ψ  筆者作 「夜のカフェ」F10油彩

 道に迷ってホテルへの帰り道が分からなくなるというリスクを孕みつつ、町をランダムに歩いた。小洒落た店が並ぶ明るい通りを過ぎ、暗い一角にポッと仄明るいカフェがあった。どこかイマジネーションを唆る愛らしい時空との予期せぬ出会いも、筆者にとっての旅の目的物である。