体が物凄くだるく、寒気や頭が重いなどの症状があったので医師の診察を受けたらインフルエンザ(B型)と診断されました。寒気が中々抜けていかないとても寒い日々が続いています。読者の皆様、どうぞご自愛下さい。さて、つい先日鬼籍に入られた西部邁氏が特に批判していたテーマの一つに「構造改革」があります。西部氏は「構造改革」なるものを「アメリカ流儀への追随を謳いあげるものである」と喝破しておられましたがまさにその通りで日頃から自民党のことを「ポチ外交」だの「対米追随」だの罵声を浴びせる大メディアが鬼の首を取ったように批判してもよさそうなのに「構造改革」を小泉政権期にはっきりと反対する論陣を張っていたメディアは有力(?)な所では日刊ゲンダイと日共の赤旗くらいではないでしょうか?・・・どうやら大メディアでは当時、否今に至るまで「構造改革」は表立っては批判しないーすなわちタブーになっているようなのです。何故なのでしょうか?第一、「構造改革」を実際にやってみたところで何か一つでも「改善」した点があったでしょうか?消費税をはじめ税金は上がる一方、年金などの社会保険料も上がる一方、竹中平蔵を筆頭に「新自由主義」の邪なクズ共に閣僚や審議会の委員のポストを与えやりたい放題やらせていました。攻撃材料として「構造改革」ほど都合の良いものは無いはずなのですが・・・。そこで自分が聞き齧った程度の薄っぺらい知識で出した結論は「歪んだエリート意識」です。かつて高山正之氏が産経の記者時代に朝日新聞が報じた旧日本軍の「蛮行」を疑問視したところ朝日の幹部が怒鳴り込んで来たそうですが日本の大手の新聞社やテレビ会社の社員というのは「オレ達が日本の行く末を決めるんだ!愚民、もとい庶民は黙って従えばいいんだ!」のように考えている者が多いのです。「構造改革」によって庶民の生活が悲惨なものになればなるほど彼らの「歪んだエリート意識」にとっては都合がいいでしょう。なにしろ「貧乏になったのはお前達の自己責任だ(実際イラク戦争時「自己責任論」が喧しかったのは記憶に新しいところです)。努力が足りないからだ。オレ達が何故こんなに高給取りなのかって?決まっている。オレ達は優秀だからだ。」と庶民達に対して威張れますから。説教出来ますから・・・。庶民が裕福になる為にはどうすればいいか考えることなど彼らにとっては面白くも何とも無いのでしょう。
又もやつまらない文章になってしまいました。本日はこれで失礼致します。
![]() |
保守の真髄 老酔狂で語る文明の紊乱 (講談社現代新書)
Amazon |
![]() |
世界は腹黒い―異見自在
Amazon |

