Ψ転載記事

以下具体的に述べます。
 「八紘一宇」の意味をご存知ですか?これは日本書紀に現れた神武天皇の言葉とされています。
 「世界は隅々まで天皇を中心に戴く一つの家」と言う意味です。
 これが日本、朝鮮、満州、支那、蒙古の「五族共和」から大東亜共栄圏の思想に結びつき、朝鮮や中国侵略と言う具体的形に表れたのです。
 この「大東亜経営」に対しその石油など戦争資財を封じ込めるため敷かれたのが、A(アメリカ)、B(ブリテン)、C(チャイナ)、D(ダッチ)の、いわゆるABCDラインと呼ばれる対日包囲網です。これをを打ち破るための序章が「真珠湾攻撃」です。
 その結果が「ヒロシマ・ナガサキ」ではないですか!
 太古のロマン溢れる神話の世界で済みますか?!

 もう一つ例を挙げます.以下は明治以来日本の「富国強兵」のプロパガンダとしてオシメの取れない子供の時から歌わされた歌です.誠に「見事なもの」です。思わず私も「お国の為に死んでも良い」とさえ思います。

 http://www5f.biglobe.ne.jp/~futakoz/versoj/v-senzenkayou/genkou.htm

 これは時の執権北条時宗を歌ったものです。 
 即ち蒙古の大群が押し寄せた≪国難≫の時、「八百万(やおよろず)の神々」に守られた「神国日本」に≪大風≫が吹き敵を殲滅させたと言う歌です。
 この時吹いた風からとったのが「≪神風≫特攻隊」ですよ!
 神風特攻隊の事を思いうかべることなく八百万の神々が描けますか!

 このような例は他にはいくらでもあります。
 つまり、神話の本体を捉える前にそれに付着した忌まわしい国家権力の罪を創造者の責任として受け止めれるかと言う事です。
 そうしたことに日頃認識を持つことが、後になって戦争画を描かされて忸怩たる思いをするよりよほど大事でしょう。
 そういうことを言いつづけることが「言論・表現の自由」なのです。