皆さん、こんばんにチートイはようございます! ←もはや解読不能? 笑  

またしても「ミドル・ネーム」ならぬ「ミドルご挨拶」でございます。 ←もはや解説も意味不明? 笑 なぜ「チートイ」というワードを麻雀好きでもないのに使用したのか?謎が謎を呼ぶ。
 
さて、前回に続き今回も前回に引き続き、「アメリカン・プログレ・ハード」でございます。第二弾があるジャンルは好きな曲が多いに他なりません。
 
このジャンルは、トップバンドの売上枚数が物凄く、天文学的数字? 1アーティスの売り上げ総数は、それこそビートルズ、クイーン、アバ、マイケル・ジャクソン…ほどは行っていないとしても、カンサス、スティックス、ボストン、ジャーニー、TOTO、フォリナー のアルバムの総売り上げ枚数を足すと1憶枚以上行ってるのでは?もっとか? ちゃんと調べてませんが、物凄く売れたというのは間違いありません。世界で大成功したバンドですね。
 
こんなキャッチーで親しみやすく、シングルヒットも多数あり、多くの人に愛されている曲も多いハード・ポップ・バンドが、プログレと絡んでいるというのだから面白い。ゆえに「プログレ・ハード」と呼ばれている。
 
「プログレをどう活かしたら良いのか?」という命題をクリアしたある意味「ミックスの達人」「ミックスのパイオニア」とも言えるのではないか? そんな風に私は思っています。
 
今回は、ヒットした曲やインパクトのあるバンドの代表曲、美しいバラードなどを中心に個人的に思い入れのある曲(フォリナーとか)などもお伝え致します。<(_ _)>
 
 

★ Song For America  live  / Kansas

「壮大な曲」の代表格でしょうね。英国プログレにはあまり見られないバカデカいスケール感。大陸のなせる技か? ^^) カンサスは世界で何百万枚も売った(何千万?)プログレハード勝ち組のロックバンド。この曲は、オリジナルアルバム(同名2ndアルバム)で知ったのではなく、前回ご紹介した「偉大なる聴衆へ」の2枚組ライヴアルバム(レコード)で初めて知った超名曲です。当時はビビりにビビりまくりましたよ。笑 この曲はカッコいいですよね! このライヴを大音量で聴いた子供は、当時、あまりの衝撃に呆然、開いた口が塞がらない状態だったと思います。小6くらいだったかなあ。

 

とにかくポップスにもハードロック/メタルにもプログレにも衝撃を受けた小学生でしたが、小5~高2くらいまでは、カンサスを始め、Styx、ニューイングランド、ボストン、フォリナー…などのプログレ・ハードが一番好きでしたね。それが今では、ポンプ・ロック全般や深いプログレにとって変わってる面もありますが、今でもかなり好きな系統ですね。カンサスは比較的最近も2回くらい来日公演行きましたよ。やはり川崎クラヴチッタです。プログレ系呼んでくれるのは。

 

この曲のギターリフのカッコ良さとそこに被って来るシンセやヴァイオリンは極上のアンサンブル!スケールデカ! 6人の演奏がオーケストラ演奏のように錯覚するように響く様は、ロックバンドの理想的な効果を発揮しているように思う。全てのロックバンドのお手本のようなバンドだと思うくらいです。展開や構成力も素晴らしい。私はロック・ミュージシャンの中で、ケリー・リヴグレンが最も優秀な天才的作曲家だと感じています。(あくまでも個人的見解です)

 

(北島風に)チョー、気持ちイイ!! 下動画は比較的最近のオーケストラとの共演ライヴ。この曲のベスト・テイクは、やはり「偉大なる聴衆へ」だと思うのですが、PC上は音質が悪かったのでこのテイクのご紹介になりました。中心人物のケリー・リヴグレンが参加していないのは残念ですが、代わりにオーケストラとの共演ですから!(^^)

 

 

 

 

 

 

 

★ Icarus Borne On Wings Of Steel (Live from "Two For The Show") / Kansas

この曲も名曲として有名。「イカルス2」という曲も最近出たくらいで、本人達もこの曲への誇りを持っているのでしょう。イントロの感じが背筋がゾクゾクっとするワクワク感が半端ない。ロックサウンドでこれだけ高揚感が味わえる曲も珍しいレベルかと。1970年代後半にアメリカで大人気になったカンサスは、当時からスタジアム級の場所でコンサートを行っており、その後のメタル・バンドなどのスタジアムロックの走り(パイオニア)と言えるかもしれません。

 

とにかく、ノリの良さとメロディアスさ、芸術性みたいな要素を高い次元で兼ね備えたバンドとしては(そういう意味では)、中々肩を並べるバンドがいないくらいの大御所=スゴバンドかと。キャッチーで分かりやすい面と感動を呼ぶ深い芸術性がバランスよく両立してるバンドは他にないと思っています(個人の見解です)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Dust in the Wind  / Kansas

言わずもがなの大ヒット曲。この曲は一般的にかなりウケが良く、産業ロックの仲間入り前夜の時期で、ポップ過ぎて軽々しいとは言えないし、今までのカンサスのコクや威厳のあるストイックな感じも上手く表現されつつも、一般のヒット・チャート・ファンも、唸らせたという点に於いては、極めて重要な役割を果たしたという見方もあるかもしれません。(カンサスを世界に知らしめたという功績)私は次にご紹介する「リーズン・トゥ・ビー」の方がさらに好きですけど この曲もいい曲です。^^) 

 

この曲はリヴグレン(カンサスの多くの曲を作曲・作詞、ギター&キーボード)が、普段からよくアコースティックギターで練習用に弾いていたフレーズを聴いていた奥さんが「それ、スゴイいいコード進行だから、曲として発表すべきよ」と助言されて録音したそうです。それが大ヒットする訳ですから何が流行るかわかりませんね。 ^^)  でもセンスのいいミュージシャンは、普段からいいフレーズやいいニュアンスで練習してるんですよね。私も見習いたい。

 

MTVが流行る前のPVもいい味出してます。 ^^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Reason To Be / Kansas

出たー!カンサスファンでも無視? 私は大好きです。上記曲も素晴らしいがこの曲はもっと深みを感じる。綺麗な自然の風景の中にただひとり立っている所に涼しい風が吹いて黄昏雰囲気に浸れるような独特の世界観。こんな曲、他に聴いた事ないなあ。凄く独特の個性=音楽的な良さを感じる。

 

この曲はライヴでもやらない。Styxが比較的最近に、プログレハード期に売れた2枚のアルバム=「グランド・イリュージョン」「ピーセズ・オブ・エイト」のアルバム全曲再現ツアーをやったように、カンサスも最近「永遠の序曲」「暗黒への曳航」の2枚のアルバム全曲再現ツアーをやったようです。プログレ・ハードの傑作で売り上げも凄かったそれぞれの2枚の全盛期に誇りを持っているのでしょうね。ので、同じノリで「モノリス・ツアー」やらないかなあ?…無理か‥(-_-;) もし、やったなら何があっても行くんだけどなあ… だからムリだって 笑

 

プログレ・ハード・ファンはこのように「当時のコンセプトアルバムに夢中になり堪能し、心の中にその感動を刻み込まれた…」という感動を呼び覚ませてくれるという点で、そのようなアルバム曲全曲再現ライヴに歓喜するんですよね。バンドのやりたい事とファンの求めることが完全に一致した奇跡の瞬間的な事象なのでは?とさえ感じます。

 

その後の産業ロック化は、ミュージシャンにとって妥協もあるのではないか?と個人的には思います。ただ、元々キャッチー・ポップスが好きそうな スティーヴ・ペリー(ジャーニー) やトム・シュルツ(ボストン) などはその限りではないとも思えますが。(元々プログレ色が強くなくポップロックが好きそう)

 

 

 

 

 

 

 

★Come Sail Away / Styx

この曲もかなりヒットし、ライヴでは後半で盛り上がるStyxの代表曲のような曲。前回も言及しましたが、この曲を初めて聴いた時は衝撃を受けました。スゴイいい曲だ! って。 こういうカルチャーショック的な感動はカンサスにもあった。やはり欧州的な美意識をStyxやカンサスに感じていたのだと思います。

 

Styxが全米にその名を轟かせたのはこの曲が最初じゃないかな?「レイディ」などもちょっとヒットしたかな?うろ覚えでスミマセン。この曲は、ピアノってこんな美しいフレーズを奏でられるんだ?という衝撃。前回ご紹介したようにデニス・デ・ヤングが「月の光」をカバーしてたように、この人はフランス近代クラシックの影響を受けている可能性はありますね。(初期はフランス近代ではないですが、バッハのフーガもカバーしてます)

 

で、この曲は後半、イエスみたいなスゴいプログレ的展開に発展します。これ、普通のアメリカン・ハード・ポップ・バンドは絶対やらないアレンジ。いかにデニス・デ・ヤングが英プログレの影響を受けているのかがわかります。カンサスは、ケリー・リヴグレンがそうですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Fooling Yourself / Styx 

これは、トミー・ショウが歌う名曲。トミー・ショウにもプログレ的感性があった。「クリスタル・ボール」を作ったのもトミー・ショウですからね。これはライヴ・バージョンもスゴイ。スケールがデカくライヴで映える曲。「インスタ映え」でなく、「ライヴ映え」 笑 

 

アコースティック・ギターにこのようなシンセが合わさるアンサンブルってメチャ気持ちいい。普通のバンドはこういう大胆なアレンジができない。(しない)

 

グランド・イリュージョンもカム・セイル・アウェイもそうですが、この曲もまたこのジャケにピッタリのイメージ。品があるけどダイナミズムもあるというような。って言うか、このアルバム程ジャケットやタイトルと曲調が一致しているアルバムもない。この辺がスゴいと思う。アピール方法がパーフェクト!これは理屈というよりも「感性」としかいいようがない。この感性…今の時代にないなあ。「繊細かつ大胆に」こういう言葉がカンサスと共にスゴく似合うバンド。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Crystal Ball / Styx 

この曲はトミー・ショウがインタビューで、「クリスタル・ボールはボクが作った曲なんだ。」と自慢げに話してたのが印象深かった。中学生くらいの時期によく聴いた超お気に入り曲。静と動の対比が素晴らしい。そして、馴染みやすくも美しいメロディが最高の世界観を作っていると感じていた。今、聴いてもいいなあ。子供の頃からあまり趣味が変わってませんね。ライヴでもよく演奏してた彼らの代表曲の1つ。

 

この曲の後半のギターソロにかなり目立つブラッシングトーン(3分44秒付近)が入っています。トミー・ショウがギタリストとして話題になることは少ないが、物凄いセンスのいい有能なギタリストのように思う。(勿論、ヴォーカリストとしても魅力的でソロ・アルバムもかなり好きです)間奏のデニス・デ・ヤングの綺麗なシンセのキーボード・ソロも最高ですね。心地の良いサウンド!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ A Man I'll Never Be / Boston

ボストンのこの名曲はかなり好きだったなあ。この曲は意外な事にトム・シュルツの曲ではなく、ヴォーカルのブラッド・ディルプが作った曲(既に他界)。そのせいかわかりませんが、この前の武道館公演でやらなかった悔しさ。トム!この曲やれよ!みんな期待してた曲だと思う。多分。

 

ボストン武道館公演はもうひとつだったかなあ… 勿論、あのハードロックンロール的なノリは十分堪能出来ましたが、もう少し、スペーシーというかプログレ的側面の曲もやって欲しかった。ちょっとロックンロール系の曲が多かったんですよね。セットリストが。 でもボストンらしいいい演奏はしてました。

 

感動するメロディアス最大級の曲です。こんな曲ライヴでやってみたいなあ。ムリか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Can'tcha Say (You Believe In Me)~Still In Love/ Boson

もう、メロディアスなアメリカン・ハード・ポップばりばりの曲ですが、プログレ的展開にもなるので選曲しました。ボストンの最もいい面が出た曲のように思います。綺麗なハーモニー。ノリノリグルーヴ感。親しみやすいメロディー、立体的で心地の良いサウンド。平凡なハード・ポップバンドではちょっと真似出来ない。大体、このバンドのセールスも爆発的でジャーニーなどと並んで世界のトップ・バンドと言える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★Patiently / Journey

この曲いいですねー!私の個人的趣味では、ジャーニーのバラードはそんなに好きな曲は多くはないんですが(スミマセン。メチャいいバンドだとは思っています)、この欧州的な美意識と美しくもせつない世界観を感じるこの曲は大好きですね。あとは、もう1曲サントラ「夢、夢のあと」のバラード「Little Girl」の2曲が一番好きなバラード曲かな。どちらも深みや味を感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Back Where You Belong / Foreigner

「この曲はオレか?」 と思いましたね。爆 いやいや失礼<(_ _)> という意味は、[自分が作るような曲]という意味ではなく、この曲の持つ世界観が自分の持つ内面性と共鳴する感じなんですよね。前々回ご紹介したトレヴァー・ラビンの「ステイ・ウィズ・ミー」やニュー・ィングランドの「ターン・アウト・ザ・ライト」などもそうなのですが、「自分の心の中のフィーリングを音楽で表現するとこうなる」というような錯覚というのか。親近感が半端ない。

 

初期、フォリナーはこういう楽曲をやっていたので好きだった。英米の大御所メンバーが集まりながら、大味な感じが無くこの繊細でイマジネーション豊かな感じ。メロディアスですね。シンセ音(ムーヴか?)が気持ちいいですよね。音作りはイアン・マクドナルドでしょうね、こんなイマジネーション豊かな音がドンピシャアレンジになっている理由は。で、歌は哀愁曲が似合うリーダーのミック・ジョーンズですね。地味扱いされていると思いますがいい曲です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ I Have Waited so Long / Foreigner

この曲も上記と同傾向な曲かも。2ndはこういう曲が多くて特に好きなアルバムなんですよね。この曲は高校生の頃に友人と二人で、フォークソング同好会(今で言う「軽音」のような部活)のうちわ的コンサートで披露した。人前で歌う事に慣れていなかった私は、当時はかなり緊張しながら踏ん張りましたね。(今でも慣れていませんが…)

 

コンサート後に、みんなでそれぞれのパフォの感想を書いてから司会者(部員)が読み上げるコーナーがあって、後輩部員達に絶賛されたのが嬉し恥ずかしかった。歌唱力もなかったしビビりながらのギターと歌だったので。青春時代の懐かしい一コマですね。大体20~30人くらいの人数だったかなあ?ちょっとハッキリとは覚えていませんが。

 

大物メンバーがいて爆発的に売れるようなバンドが、このような静かな曲をアルバムに入れるというのが、なんとも不思議な魅力と親近感があり、しかも大好きな曲調やフィーリングだったので、視聴上もカバーで歌ったのも満足感はありましたね。こういう曲をもっと聴きたいと多くのCⅮを買って来ましたが、中々ないですね。心の内面に響く曲。優しさを感じる曲。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Hydra live  /  Toto

この曲は、TOTOの楽曲の中で最もプログレ色の高い曲ではないでしょうか? TOTOの曲で最も好きなフィーリングを持った大作。数年前のハイドラ・ツアーに勿論行きましたとも。笑 勿論っていうのは「ハイドラ・ツアー」だったからです。ハイドラは勿論、ハイドラの中の曲を沢山やるだろうなあと思って大期待! 

 

この曲は勿論、ホワイト・シスターやセント・ジョージ…などもやり大満足でした。カッコ良かったなあ、TOTOのライヴ。ノリノリで鳥肌ものでした。 この曲は、TOTOの鋭敏な感性が最も発揮された名曲のように思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Lovers in the Night / Toto

ハイドラはTOTOの楽曲の中で最も好きな曲の1つですが、実は一番好きな曲がこれです。TOTOには欧州的美意識がありますね。デビッド・ペイチが好きなんでしょうね、こういう美しいアンサンブルが。4を初めて聴いた時はちょっとガッカリしてました。AOR色が強すぎるって。(AORはAORで結構好きなジャンルなんですが、TOTOにはプログレ・ハードをやって欲しかったという少年。笑)

 

でも、B面を聴いたらこの曲があったーーー!! キターー! ホームラン!!! みたいな。 爆

 

一聴するとただのハード・ポップ的な曲では?と感じる方もいるかも? でも、1分56秒からの展開部分のアンサンブルをよく聴いて欲しいです。普通のシンプルなロックバンドはこのような展開やコード使いはないでしょうね。美しくもカッコイイ!この展開。後半のギターソロもオジーの「オーバー・ザ・マウンテン」みたいでカッコイイ! ルカサーのギターソロの中で最も好きなプレー!カッチョえー!! これ、ランディ・ローズ?みたいな。(゚∀゚)

 

 

 

 

 

 

 

★ When the Spirit Moves You / Touch

少し、メジャー系から離れますが、このバンドのこのアルバムは隠れた名盤の類で、あまり知られていないアルバムかもしれませんが、中身は極上のプログレ・ハード&ハード・ポップアルバム。アルバム中いい曲ばかりの大傑作アルバムだと思っています。

 

イントロやアレンジは、もう絵に描いたようなプログレ・ハードですね。 シンセの音使いはStyx風か? ただ、歌メロはかなりポップ。これがアメリカらしい。曲展開がマイナーな方向には行かないというか、アレンジは凝っていても曲調はキャッチーという。

 

このバンドは、ハード・ポップ系が好きな人によく知られているマイク・マンゴールドのバンドです。そう、アメリカン・ティアーズの人。このバンドはある意味ニュー・イングランドをさらに歯切れいいフックを持たせ、パンチのある曲もあるハードロック・ポップ的側面を強めたようなバンドですが、メロディアスでキャッチーさや哀愁感がある点はニュー・イングランドに近いかも。ハーモニー良し、曲良し、アレンジ良し、音色良し…のカラフルなイメージの強いハイセンスバンド。アルバムを聴いた時はビックリ感激しましたね。

 

このバンドに似た傾向のバンド(メロディアスで広がりのある音楽性)としては、バランス、ラシア なんてハード・ポップバンドも有ります。どちらも良曲の多い大好きなバンドですが、プログレ色はやや薄いので今回はご紹介見送りで。

 

このバンド、なんと モンスターズ・オブ・ロックにヘッドライナーとして、レインボウ、ホワイトスネイク、スコーピオンズなどと共に出演しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Yes (You Need To Rock 'N' Roll) / Touch

クイーンが好きな方は「ブラック・スター」って曲がメチャかっこ良くてお勧めですが、今回はStyxみたいな曲をご紹介致します。Styxのジェームス・ヤングが歌いそうなスケールのデカい曲。Styxのグランド・イリュージョンに入っていそうな曲だと思いますね。 ^^)  それくらいプログレ・ハードしてます。

 

タッチはその曲に合うような適切なヴォーカルに変わる点も凄くいい。リード・ヴォーカルが取れるメンバーが複数人いるバンドは、ハーモニーもキレイだし多彩な曲が入っていて魅力的ですね。カンサス然り、スティックス然り、フォリナー然り、G.ローリー期のジャーニー然り、ニュー・イングランド然り…プログレ・ハードの特徴でもあります。

 

このアルバムは全曲がプログレ・ハードではなく、シンプルなハード・ロック調の曲やポップな曲もありますが、マイク・マンゴールドの才能のせいか?メンバーのセンスが高いせいか?(あるいは両方かな)こんないい曲ばかり含まれているハード・ポップ・アルバムはあまりないと思う。

 

無名どころでこれほどクオリティの高いアルバムを作れるのは、バランスくらいか? バランスの1stは、このアルバムとタメ張りますが、あちらはプログレ的要素はなくTOTOをニューイングランド寄りにしたかのような華やかなポップなハード・ポップ・バンドです。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Hope / New England

今回もニュー・イングランドの大作を1曲。前回同様にマイク・ストーン・プロデュースの2ndから(1st がポール・スタンレイ&マイク・ストーン、2nd がマイク・ストーン、3rd がトッド・ラングレンのプロデュースです)

 

この曲はニュー・イングランドで最も好きな曲の1つ。静から動の展開と後半の盛り上がりが素晴らしく感動する。この甘い世界観と哀愁溢れるメロディアスは、自分的にはもうこれ以上の素晴らしい世界観は味わえないというレベルと感じております。ハマるともう抜け出せない世界観。

 

ニューイングランドがいいと思われた方は、オリジナルの3枚のアルバムの全曲のご視聴をお勧めしたいです。(^^) 楽曲のクオリティの高さ、歌いたくなるメロディアスさ、美音のアンサンブルに圧倒されるかと。私的に「親近感が強い」という面では、カンサスとスティックス以上と感じます。いい曲だなあ、ホントこれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Half Penny, Two Penny/AD 1958  '82  / Styx 

おおー! この当時のビデオ動画がYouTubeにあったー!(まあ、この動画はブートでも出回っていたので有り得る話ではありますが、実際観れると嬉しい)この年ですね、私が高校生の時に観て感動したのは!ただ、私が観たのは横浜の何とか体育館だったかなあ? 会場の名称は覚えてませんが、横浜の会場で、この動画は武道館で日本最終公演だったかと。NHKのヤング・ミュージック・ショウという当時話題になってた番組で地上波で放映してたんですよね。今のダメ体制では考えられない時代でした。(洋楽ロックバンドの来日ライヴをNHKの地上波で流すなんて)

 

バンドはあまりテクニカルではないですが(ギターとかミスってる箇所もありますが)、非常に歌心がありドラマチックに演奏しているフィーリングがやはり1流ですね。心に沁みる演奏・歌表現。表現者としては最高レベル。

 

この緊張感と劇的な展開後半のドラマチックでメロディアスなフィーリングは、唯一無二。個性もスゴイ。世界観もスゴイ。感動しましたこの曲展開。

 

 

 

 

 

 

また、御楽しみにー! (^^)

 

 

次回は、「英国の静寂」に行きまーす!