https://www.rodo.co.jp/news/38516/「採用が進まず人手不足拡大 財務省調査」(労働新聞) 「ヒト」が足らない、しかし採用が進まない。何故なのでしょうか?理由としては「少子化だから」「都市部はともかく地方では若い人が都会へ出て行くから若い人が少ない」が挙げられると思います。アタシもそれは否定しませんがこれを含め仕事・労働絡みの問題で常に労働者側、特に若い人にばかり問題があるとする見方が多いのは余りにも不公平です。到底納得出来ません。企業側の問題も決して軽くない、いやむしろ企業側の責任が大半ではないかと思うのです。そもそもこれまで不況を大義名分にして新規採用を極端に渋り、90年代後半から始まった大メディアの「構造改革が必要」「これからは大競争時代」の大合唱に乗っかって成果主義や能力主義を有難がり(大体流行を追い駆けている時点で企業のトップとして軽蔑に値すると思うのですが・・・)、その結果業績が悪化するとやれ「若者の車(他にも沢山バリエーションが有りますが)離れ」だの「今の若者はチャレンジ精神が足りない。我々の若い頃は・・・」などと若い人に上から目線で説教を垂れる経営者が後を絶ちません。そのような経営者は企業側の問題点を指摘することはまずありません。若い人に説教を垂れる前にまずは我が身を振り返れと申し上げたい。「俺は若い人や若手社員に一体どれだけの事をしてやれただろうか?俺が若い頃に成果主義や能力給を導入すると言われたら賛成しただろうか?いや、そもそもこの制度の下でマトモにやって行けただろうか?」と。
それでは最後の一言、「「今の若者は仕事を選り好みしている!甘ったれるな!」だって?・・・今の台詞、そっくりそのままアンタ等(経営者、特に売国経団連や反日侮日経済同友会の団塊経営者)にお返しする。アンタ等こそ選り好みせずに仕事を求める人をバンバン雇ってやれ!給料・ボーナスも気前良くジャンジャンはずんでやれ!それだけで景気は絶好調!序にアンタ等の故郷に銅像が建つぜ!「偉大な経営者」としてな!」
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