっと経済を! もっと財政を!」である。「保守」派諸君! 好き嫌いはいけません!」
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