右 ▲愁侫ア名称不確認
中の左 シャルトル「非対称教会」
右 ぅ愁侫ア「アレキサンダーネフスキー」
下 ゥ僖蝓屮痢璽肇襯瀬燹
上掲はいずれも0号の油彩。モノクロームで描いたもの。
「モノクロ絵画」技法は古典絵画の一部でよく行われていたこと。グリザイユ、カマイユ、テンペラミスタなどの「(フォルム描写と着色の)分離画法」の原理である。これは実は合理的な画法と言える。一つは色彩に惑わされず純粋にフォルムを追えるということ。もう一つは自然の一部は実際にそうなっているからである。例えば黄色い家を油彩で描く場合、終始黄色い絵の具を塗った場合と何某かのモノクロームで塗り後から黄色を着色した場合とでは見え方のリアリティーが違う。勿論後者の方がリアリティーがある。実際の建物はそうなっているからである。前者は余程上手く処理しないと必要以上に重たい黄色になってしまう。
この画法は印象派以降の「色・形同時進行」画法で駆逐されがちとなったが、私の風景画はそれほど極端ではないがそう言う考え方を援用している。