世の中には絵画芸術とか絵描きとかへの認識が非常に甘かったりずれていたりする人がいます。勿論それらはそれぞれのレベルや立場でどう捉えてもよいのですが、一番いけないのはそういう自分の尺度で物事をはかろうとすることです。先ず通用しないと思って間違いない。
orionさんは自らも描き、絵画を愛し、佐伯を敬愛してます。佐伯関係の本は出版されたものは全部集めてます。私などよりは佐伯には遥かに詳しい。
作品でも著作物でも、何か世に出そうと思ったらそういう存在があると言うことを認識すべきと思います。
世の中には、ウソやハッタリやゴマカシや商業主義が溢れています。ウンザリしますし、時に我慢がならない。絵画芸術の世界ぐらいそういうものは御免被りたい。
もし自分の言ってることが正しいと思うなら、それを支持するなら堂々と対応すべきと思います。
私も落合論文を最初に読んだ時、「これは凄い!」と思いました。微に入り細にわたり、調査している風ですし、関係媒体や評論家等専門家も個人ももその説得力に、うなずくものがあったと思います。だからこそ大手通信社から出版もされた。私は落合さんの言う「俗流評伝」のなかで育った人間ですが、俗流評伝側も「権威主義」が蔓延り、相変わらずの「探偵ごっこ」風で新鮮味なく、それを覆すような新たなものには期待もありました。しかし当初から以下のような点については否定的だったり疑問がありました。
〇佐伯芸術への米子の関与は既に書きました。
〇佐伯の「線の曲がり」等「馬の目画法」に関する「メニエル病」の影響。これは私もキャリアであり、それは内耳の疾患であり、耳鳴り、眩暈から最悪難聴に至るが視覚に影響しない。これは専門家であるorionさんの方が詳しいと思います。
〇当時本邦軍国主義は全盛期。世界中に情報網を張り巡らせている。軍部に影響力あるものならそういう情報はいくらでも手に入る。第一ある宗教団体のトップが傘下の寺の息子を「草」にするなどというのはマヌケなこと。何を調べさすと言うのか。
〇藤田嗣治はパリ社交界のオカッパ頭の豚児。甘粕正彦も「超有名人」このハデハデコンビが草になり得るわけがない。
〇吉園周蔵と佐伯がそんなに関係が深いなら何故佐伯の他の評伝に吉園の「ヨ」の字も出てこないのか。
〇「救命院」が本当にあったのなら何らかの記録があるはずだ。
〇リンチや謀殺に至っては相当な確証でもない限り、当該本のリアリティーの足を引っ張るだけだ。
〇その他いろいろありますが、本邦の美術関係のいろいろな人間が真贋事件等で翻弄されました。
落合さんが新たな動きをするそうですが、その前に等々のことで、自分の口から答えるべきと思います。そうでなければあの「労作」は歴史の闇に葬り去られることとなるでしょう。
orionさんは自らも描き、絵画を愛し、佐伯を敬愛してます。佐伯関係の本は出版されたものは全部集めてます。私などよりは佐伯には遥かに詳しい。
作品でも著作物でも、何か世に出そうと思ったらそういう存在があると言うことを認識すべきと思います。
世の中には、ウソやハッタリやゴマカシや商業主義が溢れています。ウンザリしますし、時に我慢がならない。絵画芸術の世界ぐらいそういうものは御免被りたい。
もし自分の言ってることが正しいと思うなら、それを支持するなら堂々と対応すべきと思います。
私も落合論文を最初に読んだ時、「これは凄い!」と思いました。微に入り細にわたり、調査している風ですし、関係媒体や評論家等専門家も個人ももその説得力に、うなずくものがあったと思います。だからこそ大手通信社から出版もされた。私は落合さんの言う「俗流評伝」のなかで育った人間ですが、俗流評伝側も「権威主義」が蔓延り、相変わらずの「探偵ごっこ」風で新鮮味なく、それを覆すような新たなものには期待もありました。しかし当初から以下のような点については否定的だったり疑問がありました。
〇佐伯芸術への米子の関与は既に書きました。
〇佐伯の「線の曲がり」等「馬の目画法」に関する「メニエル病」の影響。これは私もキャリアであり、それは内耳の疾患であり、耳鳴り、眩暈から最悪難聴に至るが視覚に影響しない。これは専門家であるorionさんの方が詳しいと思います。
〇当時本邦軍国主義は全盛期。世界中に情報網を張り巡らせている。軍部に影響力あるものならそういう情報はいくらでも手に入る。第一ある宗教団体のトップが傘下の寺の息子を「草」にするなどというのはマヌケなこと。何を調べさすと言うのか。
〇藤田嗣治はパリ社交界のオカッパ頭の豚児。甘粕正彦も「超有名人」このハデハデコンビが草になり得るわけがない。
〇吉園周蔵と佐伯がそんなに関係が深いなら何故佐伯の他の評伝に吉園の「ヨ」の字も出てこないのか。
〇「救命院」が本当にあったのなら何らかの記録があるはずだ。
〇リンチや謀殺に至っては相当な確証でもない限り、当該本のリアリティーの足を引っ張るだけだ。
〇その他いろいろありますが、本邦の美術関係のいろいろな人間が真贋事件等で翻弄されました。
落合さんが新たな動きをするそうですが、その前に等々のことで、自分の口から答えるべきと思います。そうでなければあの「労作」は歴史の闇に葬り去られることとなるでしょう。