小泉が「三位一体」なんて行政改革なんかで抜かしているが、あんなもんに使われたくないってアンドレイ・ルブリョフが言いそう!
通常キリスト教では「父・子・聖霊」を三位一体という。「父と子と聖霊の御名においてアーメン!」というやつである。言うまでもなく父は神、子は神の一人子(ひとりご)たるキリスト、聖霊はぜん宇宙を支配する神の意思、メッセージというとこだろうか?
キリスト教絵画の図像学(イコノグラフィー)ではこの聖霊は「白い鳩」で表す。上記作品でも神が白い鳩を放している。「聖母子」像は世界で一番多く描かれたモティーフだろう。
ところで私も変換間違いに気がつかずその道の専門家から指摘されたことがある。三位一体の「せいれい」は「聖霊」であり「精霊」ではない。後者は森羅万象に宿るもの。だから人形などに宿るのは「精霊」でよい。