≪武蔵野在住作家絵画展≫が土曜のオープニングパーティーを皮切りにスタートした。当日は悪天候にもかかわらずおそらく100数十人が集まったと思う。これは前回の≪武蔵野バルビゾン会展≫のそれをを上回ったもと推定される。
出品者もほぼ全員が揃い、一般参加者も含め歓談の輪が其処此処に見られた。一部、二部と分かれた音楽会も盛況で、ラストの「オーソレミオ」に至り酔いも手伝ってか一緒に歌う人も見られ、閉会後も俄かに立ち去るわけでなく、余韻を楽しむかの光景が長く続いたようだ。
相当酔った年配の出品者が私のところへ何度も来て、そのたびに耳元で「私椅子片付けますから…」と同じことを言うので最後は「ハイハイ、わかりました、ではお願いします。」というと、閉会後本当にそうしてたのには笑ってしまった。画歴を見るとその人、相当の実績あるベテラン画家だったが、もう一人、ヘベレケで、一部の人には「うるさい爺さんだな!」と思われたかもしれない人がいたが、この人もかつて人ぞ知る登竜門的準公募展でグランプリを最後まで争った実績のある画家だった。またもう一人のベテラン画家を若い出品者が囲んでいる、何かお説教されてるいるような光景があったが、これは美大の大先輩で、後輩に何か絵画こ関することでアドバイスのような話をしているらしかった。ともかく老若男女、他にも作品とは別に「人間模様」のようなものも垣間見られこれはグループ展の良さではないかと感じた。
先輩後輩といえば、今回広告を出した美術誌の担当者夫妻の出席も得たが、夫君は私の後輩、夫人は本人は芸大出身の日本画家で、その両親も件のベテラン画家や他の数名の出品者と同じムサビの同窓だそうで、偶然というより何か縁というか特定世界はどこかで繋がっているもんだなという感慨を得た次第。
さて我が御大は今日日曜も朝から、車で来たのも忘すれて、昨夜の残りのワインなどを来訪した小平市長などと開けたそうで、ともかくも順調なスタートを切ったようだ。