いずれも「常設ギャラリー」で別々の作品としてアップしたものだが、実は同じ場所を分離したものだ。(一部造形処理上の必要性からの変更有り)
現場取材はいろいろ大変なものがある。いかに効率的に質量とも充実した成果を残すか、これはとりわけ海外取材など費用のかかるものなど重要な問題である。
例えばキャンバスに直接油彩で描く場合を別にして、大きな風景を大きなスケールで描きたい場合、10号のスケッチブック程度なら他の画材と一緒に背負えるがそれ以上となると、荷物が二つになるし、スケッチブック自体もあまりないだろう。
その場合の私のは「裏技」は、スケッチブックを「見開き」で描いてしまう。当然ウラと表を使うわけだが、スケッチ自体の独立性にこだわらない、油彩の資料としてのものならこれで十分取材できる。つまり、10号のスケッチブックで20号の絵が描けるわけだ。同様に6号なら12号となる。
風景で大事なことはできるだけ大きなスケールで、のびのびと描くことだ。
これだと、大きく捉えた風景が一枚の絵でもったいない場合、逆に件のごとく2枚に分けられる。この場合だとM60号程度の絵になっていることになる。
絵描きはバカではつとまらない。(^^)