切腹 | くにすけの独り言

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V系音楽からドラマ、野球、家族ネタまでオールマイティで独り言します。

毎度チューリップ赤

 

あけましておめでとうございます。

今年もよろしく御願い致します。

 

新年早々なんちゅータイトルだってのね。

 

いつもだと、クリスマスや年末年始の予定を

忘れないようにメモするのですが、

今年は入院日記からのスタートとなります。

新年早々嫌な話だ。

 

12月14日〜21日まで癒着性イレウスとなり、

入院してたのだが、退院日に様子がおかしくなり、

一応退院はしたものの、その日はダウンしてた。

結局何も食べれず、薬飲んで落ち着いたかなと思い、

日曜に会社行ったり、仕事したりしてたものの、

やっぱりリバース。

 

仕事もあったので無理くりやってたけど

24日の午後からリバース祭りとなったので

これはヤバイとなり、25日の朝、子供達が

プレゼントを見て大喜びした姿を見届けると同時に

呼吸困難になり、全身痺れて動けなくなり、

親父に頼んで救急まで乗せてってもらい、

自力で申し込みまでやってすぐに呼ばれた。

幸い朝の6時半だから人もいないし。

 

病院に来た時はまともに動けなくて

CTの検査とか大変だった。

また悪夢の鼻から管突っ込んでもらうんだけど

右からお願いしてやってもらったものの

狭いから入らないって言われて

結局左から突っ込んだ。

二度死んだわ。

 

それよりも呼吸が苦しくて気を失いそうになった。

 

造影剤入れて検査し、やっぱり癒着してるのが

わかり入院となる。

 

検査後、病室に行く途中、造影剤を全部リバースして

ようやく病室に入れた。

 

看護師さんみんなにおかえり❤️って言われた。

 

今回の部屋も問題児がいる(笑)

 

部屋に携帯でバンバン電話してるおっさんがいるの。

着信も音消さないし、かかってきても普通に出るし。

50〜60代なのにアジア系の若奥様と2才ぐらいの

可愛い子持ち。

お爺ちゃんだと思ってたのに子供はパパって言ってるし

若奥様はアイシテルヨって言ってるし…。

電話越しに聞こえてくるってどんだけ。

まぁ、羨ましい限りで…。

しかもこのおっさんのイビキがまたうるせーのなんの。

 

しょちゅうデカいイビキかいてやがる。

 

隣のじっさまが「うるせーな」ってボヤいてて

笑えてきた。

 

そんな中、私はと言うと3日様子みたけど改善が

見られないので手術が決定してしまった。

 

またか。

 

でも胃液も止まらないし、鼻の管抜いたら

またリバース祭りになるのわかってるので仕方ない。

 

 

 

因みにこれが胃の中に溜まってる液。

鼻から入った管が胃の中まであり、

管に注射器を指して吸い出すと出てくる仕組み。

この液体が2時間置きに胃に溜まる。

飲食物入れると更に時間が短くなる。

 

自分で胃液を出す術を見つけて、やってたら先生に

「器用な事しますね」って驚かれた。

 

でもそうしないと追っ付かない。

ほっとくと溜まってって気持ち悪くなるだけだから。

 

看護師に言えば注射器で吸い取ってくれるんだけどね。

いちいち言うのめんどくさいから自分で調整した。

それでも追いつかない時は点滴交換のタイミングや

検温等のタイミングで抜いてもらってた。

 

その後、29日にめでたく手術が決まり、

28日の夜は翌日に備えて早く寝ようと

21時30分には寝た。

 

…が、0時前後で猛烈な腹痛に見舞われる。

 

一応トイレ行ったけど、もはやそう言う状況でない。

まともに歩けない。

トイレ帰りにナースステーション行って看護師さんに

「お腹痛いっす、ヤバイっす」と告げる。

「痛み止め用意するね」って言われた。

 

暫くベッドでのたうちわまってたけど

改善の兆しが全く見えない。

これ、ガチでヤベーってなって、ナースコール連打。

死ぬかもって思い始めた。

 

俺も普段ナースコールは押さないから

看護師さん達には珍しいというか、

これはよっぽどだと理解してくれた。

 

ベッドのままCT室へ移動しようとするも

気持ち悪くなってリバース。

しんどくて半目でリバースしてた。

 

すぐにCT検査したけど、「ガー、グオー」しか

言えない。

色々聞かれてたけど痛みと吐き気と痺れで

それどころじゃない。

 

造影剤入れて暫くして吐き気がきて

「もどす×2」って連呼するも、

胃の中空っぽだから何も出ない。

嗚咽だけ。

これはチャンスとすぐさまCT撮る。

 

結果、また新たに腸閉塞になってるって言われて

すぐさま緊急手術を行った。

 

時間はわからないけど夜中の2時ぐらいだったのかな?

 

すぐに全身麻酔してもらって切腹。

 

明け方に手術は終わってたものの、

起こされた時にはまだ吐き気が取れず、

すぐにリバース。

薬品臭くて仕方なかった。

麻酔が残ってたのかな…。

 

その日、夜には動けるよって言われたけど

全然それどころでもなく。

 

胃の中の物はまだ出てるし、

傷口痛くて身動き取れない。

ずっと天井を眺めてた。

 

頼んでもないのに寝る前に看護師二人に身体洗われた。

股間もわしゃわしゃと弄ばれて…

 

違う。

 

しっかり洗って貰ってスッキリした。

あまり可愛くない看護師でよかった(笑)

可愛い子だと恥ずかしいもん。

 

翌日、昼前に強烈な痛み止め入れられたら

また吐き気と目眩が酷くなり、ダウン。

 

15時頃に回復して、歩行スタート。

 

とにかく胃の中からでる物をなくさないといかんし、

空になれば吐き気は無くなるし、腸も動くからと

とにかく動いた。

傷口痛くてまともに歩けないけど。

 

看護師さんに少しは休まないと…って言われるぐらい

歩き続きけた。

痛み止めを軽くして貰ったら調子良くて、

このうちにって思って。

 

不思議なもので最初は右手に点滴棒、左手は手摺りがないと

歩けなかったのに何回も行くうちに手摺りも棒もなしで

行けるようになる。

 

翌日、嬉しいことに吐き気がなくなった。

でも胃液はまだちょっと出るのが心配だったけど

鼻の管は抜かれた。

 

ついでにち●ち●の管も抜いて貰った。

 

可愛い看護師が来たら嫌だなーって思ってたけど

おばちゃんが来てくれたから一安心。

 

「1、2の3でいくよ」と言われスッと抜けた。

 

ふう、これでスッキリ。

 

重症個室で一人部屋に罪悪感が出たので

すぐに大部屋に移してもらった。

 

飲み物解禁になったのでポカリ飲んで

引き続き歩行訓練を繰り返した。

 

おかげで吐き気は完全に消えた。

 

大晦日だったので紅白を前半だけ見て

就寝するも傷口の痛みで中々寝付けず

結局2時間しか寝れなかったけど

ガスも出たし、尿意もバンバン来るから

一安心だった。

 

俺の年越し蕎麦は点滴だったな(笑)

 

年が明けてお昼から早速五分粥スタート。

 

 

 

 

 

これが俺の正月料理か…。

食べたらお腹膨れたのでいっぱい動いたけど

晩ご飯食べれず、フルーツだけで翌日の朝ごはんは抜いた。

まだ便も出てなかったから溜まってたのもあったと思う。

 

これは寝不足も重なって体調が良くなかっただけで

ぐっすり寝たら回復した。

翌日便も出た。

 

そもそも今の部屋はトイレの前の部屋で

ひっきりなしにみんな来るから

うるさくて寝れないんだよね。

 

そんなこんなで順調に回復して、退院の話になるも

6日と告げられたので、なんとか5日で

お願いできませんか?と頼み込み、

5日にめでたく退院となりました。

 

壮絶な入院生活だったなぁ…。

 

でもこの病気はいつ、どのタイミングで起こるか

わからないから爆弾背負って生活しなきゃならない。

一度腹切ると可能性が高いらしい。

 

椎間板ヘルニアといい、腸閉塞といい、

厄介な病気に目を付けられたものだ。

 

二度と起こらないことを祈る。

 

月に祈る。

 

ほんじゃまたパー