みなさん、ズッこんばんは! ← この「ズッ」というのは、昔イエローページというバラエティー番組で竹中直人さんが ショスタコビッチ三郎太 という名前の司会者としてあいさつした時のセリフで、未だになんで「ズッ」と前に付けたのかが謎になっています。笑(その時は、「ズッこんにちは!」だったかな?)  しかし、言い方が物凄く面白かったので、未だに頭から離れない。 ^^) 

 

 

 

さて、今回はなんと一番好きな系の「プログレ・ポップ」の回でございます。

 

この系統はあまりにポップス色が強いので、今までは「プログレ名曲特集」の候補には上がっていませんでしたが、よく考えてみるとその「イマジネ―ションの強さ」、「アイデアの豊富さ」、「凝ったアンサンブルアレンジや音色」、「普遍性が強くて時代に左右されない音楽性」…などなど、大凡プログレとの共通点も多いと思い掲載を決めた次第であります。

 

プログレ・ポップとはかなりポップス色が強く、プログレを知らない方は「ん?ビートルズぽいかな?」とか、「キレイなバラード!」「メロディアスなポップロック」みたいに感じる方が多いかと思います。

 

で、メロディーはキャッチーでわかりやすいのですが、よく聴くとアレンジ・アンサンブルやバック音色がやたらに凝ってるという「ポップス職人」という言葉が良く似合い、中には物凄く売れたアーティストもいる。(アラン・パーソンズ、ELO、スーパートランプ… など)

 

王道の1つとも言えるし、洋楽好き玄人なども評価をしてる場合が多い万能的なアーティストも少なくない。メジャーファンにもマイナーファンにも受け入られ、心を掴めるハイクオリティ。

 

以前にお伝えしました「アメリカン・プログレ・ハード」以来のメジャー感はあるかと。そのポップスバージョンという見方もあるかもしれません。

 

 

私の1番好きな系統とも言え、「このようなフィーリングの曲が1番ライヴで歌って演奏したい」とも。今までの名曲は物凄い好きだけれど「憧れ」(自分にないものにも魅かれるみたいな)というか、あくまでも「鑑賞する価値が高い」みたいな音楽のご紹介が多かったのですが、今回の系統は、なんというか、最も自分の内面と共鳴し自分らしさを表現したい系と言える。歌いたい!演奏したい!と。

 

ので、ライヴハウスで歌いたい名曲として以前にご紹介させて頂いたアーティスも含まれていますが、プログレ特集ではお初な名曲の数々かと。

 

小学生の頃から現在に至るまで、大好き度がブレる事もない「頑固なまでに好き」「絶対に素晴らしい音楽だと譲らない」「自分の音楽的原点」みたいな音楽です。思い入れの強過ぎる音楽と言えるので、極力偏りが出ないように様々なタイプの音楽を選曲したつもりですが、曲が好き過ぎで「結局、似た系統じゃないか!?」と感じられる方もいらっしゃるかも。 ^^) 

 

で、どこまで広げようか?というのも悩みの種でした。

10CC、 サッド・カフェ、 デフ・スクール、 カフェ・ジャックス、 クウォンタム・ジャンプ、 アフター・ザ・ファイヤー、 ヴォイジャー、 セイラ―… まで入れてしまうとちょっと「モダンポップ」「ニューウェイヴ」色まで入ってしまうと思い今回は見送りました。と言いながらも PT(略してます。お分かりに?)は好き過ぎて入れてしまいましたが…笑  このジャンルは3回に分けて御贈り致します。(実際、軽く10回以上は行けるジャンルですが、絞りに絞りました)

 

 

では、「音のマジシャン」 が奏でる職人気質でありながらも親しみやすいパーフェクトな楽曲の数々をどうぞ!

 

 

★ Days Are Numbers / The Alan Parsons Project

アラン・パーソン ビートルズアビーロード の録音や ピンク・フロイド の狂気のプロデュースなどを行った世界トップのプロデューサー且つ自身のプロジェクトでヒット曲多数、ヒットアルバム多数である大御所。でも、曲はポップで聴きやすい。オーケストラアレンジ曲も多く、ポップスというにはあまりに芸術性の高い曲を多く配信して来たプログレ的精神を持った人。

 

相棒の エリック・ウルフソン が作って来た曲も多いという話も聞きますが(殆どの楽曲か?何割位かは知りません)、アランパーソン の監督プロデュース能力が関わっていないとこのような完成度の高い音色・音質・アレンジはなかったでしょう。

 

ピンク・フロイド「狂気」がオーディオマニアのサウンドチェックに使われて来た(左右の定位がどうとか周波数がどうとか…)という話からわかるように、この人の録音曲は物凄く音がいい。それは、アル・スチュワートなど他のアーティストのプロデュースを聴いてもわかる。

 

アルバムは傑作多数、私は「イヴ」「フレンドリー・カード」「ピラミッド」「ヴァルチャー・カルチャー」「アイ・イン・ザ・スカイ」「1st」「アイ・ロボット」の順で好きですね(しかし僅差)。と言っても、「アンモニア・アベニュー」「ガウディ」「ステレオトミー」などにも凄く好きな曲があり、全体では好きな曲はかなり多い。

 

で、トップはその「ヴァルチャー・カルチャー」から名手クリス・レインボウキャメルロング・グッバイのヴォーカルが歌う爽やかで透明感の高い名曲。この曲はテレビ番組「世界の車窓」でも流れていましたね。笑 

 

このシンセの音の鳴り方とフレーズに驚きましたね。なんと高いファンタジー感と感動するメロディー。洗練されたポップスってこういうのを言うのでは。極上の美しいプログレ・ポップスです。普通のポップスでここまで心地よいシンセ音は聴いた事がない。大き目の音量でどうぞ!

 

 

 

 

 

 

 

★ No easy answer / Camel

上記クリス・レインボウが在籍していたバンドであるキャメルの音楽性は超1流です。アルバムタイトルのシルグル・ファクターとは、シングルみたいなキャッチーな曲が多いというメッセージだったかな?うろ覚えでスミマセン。でも確かにこの曲はシングルタイプですね。(実際ヒットしたのか?等はわかりません)

 

キャメルは世界的に評価されているプログレバンドですが、商売が上手くないのか?あまりシングルヒットみたいのはないんじゃないかな? 情報量不足でスミマセン。

 

しかし、ミュージシャンズミュージシャンであり、ピンク・フロイドのカバーを上手くやった日本のプロバンドであるあの原始神母のメンバーも憧れている事を告白していたし、ユーロプログレの新人バンドを沢山聴いていると、とにかくキャメル・タイプジェネシス・タイプのバンドが無数に出てきます。

 

イエス、フロイド、クリムゾン などに影響を受けたバンドも多いのですが、この2バンドはリスペクトバンド数がさらに多い。昔も今でもです。つまり、キャメルはプログレバンドには物凄い影響力があるという。

 

この曲の軽快さと爽やかさは好きですねー。一緒に歌いたくなるキャッチーなメロディ。心が穏やかになります。スーパー名曲!

 

 

 

 

 

 

 

★ Periscope Life / Kayak

メロディアスプログレポップの最高峰カヤックは、キーボーディストで曲を作っているトン・スケルペンツェル(キャメルのメンバーであった) を中心にピム・クープマン(名AORバンド プレジデント のリーダー)、マックス・ワーナーと共に結成したオランダのバンド。良いアルバム多数。良い曲多数のオランダの良心。キャメルが好きな人は大体カヤックも好きなんじゃないかな? 

 

アラン・パーソンズ・プロジェクト キャメル って多くのミュージシャンが関わっていますが、皆ハイセンス、ハイテクニカルなミュージシャンが多い。(楽器音色がいいとか良いフレージングをするとか自分のバンドでは良い楽曲が多いとか)この人脈は追うと楽しいですね。みんなスゴイ人達なんで。

 

トン・スケルペンツェル は才能ある作曲家でもありますね。プログレ曲もありますが、キャッチーで歌いやすいポップな曲も多いバンド。キーボードの音はいいし、ヴォーカルの エドワード・リーカース キレイな曲を感動的に歌い上げる名ヴォーカリスト(リーカースもクープマンも他界しております)

 

この曲はキャッチーでノリも良い軽快な曲。今回はプログレ・ポップという事で爽やかで軽快な曲が多いですね。素晴らしい!

 

 

 

 

 

 

 

★ Hide In Your Shell / Supertramp

来ましたねー!プログレ・ポップの代表格です。このバンドが1番「プログレ・ポップ」というワードがしっくり来るバンドですね。ポップスのキャッチーさとプログレのイマジネーションが同居。音使いも凄く凝っていて、フレーズに合った最も適切な音色を選択し、また、その音の鳴りまでをもこだわり最もいい響きのリヴァ―ヴ処理などを施している。見事なバランス感覚。

 

曲構成も凝っていて、様々な展開やアンサンブルが用意されていて全く聴き飽きる事がない。こんなセンスの良いバンドは滅多にない最高レベルに好きなバンドです。

 

この曲はよくライヴのセットリストには必ず入っている人気曲。いかにも ロジャー・ホジソン らしい曲。海外ではこのアルバムから売れ始め、以降売れたアルバムは沢山ありメジャー的存在ですが、日本では遅い反応でご存知 ブレックファスト・イン… からようやく売れ出した。

 

 

 

 

 

 

 

★ The Meaning / Supertramp

このアルバムは上記曲の次に発表されたアルバムから。シングルでもないしライヴでもやらない地味扱いされている曲かも? しかし、私はこの曲が スーパートランプ の中で上位に来るほど好きな曲。

 

この曲が入っているアルバム「Crisis? What Crisis?」が1番好きかな。次が次作の「Even In The Quietest Moments」とその次に出た「Breakfast in America」 次が「...Famous Last Words..、」 次が「Crime Of The Century」「Brother Where You Bound」 しかし、これらの順位は僅差であり、ここに挙げたアルバムはどのアルバムもクオリティが高いです。

 

スーパートランプは、とにかくいい曲多数で好きな曲は軽く30曲以上はありますね。殆どが ロジャー・ホジソン の曲ですが、相棒の リック・デイビス の曲にも凄く好きな曲が数曲あります。

 

この音作り(音色)とアレンジが素晴らしく、スーパートランプ独特の空気感が物凄く好きなんですよね。心の中の感性と共鳴する。

 

 

 

 
 

★ Secret Messages  / Electric Light Orchestra

ELOは曲がポップ過ぎてプログレと関係ある? いやいやこの凝り過ぎと言える程凝った上質音色を上手ーく楽曲に溶け込ませるのは、やはり職人気質が度を越しているプログレ精神の人ですよ。

 

10CCのような凝り方ともちょっと違うカラフルなアンサンブル。ビートルス的なメロディーの曲をここまでシンフォニックにドラマチックに奏でるセンスはニューイングランド登場前夜で完璧に構築したその存在はブリティッシュポップスの神的存在でしょう。(確か奥田民生も絶賛リスペクトしていたかと)

 

超ポップでビートルズライクな天才 ジェフ・リン のバンドですが、やはりアレンジ、アンサンブル、音色がアラン・パーソンズのような凝ったゴージャスさがあり、イマジネーション豊かな自由な発想がやはりプログレ的なポップスと感じる。

 

そもそもポップスなのにストリングスメンバーが沢山いるなんてバンドないでしょ。 ^^)  後期はシンセ中心になって行きましたが、その音使いはさすがに ジェフ・リン 。各適所にいい音色を選んでます。

 

この曲は発売当初、メチャハマりました。特にレコードを「いい音がする音響システムのオーディオ」で聴くと物凄く感動します。この曲は迫力が凄かった。旧規格のCDはちょっと良くない音質ですが、最近のリマスターCDは中々いい音がしました。(でもレコードには負けてたかなあ)

 

 

 

 

 

 

★ Letter from Spain / Electric Light Orchestra

上記と同じアルバムから。こういう音色のシンセって当時AOR系とかポップロック系でちょっとした流行りもあったかもしれません。

 

サーガ や カンサス もこの時期には、こういう音を使っていましたね。シンセの音って、普遍性の強いギターやドラムスの音質と違って、日進月歩なので、今聴くと少し時代を感じさせるかもしれませんが、センスのいいアーティストは今聴いても雰囲気は伝わって来ますね。古臭いでは片づけられない味の良さというのか。

 

この静かな独特のロマンみたいな空気感は、当時凄くハマっていましたねー。今聴いてもいい曲です。

 

 

 

 

 

 

★ Andi / Kansas 

さ、上記曲で書きましたこの当時によく使われたシンセ音を効果的に使った名曲! この曲も好きでしたねー。

 

プログレ・ハード系は今回掲載するつもりはなかったのですが、この時期はヴォーカルが スティーヴ・ウォルシュ(やや泥臭いが存在感が凄い) から ジョン・エレファンテ(迫力には欠けるが洗練されている) に代わり、バイオリンの スタインハート も抜けて、シンセ音が多くなり、やたらに洗練されたある意味「産業ロック化」した時期なので選曲する事にしました。

 

ケリー・リヴグレン も後々洗練されたソロアルバムを出しているので、音楽的中心人物の(バンドのリーダーはドラムのフィル・イハート)ケリーの志向でそうなったのか?は、ハッキリわかりませんが、このアルバムはレコード会社の要請か?または、ケリーのポップス面の志向が出た気はします。

 

よく聴くとこの音空間は極上です。ムードあるアレンジですね。カンサスのイメージが大分変化した時期ですが、フォリナーの産業ロック化などに比べるとこの路線はかなり好きでしたね。(フォリナーイアン・マクドナルドの脱退が大きかった)単純にいい曲だと感じます。

 

 

 

 

 

 

 

★ Suzanne / John Wetton Phil Manzanera

ジョン・ウェットン の歌メロは基本的にポップですね。クリムゾンの硬派なイメージの中でも ブック・オブ・サタデイ とかメロディアスな歌メロ部分は ジョン・ウェットン が作っていたと本人がインタビューで言っていました。まあ、聴けばわかりますが。 ^^) 

 

ウェットン関連のアルバムは、クリムゾン、UK、エイジアがよく知られていますが、ソロアルバムやユニットアルバムにもいいアルバムが沢山あります。パーマージェイムス とのデモCDやレスポール記念ライヴなど関連アルバムを沢山追っていたら凄いCDレコード枚数になってしまった…汗  ハードロック系では、ヒープ、ウィッシュボーンアッシュ、フェノミナ…なども有名ですね。

 

で、今回はプログレポップでメロディアスないい曲がテーマなので、最初に思い浮かんだのがこの曲。ご存知 ロキシーミュージック のGである マンザネラ との共作名義ですが、曲・音楽性は殆どウェットンのソロですね。(^^ でも、ドラムスがイエスアラン・ホワイトで、一聴するとミスマッチかと思いきや、これが意外と楽しいセッションという感じ。

 

曲はいつもの ウェットン風ポップスなのに、エイジア とは真逆なシンプルなアレンジがやけに新鮮に感じたりします。エイジアマイク・ストーン の分厚いエコーサウンドにちょっと飽きた時は、このシンプルだがセンスある軽やかな感じが心地良い。ウェットン ってどういうジャンル、サウンドでも絵になるんですよね。本物の貫禄だなあ。プログレポップの神ですね。

 

この曲は ウェットン の曲の中でも個人的にはかなりの上位に来ます。よく出来ている完成度の高い良い曲です。才能あるなあ!と感じる。

 

 

 

 

 

 

 

★ The Last To Know / Asia

この爆発的に売れたアルバムまで行ってしまう? 無名の曲が多いブログで。でも選ぶ曲がちょっとよくある曲と違う(?) ^^)  上記とは真逆のスケールのデカい分厚いサウンド。マイク・ストーン と エイジア の相性は抜群ですね。

 

こういうロマン満載の盛り上がる曲が好きなんですよね。マイ・オウン・タイムも好きだなあ。まあ、1stと2ndの曲のクオリティはちょっと凄いですね。全曲捨て曲無しという。3rdも結構好きです。

 

 

 

 

 

 

 

★ Winding Me Up / Alan Parsons Project

さて、アランパーソンは超有名ですが、この曲はご存知でしょうか? 私が1番好きなアルバムは イヴ で、リアル・タイムでアランパーソンズ・プロジェクトを始めて知ったアルバムです。ちょうどビルボードのトップ40を毎週聴いていた小学生で、このアルバムから DAMNED IF I DO がヒットしていたんです。

 

少年は感じました。「なんだろう?このオーケストラフレーズ。ちょっとディスコ調? でもメロディアスでポップ」不思議な感覚でしたね。アルバムを聴くと明らかに普通のポップスと違う。哀愁があり、深みや想像力を駆り立てられる魅力があったんですね。曲によってはポップ的心地良さと フロイド の Us And Them のようなマッタリした心地良さもある。

 

で、この曲は一聴するとシンプルでキャッチーな曲ですが、間奏が凝っていてプログレプログレしている。次々に様々な楽器が似たフレーズで登場するスリリングな感じは Mオールドフィールド の チューブラベルズ や カンサス の Miracles out of Nowhere の間奏にも通じる手法。こういう手法好きなんですよね。贅沢豊かな感じがして。ELOみたいなストリングスアレンジも時折出て来ますね。(明らかにパクってるアレンジ。いい意味で)

 

様々な楽器の音色選びとその音色にあったフレージングのセンスが抜群! スゴイね。こういう事ができるアーティストってなかなかいないと思う。アランパーソンズならではのアレンジ! 2分50秒付近から始まります。曲が親しみやすく軽やかなのにここだけはやけに芸術的です。

 

 

 

 

 

 

 

★ The Turn of a Friendly Card / The Alan Parsons Project

このアルバムは好きでしたねー。大体 クリス・レインボウ が歌う曲がいいとアルバムのイメージがグーンと上がるんですよね。レインボウファンとしては。

 

アラン・パーソンズ・プロジェクト は、クリス・レインボウ、 エリック・ウルフソン、 デビッド・ペイトン(パイロット)、 レニー・ザカタク、 コリン・ブランスト―ン(ゾンビーズ)、 レスリー・ダンカン…など沢山の名ヴォーカリストを起用していますが(物凄い贅沢)、自分はレインボウが1番好きかな。

 

大体、他のアルバムでもコーラスが分厚くて綺麗な曲のパートは、クリス・レインボウ が1人で多重録音をしています。(そのうち私も1人コーラスの多重録音をするつもりです)

 

この曲は構成力が完璧で、レコードでいうとアルバムB面のプロローグでこのパート1が流れ、様々な曲が1つの映画・ドラマのように進み最後にまたこの曲がラストを飾る。その曲のクオリティと曲の配置(曲順)、盛り上がり方などがパーフェクトなコンセプトアルバム。全曲通して聴くと感動します。あまりに完璧な構成と音楽性。

 

アラン・パーソン・アルバム中最も物語性を感じ、最も品があり、最も美しく、最も劇的なアルバムですね。ただ、この世界観がいいと思うかどうかは、まあ好みの問題はあるかも。独特な世界観なので、あまりドラマチックな雰囲気を好まない人は叙情性が強過ぎると感じるかも。私は大好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Dear Brian / Chris Rainbow

クリス・レインボウのソロアルバムから。この曲はポップス史上最大の傑作曲の1つかと。超真名曲!ですね。1人多重録音は達郎さんを超えるか? というくらいの完璧度(山下達郎さんはこの人に影響されたという話は聞いた事があります。ホントかどうか?)。 ブライアンとは ビーチ・ボーイズブライアン・ウィルソン のこと。

 

コーラスの神である ブライアン・ウィルソン を尊敬していた事がわかります。

 

アラン・パーソンズ・プロジェクト のアルバムや キャメル では比較的高音域のパートを歌っている事が多いと思いますが、ソロ・アルバムでは高音域ばかりではなく、そんなに高くない中音域を歌ってる所も面白い。

 

とにかく理屈はいらない。ポップロックファンなら、ジャンルを問わず聴いて欲しいですね。聴いて下さい。この極上の美しいいいメロディに世界の頂点である完璧な1人コーラスを!!

 

 

 

 

 

 

 

 

次もプログレ・ポップで第2弾を行きます。

 

 

 

またお楽しみに―!  ^^)