完全に新自由主義と云う名の伝染病に冒されてしまったと思っていた産経新聞が何と!水道民営化についての記事を立て続けに報じました。-https://www.sankei.com/life/news/181104/lif1811040037-n1.html(1) https://www.sankei.com/life/news/181104/lif1811040037-n2.html(2)「水道民営化に根強い抵抗感 料金高騰、水質悪化・・・海外では暴動も」(産経ニュース)  https://www.sankei.com/life/news/181104/lif1811040047-n1.html「水道法改正案 野党「「命の水」の商品化」と抵抗」(産経ニュース) まず、最初の記事ですが「根強い抵抗感」と書く所がいかにも新自由主義の悪影響の深刻さが窺えますが水質悪化などの弊害が甚大で海外では悉く失敗に終わっている事、更に新潟県議会で自民党が野党が提出した水道法改正案に反対する意見書に賛成に回った為に可決された事をきちんと書いています!驚きです。あの産経ですら水道民営化の実態を調べてみていや、流石にこれはちょっと・・・と云う結論にならざるを得なかったのです。 次に2番目の記事によると野党が水道民営化を「「命の水の商品化と評しています。素晴らしい!今の我が国でこれほど的を射た指摘は滅多に耳にすることは出来ません! 更に海外では水道民営化は失敗続きで再公営化が進んでいる事から「日本での議論は時間の逆戻り」と当然過ぎるほど当然のツッコミを入れ、「水道は民営化に向かない」と田中角栄が現役の頃の自民党なら議論すらされなかったであろう常識以前の反対論を述べています。どうやら野党は自民党に比べて新自由主義と云う名の伝染病の病状は軽かったようです。これを機会にこの忌まわしい伝染病の完治を目指して頂きたい!健闘をお祈りする! 問題は自民党、産経新聞、「保守」論客すなわち「保守」陣営です。こちらの方はこの伝染病の病状は手遅れではないとは云え相当深刻です。その原因は矢張り「保守」陣営は戦後、保守すべきものは何か? 一体何を規準(クライテリオン)とすべきか? この最も重要な論題から逃げていたからだと云わざるを得ないのです。

 最後に、産経新聞を筆頭とする保守に属する全ての諸君!戦後君達は明らかにボタンを掛け違えた!今すぐ昭和20年8月15日に時計の針を戻せ!真の愛国主義者になる為に!