財務省批判の急先鋒だった三橋貴明氏の逮捕で財務省と闘うのは政治家、それも政党が一丸と成る必要が有るとアタシは痛感しました。ではその政党はと言えばー少なくとも現時点においては自民党をおいて他には有りません(勿論有力な民族主義の政党が台頭すれば話は別ですが)。他の野党はと言えば・・・今更言うまでも有りませんよね?それに自民党には財務省と闘う「大義名分」が有ります。今は亡き故橋本龍太郎氏は総理就任時に行財政「改革」を断行しました。ところが不況は悪化する一方。そりゃそうです。この「改革」なるものはどう見たってインフレ対策だからです。デフレ不況の日本でこれをやれば傷口は広がる一方です。案の定、不況は益々深刻化し、零細な商店や中小企業の経営者はなどは次々と倒産・自殺に追い込まれました。その中に橋本氏の御友人の中小企業経営者も含まれていました。この一件で橋本氏はようやく事の重大さを痛感し、平成13(2001)年の自民党総裁選で「・・・深くお詫びしたい」と陳謝する羽目になりました。実はこの直後橋本氏は若手議員に対し「(行財政改革は)大蔵省(現財務省)に騙されたよ」と漏らしたそうです(詳細は菊池英博氏の御著書、「消費税は0%にできる」を参照)。
自民党の議員の皆様!ここまで言えば貴方方が為すべき事は分かりますよね?このように叫び、闘う事です!「今こそ、橋本先生の無念を晴らそう!」と。
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