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Ψユーリー・イワノビッチ・ピメノフ「待つ」・油彩

 芸術とはいつも人生や人間について大上段に構えたモテイーフばかりを扱うわけではない。ほんの日常性の一瞬を切り取って、それらの本質を垣間見せるものもある。この絵はやや文学的に過ぎるところないわけではないが、沁みる!
 高い金を遣って取材したヨーロッパ風景も絵なら、窓についた雨粒も絵、絵って面白いね~! 


 私は便宜上ではあるが一応絵画を以下の様に分類している

 ≪表現派または表現主義的傾向≫
〇自然や女性の美しさ、人間の内面、情緒性等を「表現」する。色や形はその「手段」
〇印象派以前、古典主義

 ≪造形派または造形主義的傾向≫
〇上記のような表現性は薄らぎ、色・形が何かを伝える為の手段ではなく、そのものの固有の生命が「造形目的」となる
〇セザンヌ以降、現代美術までの一連の流れ


 上記の絵は前者に於いて、以下は後者に於いて私の好きな絵である。

 http://sunsite.sut.ac.jp/cgfa/gauguin/p-gauguin6.htm