NHK-FMのジャズロック特集に挑戦状じゃああ!! ←お爺ちゃんって何で「じゃああ!」って言うんだろう?(^^)

 

「ファノン・ジャズロック特集」の選曲に勝てるか!? なんつってー! 

そもそも挑戦!と言いながら既に自分の方が上だという言い方になっちょる。厚かましい人 (^^;

 

当然ですが勝ち負けの問題ではない。 

 

でも、NHKFMのオンエアー曲を少し拝見させて頂きましたが、明らかな偏りと、昔からの定石通りが多過ぎて私的には面白みのない選曲でしたね。←言うね、この人 笑 (楽曲が良くないという意味ではありません。選び方が当たり前過ぎるという)

 

結構前にカラオケ動画のフレンドさんに、「ファノンさんはブラス入りの音楽は聴かないんですか?」と質問されたことがある。「マイク・ウェストブルックなどのジャズロックならある程度は聴きますよ」と答えた事がある。「釈迦に説法…」と恐縮されてましたが、実際そんなには詳しくないですね(何百枚かは聴いてると思いますが、プログレ全般のように何千枚までは聴いてない)

 

私がメロディアス歌モノが大好きである事はみんな知っていたので、あまりインスト演奏主体の音楽を聴くイメージがなかったのかもしれません。でも、そもそも洋楽ロック好きなので、「サウンドの響き」を重視する傾向はありますよね、洋ロックファンは。「音の鳴り」「音の響き」「音の重なり/アンサンブル」による心地良さにこだわるかと。その内の「音の響き」を重視したのが、ある意味「ECM系」のジャズではないでしょうか。

 

ジャズロックを聴く時は、歌メロドラマチックを聴く時と姿勢モードが変わりますけどね。「心の奥底に響く」というよりは、「本能的な聴覚脳感覚・感性」に響くというか、メロディアス歌モノとは「良い」と感じている脳の箇所が違うんじゃないでしょうか?脳科学の詳細はわかりませんが、多分。 ジャズの好きな方ってそんな感じなのではないでしょうか?

 

そもそもジャズロックとはなんぞや?

 

ジャズとロックが混ざっている。そりゃそうでしょ。 では、お助けマン「ウィキ」を見てみよう。↓(ポイントをまとめています)

 

 

「1960年代に電気楽器を使用したロックが台頭し、ジャズにおいても電気楽器を多用したエレキギターやエレピなどを使用したロック的な奏法を取り入れ、新しい演奏スタイルが生まれた。また、ロックのジャンルにおいてもより即興演奏を中心とするスタイルが発展した。これをジャズ・ロックと分類した。

 

ジャズ分野で既に名声を獲得していたマイルス・デイヴィス、ジョン・マクラフリン、ハービー・ハンコックなどが音楽的試みとして、演奏に取り入れた。さらに、70年代にはクロスオーバー、フュージョンへと変化していった。

 

1960年代末から70年代初頭にかけて、英国のロック及びジャズ系のミュージシャンがジャズ・ロック・アルバムを発表した。コロシアム、ソフト・マシーンらが代表格である。他にフィル・コリンズが在籍したブランドX、マイク・ウェストブルック、ニール・アドレイらがいた。

 

イタリアのアルティ・エ・メスティエリなど欧州の各国でプログレ的なアプローチも試みられた」

 

ウィキここまで。

 

 

 

お助けマンにモノ申すのは失礼かもしれないが、あまり異論はないし、マイク・ウェストブルックをちゃんと入れてる辺りは嬉しいけど、偉大なジャズロックバンドである「ザオ(ZAO)」を入れない辺りが所詮ウィキか?  ^^)  

 

ザオ というバンドは、私が「世界で1番凄い」と思うフランスのジャズ・ロック・バンドです。

 

 

 

私は子供の頃から音に敏感で、ノイズや不快な音は大きい音量でなくても「うるさいうるさい」と不快になってしまう。その代わり心地の良い音は、普通の多くの人々よりも快感に感じているような気がする。これは明らかに音楽的趣味や趣味的なお話ではなく、生まれながらの聴覚と脳に於ける身体的特徴のように思える。

 

日常に街や道端などで聴こえてくる音色・音質に関して敏感。音楽を聴く以前のお話。誰でもそういう一面はあると思いますが、それにブースターが掛かると言うのか、周りの人々が平気なちょっとした騒音やノイズでも人一倍不快に感じていたりする。音色も関係があると思うし、周波数的な事も関わっていると思う。

 

ので、固い音のする日本のメーカーのオーディオは聴けない(特にスピーカー)。好みにうるさいだけでなく(それもあるでしょうが)、感覚的に不快で聴けないのである。偏見や思い込みではない。ある種の精神疾患から来るものでもない。ただ単に音に敏感なだけ。

 

で、さらに音楽的趣味もそれに拍車が掛かっているように思う。 つまり、「聴覚・脳の音反応に於いて、快感・不快感を感じる感受性が敏感で、さらに音楽的好みもうるさい」という2重のブースターが掛かって聴こえて来ているのではないかと。

 

ので、楽曲によっては音色・音質に不快感を感じ、さらに嫌いな音楽的ニュアンスが乗っかると超不快になり機嫌さえもかなり悪くなる。ので、日本のテレビの歌番組は不快でとても聴けない(日本の音楽が全て嫌いという訳ではありません。日本の好きな音楽を特集してる回もあります)事から、日本で人気のあるアーティストも殆ど聴けない状態です。何度も言いますが偏見や先入観ではありません。むしろ日本の音楽を応援したい。(純粋にいい音楽をやりたいと思っているのであれば)

 

洋楽は、音色・音質・アンサンブルバランスが良く練られていて絶妙に良いものが多い。そして、音楽的方向性も自分に合う。だから聴くのは洋楽ばかりになる。 

 

 

さて、今回はなぜいきなりのこのテイクアウトを… 違う、  カミングアウト…・を?  

 

それは、今回は歌のメロディやそれに合わせたバックアンサンブルという綿密に計算された音楽ではなく、「音の鳴り」が最終的には音楽性の評価にまでつながるアンサンブル音響が大事なインスト曲中心のジャズ・ロックの回だからです。

 

こういうジャンルは「音の鳴り・響き、」「躍動感・グルーヴ感」「アンサンブルの綿密さ」「機転の利くアドリヴのカッコ良さ」…などなど、聴覚・脳神経に直結してる音楽と言えるのではないでしょうか? つまり「感性が冴えてないと」という。

 

一般にジャズロックの代表作と評価されているものには、いいと感じるものもありますが、どうも受け付けない的なものも少なくない。それは主に音楽性が気に入らないというよりも、音の鳴りが自分に合わない=受け付けないと言ったものが多いからです。

 

演奏主体でソロが多いとプレーヤーはここぞとばかりに主張しますよね。その押し出し感が強すぎると自分の受け入れられる「音色・音質・音圧 のキャパを超えてしまう」。無理して聴いているともうこれ以上は聴けない。と不快感の嵐になってしまう。といった具合です。

 

そこで、NHK-FMのジャズロック特集の選曲などを見ると、ジャズロックと言えばソフトマシーン? アレア? アルティ? ホールズワ-ス? あまりに常連過ぎないか?  ソフト・マシーンは昔5枚位アルバムを良く聴いてみましたが、全く受け付けない。

 

でも各メンバーのソロなんかは好きなんですよね。ロバート・ワイアット、ケビン・エアーズ、ヒュー・ホッパーはソロとしてはかなり好きなアーティスト。カール・ジェンキンスも好きだし、ホールズワ-スもU.K.でのプレーは好きですね。でもあのソフトマシーンによるアンサンブルによる強力な音圧は、圧が強すぎて耐えられない。特にサックスがうるさい(笑)。

 

アレアもヴォーカルのあの独特の発声法は受けつけない。声を振るわせないで普通にスキャットやってよ…みたいな。アルティもドラムがうるさ過ぎて…疲れてしまう。(←コイツ言い過ぎだろ! スミマセンファンの方々<(_ _)> 個人趣味的たわけ発言です)

 

いや、別にNHK-FMを全否定したい訳ではありません。イアン・カー  ニュークリアス、ハットフィールド&ザ・ノース、サムラ (ラース・ホルメルいいよー)なんかがが選曲に入っていたのは、「やるなー!」とは思った。(←どこか偉そうだ)

 

で、今回は惜しみもなく、ジャズロックを聴いて来た中から、本当に心地良いアンサンブル。カッコいいインタープレイ。キメのタイミング。音色・音質・音圧が心地良いと感じる極上のハイセンスでカッコいいジャズロックをご紹介致します。

 

これ以上のカッコいいジャズロックないのでは? と個人的には思う奇跡の楽曲。贅沢過ぎる選曲。

 

ジャズロックの楽しみ方というのは、何といってもそのメンバーのソリストとしての高い技術、演奏の駆け引き・掛け合いのコンビネーションや戦いが程よい緊張感を生み、違うパートをアドリヴで弾いていた次の瞬間に、今度はユニゾンフレーズに入る瞬間なんてもう極上の演奏パフォーマンス!! 

 

時にはぶつかり合い、時には強調するという様々な展開!! 無言だが楽器を操る事でそのコミュニケーションの醍醐味が味わえる。という。

 

 

※ 今回は、「ハットフィールド&ザ・ノース」などのカンタベリーは、膨大なカタログが存在し、私が知ってる範囲でもかなり多くのアイテム数がありますので、入れない事にしました。ジャズ・ロックとカンタベリーは分けてご紹介と。 恐らくプログレ名曲特集にカンタベリーの回を別に設ける事になると思います。お楽しみに。 ^^) (多少被るバンドはあるかも)

 

 

 

 

★Song for the Bearded Lady  Live at the BBC  / Nucleus

この曲はブリティッシュジャズロックの典型・正統・見本みたいな。教科書的でわかりやすく聴きやすい入門的には最適な典型的なジャズロックですね。ただ、このアーティストのスタジオ盤CDはなぜか音質が良くなく、こじんまりした演奏に聴こえる。本来、もっと良い音で録音されているはずなのは想像に難くない。これだけの良いアンサンブルと良い演奏をして、音質だけが悪いはずがないからだ。

 

「音が良くないので、このアーティストは今回の特集には掲載しない」と思っていた矢先に、最近、ディスクユニオンで見つけた! BBCライヴバージョン! 今回のジャズロック特集に間に合ってよかった。^^)  カッコイイですね!

 

BBCは偉いですよね。音楽を一つの芸術的財産と思っているのでしょう。有名実力アーティストは多くがBBCライヴテイクが存在する。確かメタルのサムソンなんかもあるんじゃなかったかな?超ビッグバンドでなくても録音保存してますからね。NHKも見習うべき。音楽は国民や人類の財産になるんだよね。世界遺産と同じく文化遺産でしょうが。この辺からも日本の音楽芸術軽視の姿勢がわかる。

 

で、そのBBCライヴバージョンの音質が極上という訳ではないのですが、スタジオ盤に比べればかなりハッキリした良い音質でしたので、今回ご紹介するに至りました。このアーティストはNHKFMで放送されたようですが、オンエアーされたのはこの曲かな?

 

 

 

 

 

 

 

★Overture / Mike Westbrook feat. John Surman 

さてさてさて、泣く子も黙るマイクさん! ジャズロックの大御所! センスあるジャズロックの頂点! はたまたカンタベリーとジャズロックを結びつける天使か?(ヘンリーカウのリンジークーパーなどが参加)  アバンギャルド的歌モノみたいな斬新な手法も。 もうシンフォプログレとはまた違う方向性で、カッコよく制御されていながらも自由気ままな空気感を感じる。

 

なんだろう? このストイックに感じるが自由度の高いジャズ的なロックは。ロック的なジャズ? 生き生きといい演奏をしている点が魅力的。ライヴでの緊張感も程よい空気感を作ってる。この人達のライヴ映像を見ると、「パイオニア的な誇り」というものを感じますね。堂々とした振る舞い。

 

本来は所有している「the cortege 」という2枚組CDの曲からご紹介したかったのですが、その曲がYouTubeで見当たらないので(「the cortege」というタイトルのライヴはYouTube上にあるのですが、曲がCDと違う)、たまたま見つけた良曲をどうぞ。マイクバンドの良い特徴がこの演奏にも表れていると思います。

 

 

 

 

 

 

 

FMラジオでも流れない「ジャズ・ロックの超名曲」3連発!!!

 

★Beneath the Geyser / Etna 

さて、ウォーミングアップの名曲2曲の次は、いよいよ本命のジャズロック超名曲3曲をどうぞ!! このCⅮは昔、音の悪いCDを購入して、「あれ~、せっかくいい内容なのに音が悪くて残念。いつか良い音で聴いてみたいな」と思っていたら、最近、何十年目かぶりに再発リマスターが出て大満足・万歳状態! 笑  

 

アルティ? アレア? ソフトマシーン? 私は断然コッチですね。 リマスターCDを聴いて、当時想像していた良内容の推測を超えていました。スッゲーなこれ!!!って。 ジャズロック総作品ベスト10には間違いなく入ります!!! ベスト5に入るかな?

 

アンサンブルのフレーズ・音色・音質が良く、生々しい演奏の緊張感もベスト! コンビネーションも最高! ジャズロックの理想ですね。カーステで聴いてても心地良さが半端ない。このアルバムは他にもいい曲多数!

 

 

 

 

 

 

 

 

★Orinoco / Sun Treader

エトナはまだユーロプログレファンには昔から知られた存在ですが、このバンド・アルバムとなったらもう知ってる人が極端に少ないのでは? でもこのアルバㇺは極上のジャズロックですよ。なぜこれを掛けない?山田五郎! 笑 彼のせいじゃないか? ^^) 

 

何十年前か昔、このアルバムをレコードで買った。うろ覚えですが、5,000~6,000円くらいだったか? プログレ本で高評価だったので無理して買った。 当時、カーステのMⅮに録音して聴いたらたまげた。滅茶苦茶音が良くて演奏も完璧。ソロアドリヴプレイもソフトマシーンのようなうるささもなく、非常に華麗に地味に縦横無尽に宙を駆け回るというイメージ。「ジャズ・ロックってこんなカッコイイ曲あるんだ!」というカルチャーショックを受けましたね。

 

この曲が1番好きですが、他の曲もカッコイイ曲あり。ジャズロックの傑作と言っていいでしょう。

 

ちょっとYouTubeネット音質が良くない。実際、CDで聴くとかなり音質はいいし、レコードなんて極上のサウンド。ドラムの音は全然違うな。実際はもっと上質のグッドサウンドです。 でも、演奏のスリリングさ・掛け合いの面白さは伝わるかと。

 

 

 

 

 

 

 

 

★Tserouf / ZAO

プログレファンにはかなり有名なフランスのバンド「マグマ」。 そのメンバーである ヨシコ・セファー(サックス、クラリネット)と フランソワ・カーン(ピアノ)によって結成されたバンド。1971年~1994年に活動し、6枚のスタジオ・アルバムをリリースした。 で、この曲は、1976年の超名盤「カワナ」から。ヴァイオリンに ディディエ・ロックウッド が加わっている。

 

マグマというバンドは個人的には嫌いではないですが、大好きとまでは言えない。でも、リーダーのクリスチャン・ヴァンデ のソロアルバムは結構「静」的な雰囲気が好きなんですけどね。(オファリングも)「Love」なんて名曲だと思いますし、自分のライヴハウス出演時にも動揺しないように自分のペースを作るためにコンサートの前にヴァンデのソロ曲を会場で流してもらいました。←会場の人、誰も知らないんじゃあ…(^^; (この時はマリリオンのブリッジというインスト曲も流した)

 

で、この奇跡のプレーは「まばたき禁止!」(見る訳ではない。笑)   息を飲んで演奏に聴き入ってしまうとはこの事。私個人的には、これ以上の「ハイテンション・ハイクオリティなアドリヴかけ合い」は無いのでは?と。 世界1のインター・プレイと感じます。(ただし、やはりYouTubeネット環境の限界は感じる。音が良くない)

 

初めは大人しいですが、各ソロパートのインタープレイ(演奏者同士のアドリヴの掛け合い)が進むと徐々にプレーヤーのテンションが上がって行きます。その空気感が聴いてる側にも伝わって来ます。自然とリズムが早まり(または故意にか?)、演奏ニュアンスや躍動感が音に表れ、一発アドリヴのフレーズのカッコ良さが爆発している表現がメチャクチャ伝わってくるという。

 

演奏者の集中力と緊張感が半端なく伝わって来る。これを奇跡の名演と言わずに何と言う? いいジャズロックは決まってドラムのタイトなプレーとオカズのタイミングがカッコイイですね。これは共通点。こんなプレーを生で間近で聴いたら、あまりのカッコ良さに気絶しそうだ。笑

 

※  YouTubeでは、1曲指定単位で見つけられなかったので、アルバム全曲動画をどうぞ。この曲は2曲目です。全曲動画でもタイムの所に切れ目が入っていて2曲目から流せます。出来れば2曲目の頭から聴いて欲しいのですが(7分3秒から)、テンションアップの過程のみを確認されたい方は、11分40秒辺りから徐々にテンションが上がって行きます。マジにスゲェです。その奇跡的ハイテンションプレーが堪能出来ます。大音量で聴くとヤバい… ^^) 

 

 

 

 

 

 

 

趣を変えて、洗練された滑らかなジャズロックの名曲へ

 

★Prologue・Rainbow One / NEIL ARDLEY

個人的見解ですが、ブラス系ジャズ・ロックと言えば、まずこの曲ではないでしょうか? NHK-FMではこの曲を流したのかな? この曲流さないなんてエセジャズロック番組なんじゃないか? いやいや、さすがにそれは言い過ぎだ。ゴメンナサイ<(_ _)>

 

さて、ハイクオリティ&ハイテンションのトップ3の後は、ハイクオリティで落ち着いた品のいいジャズロックに行きましょう。この曲は20歳代の頃に聴いたかな? 非常に知的な感じもするし、高品質で計算された綺麗なアンサンブルにはハマりましたね。

 

当時、ちょっとあまりに聴き過ぎて飽きてしまい売却してしまったのですが、久しぶりに聴いたらやっぱり凄かった。買い直したい。← 出たー!ブログ上で恥ずかしい買い直し宣言。 最初に書いたオケ動画フレンドさんはこの曲ご存知なのかな?もし知らなかったら聴いて欲しい。 ^^)  あまりの完成度の高さに驚かれること間違いなし。 ^^)  ニール・アドレイってスゴイですね。 曲名やジャケットも音楽性にピッタリ!!これこそ「ハイセンス」というものでは?

 

 

 

 

 

 

 

 

★Sail On Solar Winds (太陽風上の航行)/ Jack Lancaster · Robin Lumley

さて、「日本では、いい音楽があまり知られていない」ことを証明しているファノンブログ。たたみ掛けますよ。 ^^)  この人達も日本盤CDが出ているし、比較的有名でしょうか。

 

こういうユニークな音色を使ったいい意味での遊び心が微笑ましい。こういう「音楽のおもちゃ」みたいな独創性みたいなものが日本の音楽に欠けてる気がする。柔軟性とストイックさと面白さとメロディアスが混在している楽しさ。

 

この曲は、「今回のテーマに沿っているかな?」とも思いましたが、アンサンブルにニール・アドレイ的な美意識みたなものを感じたので選曲しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

★Chappaqua live  / Solution

オランダにも良質なジャズロック・フュージョンバンドがありますよ。カンタベリー系の「スーパー・シスター」。 ジャス・ロック・フュージョン系の「ソル―ション」。どちらもメロディアスな歌モノ曲も素晴らしいという共通点があります。

 

キャメルとつながりのあるメロディアスな歌モノ名曲が多い名バンド「カヤック」を生んだ国ですからね。 オランダは面白いですね。 ソル―ションは確かな演奏テク。インスト曲はジャズロック的に心地よいサウンドが聴いていて飽きないんですよね。高音から低音まで非常にバランスの良い考えられた知的なアンサンブル。

 

歌モノはキャメルの叙情的な部分を除いて、少し軽快で爽やかポップな楽曲が多く、メロディアスでもあるので、これまた聴きやすい心地よさ。もう落ち度の無い優等生バンドですが、テクをひけらかす様な鼻につく所も全くない。

 

なぜ、このような物凄いハイクオリティ・ハイセンスバンドが日本で知られていないのか? 謎です。エンジニアリングのせいもあるのか?日本のフュージョンバンドよりも数十倍心地良いサウンドと感じる。(それは言うな…) でも、スクウェアのロック―ンって曲好きですよ。 ^^) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★La rue / Cortex

サービスし過ぎブログか? いいもの出し過ぎか?ここで、コルテックスまで行っちゃう?(オレいい音楽知ってるなあ。笑 多くを犠牲にしてるからなあ… ^^)   上質でいい音楽ですよコルテックスって。これも以前音の悪いCDが出回っていて、その後、良音のリマスターCDが発売飛び付きました。 

 

さて、世界最高水準のジャズロックをお伝えしていますが、今度は異色のジャズロック(?)で、 プログレファンには名盤とされているコルテックス。このグループはプログレファンのみならず、フリー・ソウル系が好きな方々にも高く評価されてたような。

 

軽快でおしゃれでもあるし、質の高い中身の濃い音楽性も当然ある。このようなハイセンス音楽は中々口では説明できないですね。聴いてすぐにわかる人はわかる。聴く者を選ぶ感じはあるかもしれません。 でも1流と言えるでしょう。

 

初め、おしゃれクラヴ 映画音楽系? と思われるかもしれませんが、後半しっかりジャズロックしてます。こういうエレピの音っていいですねー!!味があって。 おいしいワインのイメージか?(高級ワインって飲んだことないけど…笑)

 

 

 

 


 

 

 

★CORTEGE part2 / Mike Westbrook band 

貴重映像!! リンゼイ・クーパーがリードソロでフロントに!! ヘンリー・カウのメンバーで、彼女のバンド ニューズ・オブ・バベルも大好きですが(以前にご紹介)、この有能なバスーン・オーボエ奏者はマイク・ウェストブルックでも活躍してたんですね。

 

カッコイイなあ。リンゼイクーパーは大好きなカンタベリー系のミュージシャンです。何がカッコイイって。音です。フレーズです。間の取り方です。演奏のニュアンスです。弾く姿です。女性ですが戦士のよう。動画の表情を見て下さい。集中力と緊張感がベストな状態が空気感と共に伝わって来る。

 

マイク・ウェストブルック・バンドって、かっこイイですね。リズムの取り方もいいですね。この曲は上記でマイク・ウェストブルックの名盤「CORTEGE」がYouTubeに見つけられなかったので、上記「Overture」と同じくマイク・ウェストブルックの素晴らしさを伝えたいという補助映像の意味と、リンゼイクーパーの素晴らしさをお伝えしたいという二つの意味合いで掲載しました。

 

リンゼイ・クーパーのソロプレイは、7分50秒付近からです。

 

 

 

 

 

 

ジャズロックに関係が深いのはカンタベリーですが、整理が大変なのでカンタベリーは違う機会に。(ジャズロックも大変でしたが、さらに人脈なり音楽性が複雑というか整理しにくい)

 

ので、次回は感動する フォークトラッド系 に行きます。フォークはちょびっとで大半はトラッドで、民族音楽色の強いものでなく、メロディアスで聴きやすい曲で。 ^^) 

 

 

 

 

またお楽しみに―!! ^^)