皆さん、ばんこちはようにちよう大工!←もうぐちゃぐちゃ

 

プログレ特集が終わりそうで終わらない想定外。終わりたい…終わりたくない…♫ 

 

予告編。そうですね。あとは魅力ある特集としては、「イタリアンプログレ」「ブリティッシュプログレ」「メランコリック」「女性ヴォーカル・完」「大御所の意外な参加作品」これくらいでしょうか。(順不同です)

 

あと3~4回と言い続けている伸ばし伸ばし詐欺か? ^^)  いえ、私は詐欺師ではなく葛藤師です。←葛藤師ってなに? 多分、これらを掲載したらプログレ名曲特集は一旦終わると思います。

 

 

さて、寝言は寝て言え ということで、今回はプログレの王道である「シンフォニック・プログレ」の最終回でございます。

 

 

シンフォニック・ロックとは? 辞書によると(緑字)

クラシック音楽の交響曲(シンフォニー)や、曲想の展開等を持つロック。シンセやメロトロン、実際にオーケストラを駆使して得られるシンフォニック・サウンドをアレンジに加え、厚みや広がりを持った作品に仕上げるのが主な特徴。 

 

ロックを基本にシンフォニック・サウンドを積み上げていく、というスタイルのバンドには、イエス、初期キング・クリムゾン、ELP、ムーディー・ブルース、キャメル などがいる。その他にエニドの様に、クラシックそのものに聞こえ、本来ならオーケストラが演奏する方が自然な曲を、ロック・バンド形式で演奏する者も存在する。

 

ふむふむ、確かに。ルネッサンスバークレイ・ジェイムス・ハーヴェストを忘れていますけど。

 

やはり、シンフォニックというのは、プログレバンドに多いのは事実ですが、ハードロックや他ジャンルでもシンフォニック的な手法が使われる場合もありますね。ハードロックバンドであるレインボウ「スターゲイザー」はシンフォ的と言えなくはないし、エリック・カルメンはポップスですが、「All By Myself」という大ヒット曲は、ラフマニノフピアノ協奏曲まんまという話は有名。

 

クラシックはメロディアスな要素が大きいので、ポップスやプログレの参考になったり時にはクラシック音楽と似通ったアンサンブルは見られるかと。

 

 

 

過去のシンフォプログレ掲載では?

で、プログレ名曲特集の第4回では、The Enid、 Tribute、 Camel、 Sagrado Coração da Terra、 Coda、 Finch、 Mandalaband、 Kerrs Pink、 O TERÇO をご紹介致しました。こりゃ今バンド名を見てるだけでも世界のシンフォ・オールスター・バンドの様相でワクワクするような極上シンフォバンドの面々。

 

また、プログレ名曲特集の第27回では、Moon Safari、 PFM、 Martin Darvill And Friends、 Craft、 Latte e Miele、 Eris Pluvia、 Ibis、 Lo-Fi Resistance ご紹介致しました。これまたセンスの塊のようなバンドばかり。

 

 

 

今回は?

このようなシンフォプログレの紹介では、勿論まだまだ超名曲が紹介し切れていません。ルネッサンスは他の回でご紹介しましたので、敬意を表してこれだけは落としてはダメだろうという名匠シンフォプログレバンドとハイ・クオリティな楽曲を集めました。

 

なんとシンフォプログレの大御所でありながら、なぜかご紹介が遅れてしまったアンジュバンコには大変失礼してしまいました。(-_-;) <(_ _)>

 

また、今回はスケールのデッカい曲と透明感のあるメロディアスな曲をテーマに複合選曲しました。では、プログレの醍醐味でもあるシンフォプログレの名曲の数々をどうぞ!

 

 

 

 

スケールのデカい系5連発!

 

 

★ Les larmes du Dalai-Lama / Ange

プログレ名曲特集44回目にしてお初とは、大御所に大変失礼しました。<(_ _)> アンジュとは、フレンチ・シンフォ・プログレの大御所で、欧州プログレを聴く方々なら初めに聴く様な王道プログレです。

 

私も何十年も前に知りましたが、実は聴き始めの印象はそんなに良くなかったですね。 自分としては本当の良さに気付くのが遅れるのは珍しいこと。

 

それだけこのバンドの懐の深さというか、スルメイカ味的渋さというか、奥の深いバンドのように思えます。

 

で、様々なアルバムを聴いて来て楽曲の多彩性や個性が凄く、それぞれの良さがあり、中々今回の選曲に入れたい曲は多数あったのですが、今回はこの曲とバンコの下記曲をどうしてもご紹介したくて、「スケールデカい特集」を考えました。テーマが先ではなく、曲調からテーマを設定しました。 ^^) _ 超名曲!

それまでの
アンジュ曲と違い、「いきなりぶっ飛ぶバカデカいスケール感に度肝を抜かれた!」というのが初めて聴いた時の感覚。今でも覚えてますね。「こりゃ、スゲエな!」という感じ。オペラチックでオーケストレーションの迫力がありながら、プログレ特有の異世界的な独特の雰囲気も併せ持っている最強の楽曲!!

 

ただし、欲を言えば元CDの音質はヴォリュームが低いし、立体感もやや不足。元録音はかなり音がいいはずなのでリマスターCDで再発して欲しい! これはバンドやスタジオエンジニア側ではなく、最終段階の音処理班に問題があるのだと思う。でも、音量を上げて聴けばスタジオ内では、とんでもない迫力とサウンドで演奏しているのではないか?と感じ取れると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Sirene / Banco del Mutuo Soccorso

イタリアの超大御所有名プログレバンド。イタリアンプログレでは私の場合、PFM、バンコ、オルメ というのがビッグ3ですね。あとは、Latte e Miele とか イ・ プー とか チェレステ とか色々良質と感じるアーティストは沢山ありますが。

 

アンジュの上記曲と並んで今回のスケールデカい部門ではトップ2! 聴いた当時腰抜かしたスケールのデカいノリノリの曲。アンジュの広大な世界観に対し、こちらもスケールがデカいのですが、より追走感がスゴイ曲。ライヴで大音量で聴いたら気絶しそうだ。笑

 

いつか、クラヴチッタに来日するという話があって、チケットを買おうと楽しみにしていたら、ヴォーカルのフランチェスコ・ディ・ジャコモさんが交通事故で亡くなるという悲劇が… 泣 悲 ショックでしたね。あのヴォーカルでこそバンコ!!と思っていたので。名ヴォーカリストでした。聴いて頂ければその偉大さは納得して頂けるかと。

 

一般的に名盤とされている初期のダーウィンとかは実はあまり趣味に合わなくて、この時期の透明感と迫力が同居しているバランス感覚が好きなんですよね。とにかく大音量で聴いて下さい! ドライヴ中の方はお気をつけて。 ^^)  超名曲です。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Jupiter / Preacher

いきなりマイナー系に移りますが、無名のバンドでも超名曲というのが存在します。この曲、大御所陣に負けていません。この曲は今回のテーマにピッタリ。ちまちましたセコい世界観は皆無。

 

ある意味、ギルモア期のピンク・フロイドのようなデカいデカい世界観。心の広さというか器の大きさというか、くだらない日常的な些細な事を一掃するパワーを感じる。

 

スゲエいい曲です。PCで良さが伝わるかはちょっと心配ですが、CDを良音質カーステで、大音量で聴くと最高レベルの高揚感が。素晴らしい! これだからプログレ探究はやめられないという好例。たまにですがあるんですよね。スゲえ作品が。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ The English Eccentric / Sean Filkins  

こちらも無名バンドの超名曲! 出だしからいきなりラッシュしてますが(笑)、曲が進むとプログレメタルではなく、独自性の強いメロディアスロック的要素が徐々に上がって行く。

 

楽曲の質が極めて高い理想的なシンフォプログレ!シンフォ・プログレが好きな方なら全員気に入るのではないか? というレベル。メロディアスでカッコいいサビの後に、第二のサビと見られる極上展開が待っています(3分38秒付近から)。この構成力はお見事!

 

そんなにハードではないですが、そのパッションはプログレ・メタルが好きな方にもウケる気がします。

 

プログレ専門店のガーデンシェッドの店長も大絶賛。確かにこの曲は超名曲。サビの盛り上がりは尋常ではない心地良さ。このロマンとカッコ良さはトップ級の楽曲。骨董品ではないですが、私的には一生モノと感じる作品ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Bianco E Nero / PFM 

イタリアの雄姿であるばかりか、世界で絶賛されてるプログレの頂点PFM。幅広い音楽性に高い演奏能力。初期メンバーのマウロ・パガーニに至っては天才的なバイオリニストだと思っています。テクと表現力がスゴイんですよね。この時はもう脱退してますが。

 

これはシンフォか?一聴するとイタリアンポップス風ですが、よく聴くとサビが半端ないスケールのデカさ!しかもサビと思われる部分はキャッチーな歌唱の繰り返しではなく、インスト部分になっているという楽しさ!発想力の勝利!何か世の中の型にハマった質の低い音楽を一掃してるかのような豪快さ!(これは言い過ぎか?笑)

 

初期PFMとはちょっと路線が変わってきて、歌モノ系でありながらサビはいきなりの爽快感で極上! こういうスケール感はイタリアのバンドらしい。もう、「青空空空!晴天でーす!」 という感じ。← どういう感じ?笑 

 

このスカッとした爽快感は何にも代えがたい貴重さ。素晴らしい!このアルバムはこの曲しか聴きませんが、とにかくこの曲が素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

透明感のあるメロディアス曲2連発!

 

★ Ocean / IQ

さて、上記5曲がいきなりの超名曲連発ですが、IQも負けてませんよ。上記曲と少し違うとしたら、万人にウケる音楽性というよりもロマンチック系が好きな方にウケる音楽性かもしれません。

 

夢があるサウンドですね。透明感もスゴイ!澄んだ心を感じる。このようなメロディアスな歌モノ系楽曲をこのような変拍子でやるとは! だからIQなんですね。単にロマン的要素が強いばかりではなく、知的なアレンジも素晴らしい。プログレの良い面が最大限に活かされている。

 

これがあるからIQはやめられない。いいバンドです。 ^^)  ポンプ独特のドリーム空気感とIQならではのリアル説得力が快感。素晴らしい!大絶賛です。小粒な曲が多い時期もありましたが、この曲は一歩抜きん出た感じ!

 

何度聴いてもいい曲だなあ!! この曲のコード進行に似たオリジナル曲を大学生時に演奏した事があります。私作ではなく、そのバンドのヴォーカリスト兼リーダーが作った曲で、そのリーダーは佐野元春フォロワーで、佐野元春風の曲が多い中でこの曲に似た曲だけが気に入り、メンバー勧誘があったのでギターを引き受けたんです。いい思い出になっていますね。

 

よくあるコード進行かもしれないけど、よく言及してますが、「料理の仕方・アレンジ力」「演奏力・表現力」で出来不出来が左右される曲の典型。下手をすると陳腐になる危険性もありそうですが、IQニュアンスは完璧。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ L'altra Aurora / H20

イタリアのマイナープログレ。知っている方はどれだけいらっしゃるだろうか?少し古いし。でも、このCDはこの曲が好きで売却されずに何十年も生き残っている。 ^^) 

 

イタリアのプログレは熱く分厚いものと繊細で透明感があるものが両極端と感じる時がある。これは昔から謎なのですが、地域的なものか?民族が違う系の要因か?何かわかりませんが昔も今もそうですね。もっとも、どの国にも繊細な音楽と大味の音楽はありますが、やけにその差が大きいと感じるのです。

 

※ 8分以上ある長い曲ですが、私が凄くいいと感じる部分はその中の1部なんですね、それは、1分50秒過ぎから、4分18秒くらいまでの間。歌モノとして素晴らしい哀愁と世界観。その後もシンフォ系のアンサンブルが好きな方は楽しめますが、やや雰囲気などが変わって行きます。(違う曲調になる)

 

 

 

 

 

 

 

「繊細さ」と「スケール大」が両立してる2曲!

 

★ The Everlasting Arms / Peter Gee 

Peter Gee のソロ第一弾。ペンドラゴンのベーシストです。夢のある美しい世界観は単なる趣味的なこじんまりした音楽ではなく、繊細なフィーリングがありながら、スケールの大きい大らかさと美しいメロディが共存。素晴らしい!超真名曲!!

 

後半の盛り上がりなんて、ジェネシス「アフターグロウ」ばりの盛り上がり方! こういう同じコード進行の繰り返しを単に「トライアドの連続で…云々…」とかって、つまらない解説をするライターが昔プログレ雑誌にいた。(この曲ではなく、マリリオンか何かの解説で)分析というよりも、「面白みを感じない手法‥」みたいな言い方だったなあ。受け取った感じは。

 

違うんだよねえ。コード展開の構成力が複雑とか簡単かとかではなく、どういう緊張感と音の鳴りで、どう盛り上げるのかがキーとなると思う。手法がトライアドとかコード理論的に魅力的かどうかというよりも、心地の良い感動する展開に説得力があるかないかでしょう。で、実際その方の音楽はプログレ的ですが面白くない。←この人言いまくり強すぎ… 

 

もとい、失礼しました。いい音楽にケチをつけるコメが嫌いなのでついつい… で、この音楽はそういう心の通った暖かい良い音楽です。聴いて良ければすべて良しです。わかる人にはわかるみたいな。

 

 

 

 

 

 

 

★ Heart's Desire / Peter Gee

メロディーが綺麗ですねー。哀愁感バッチリの美的感覚。この人はソロアルバムが沢山出ていますが、どれも良いです。

 

歌唱力は高いとは言えないが、内面から何か訴えかけてくる世界観に説得力を感じる。「この人、恐らくいい人なんだろうなあ」みたいな優しさも感じるし、単純にコード進行とそれにマッチした歌メロの良さ。質の高い楽曲と感じます。

 

歌が得意でない事はご本人も自覚しているようで、この人のアルバム内にはペンドラゴンニック・バレットや元ランドマークダミアン・ウィルソンが歌っている曲もあります。

 

ペンドラゴンのポンプ色の強い躍動感のあるロックというよりも、穏やかなポップス的なさりげなさと個人の一人の男の生き様みたいなものも感じるようなプライベート色の強いプログレロマンポップと言える。この世界観好きだなあ。夢がある音楽ですね。

 

 

 

 

 

 

メロディアスなシンフォ歌モノ2連発!

 

★ Incomplete / Rousseau

これはキャメルの変名バンドか? と思う位似た感じがありますが、このバンドはドイツのシンフォバンドのルソーです。過去に聴いて来たキャメルフォロワーバンド(多数ある)の中で、最もキャメルに似ていると思います。が、亜流ではありません。キャメルの良い面をかなり吸収昇華している感じ。

 

このアルバムとこの曲は20歳代の頃に聴いてノックダウンしました。メチャいいー!って。 ^^)  特にこの曲の良さったら、単にキャメルの猿真似で到達できるレベルではないと。このアルバムは他にもいい曲があってお勧めです。プログレマニアのマストでしょう。

 

12弦ギターと歌メロの良さ。歌い方の気持ち良さは、歌い方と声質含めてアンディー・ラティマーのよう。でも、モノマネ風ではなく極自然体です。昔、スゴイ聴きましたね。紙ジャケリマスターCDはいい音がしますが、やはりレコードかなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Drafted / Camel

さてシンフォプログレの本家本元。老舗旅館…じゃない! 世界文化遺産級の存在キャメルで最も感動する名曲の1つ。どのようにして、こういう良いメロディーが思いつくのか? キャメルには名曲が多数あって、スノー・グースがいいとかっていうのは勿論ですが、他にそれに匹敵する名曲、またはそれ以上と感じる曲も少なくない。

 

個人的にはブレスレスというアルバムが1番好きですが、このヌードというアルバムも大傑作ですね。プロレスファンの方は、ヌード前田日明のテーマソング「Captured」が含まれているので馴染みがあると思います。

 

このアルバムはコンセプトアルバムで、第二次世界大戦後の南方の島に取り残された一兵士小野田寛郎さん(ヌードとはオノダのもじり)の実話を音楽化したアルバム。いい曲があちこち、素晴らしいアルバムです。

 

この曲は昔から好きでしたね。歌メロはパーフェクトだし、ギターのメロディなんて涙もの。プログレ云々というよりも全てのロック・ポップスファンに聴いて欲しい。人生ドラマのような何とも人間臭く、しかし邪念のない純な爽やかさと爽快感とロマン。極自然な感動を呼ぶ。

 

 

 

 

 

 

王道シンフォ古典の名曲1連発! 1曲は「連発」とは言わない(常連ギャグ)

 

★ Exode / Ange

上記1曲目とかなりニュアンスが違うと思います。アンジュの初期らしいサウンドと世界観。こりゃあプログレマニアは、にんまりの骨董品みたいな存在感と極上ワイン(飲んだことはないですが…)というかクラシック・カーというか、物凄くコレクター的な貴重さも感じる。

 

このシンセの音はアンジュ独特で「何とかサウンド」と言われていた。ガクッ ←ちゃんと調べろ!何とかじゃわからん!←めんどくさいんです。調べるの…(^^;<(_ _)> メロトロンを改造したんだっけな?曖昧な答弁が続く。政治家じゃないから答弁じゃない!

 

このようなスルメイカ的な粘りというか(それは納豆じゃあ?)、なんとなく聴き逃してしまいそうな自然さいうか、いいんですよねー、この味。味としかいいようがありません。とにかく素晴らしい!

 

 

 

 

 

 

 

締めに相応しい世界最高の讃美歌!東西ドイツを1つにした伝説!

 

★ Hymn / Barclay James Harvest

スケールのデカいシンフォプログレの最終回としては、もうこの曲しかないでしょう!個人的にはプログレ5大バンドと同等レベルで大好きなバンドの一つ。イギリスのバンドながらヨーロッパ大陸的なスケールのデカさ。

 

芸術的テンションを高めるためか? コンセプト性の世界観を上手く築き上げるためか? 牧場かどこかでバンドメンバーが合宿などをして来たストイックさが、真っすぐな音楽性に表れていると感じる。だからこそと思わせる牧歌的な優しいメロディや幻想的なサウンドがやけにリアルで説得力があり、心に沁みるバンドだと感じます。時に入るオーケストラサウンドもスケールがデカく心地が良い。

 

英国ではチャートインもしています。アルバム『神話の中の亡霊』(1975年)は英国でもチャート32位。『妖精王』19位まで達している。私は、『XII』(1978年)が一番好きなアルバムで、スーパートランプなどにも通じるイマジネーション豊かなプログレポップな曲もあり、プログレ的なスケールの大きい曲もありで最高。「ベルリン」という曲は最高。

 

1980年8月には、西ベルリンの壁の前で(国会議事堂近く)コンサートを行い、25万人が集まったと言われています。1987年7月に東ベルリンに招かれて17万人を超える聴衆を前に演奏し、東ドイツの野外コンサートで演奏した最初の西側のロックバンドとい快挙を成し遂げたビッグなバンドです。東西ドイツ統一前のお話。バークレイは歴史の生き証人ですね。

 

今回は1980年に行われたベルリンコンサートで何十万人の聴衆が最高に盛り上がったHymn」(讃美歌)という曲をご紹介します。宗教のことはわかりませんが、HymnとかAnthemというワードを含む曲名ってスケール感のある良い曲が多いですね。Toto 「Child’s Anthem」とか、Frank Marino & Mahogany Rush の「World Anthem」(国歌のような曲ですが、こんなカッコイイ国歌はないな)とか。この曲含めて、気持ちが大らかになります。何度聴いてもカッコイイ曲だなあ。

 

日本のハードロックが好きな方が、「日本人バンドがコンサートで『イエーッ!』ってやるのはどうもハマってなくて好きではない」と書かれていたブログを最近拝見させて頂きましたが、私もその口なんですよね。洋楽であっても「イエーッ!」がこんなにもカッコ良く決まる曲ってある?鳥肌ものです。

 

 

 

 

 

 

 

またお楽しみにー!  ^^)