タレントさんからの相談で最も多いのが
『芸能事務所を辞めたい』
『事務所との契約を解除したい』
という内容のご相談です。
『契約書には3年契約と書いてあって・・・』
と相談されることが多いのですが
実は、契約時から1年経過していれば契約は解除できるケースがほとんどです
通常、芸能事務所とタレントとの間では
専属マネージメント契約専属芸術家契約
というタイトルの契約書を作成します
この契約書には2、3年の契約期間が定められており、
期間満了したら自動更新というのが通常です。
『なのに契約途中で解除できるの?』
と思うかもしれませんが、
芸能事務所とタレントとの契約は、
実は、ほとんどの裁判例で
労働契約
と認定されています。
労働契約と認定されると契約書に2、3年の契約期間という規定があっても、
労働基準法附則第137条により、契約から1年経過すればいつでも解除することできます
なので、契約書に何年契約と書いてあろうが、
契約から1年経過した時点で、芸能事務所との契約を解除することができます
もっとも、これはアイドルや売り出し中のタレントが対象になってきます。
年収が数百万(目安としては同年代の平均年収以上)ある場合や、ミュージシャンの場合は独立性が強く労働契約との判断を受けない可能性があります。
また、逆に『1年経たないと契約が解除できない』というわけでもありません。
この場合に解除できるかはケースバイケースとなります。
では、契約解除したい場合には具体的にどのような手段で契約を解除していくのか
これについてはまた別の記事で紹介することにしますね
写真はこの前『直撃Liveグッディ』に出演したときに、友達が送ってくれたものです
★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。
ERA主催:第1回シンポジウム開催決定
日時:2017年12月13日開催
『芸能界の光と闇(仮)』
★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。