昨日のこと。
ランチのガパオライスを作っていたら、ちんちんず(夫、長男、次男)が思いのほか早く、階下のプールから帰ってきた。
玄関を開けるなり、次男がひと言。
「大変なことが起こりました!」
イヤな予感しかしない……。
ほらね。
プールサイドのチェアにいたらしい。
私は大変な虫嫌いなのです。
カブトムシもクワガタも、私にとってはGと大差ない。
これまで何度も、子どもたちに「飼いたい」と言われてきたけど、丁重にお断りしてきた。
学校でも飼っているんだから、そこで満足してください、と。
「子どもが飼いたいなら……」なんて、聖母マリアじゃないんです。
嫌なものは嫌。
なのに今回は、私の許可を取った覚えが一切ないまま、話がとんとん拍子に進んでいた。
しかも、ちんちんずのヘッドこと夫が、一番ノリノリ。
納戸にこもって、飼育環境を整えている。
……ねぇ。
私、一言も「飼っていい」って言ってないんだけど。
虫と暮らすなんてよー!
やさぐれた私は、飲む予定もなかったビールを開けた。
すると夫に、「家族が増えたお祝いかい?」と笑われる。
ちなみに、その虫には次男たちによって「カズヒ」という名前がつけられていた。
カズキじゃなくて、カズヒ。
なんだ、その妙にキラキラした名前は。
「どうせクラスメイトにいるんでしょ?」
……図星だったw
その後、夫が「千葉カツヲ」に改名。
こっちのほうが、なんとなく耳なじみがいい。
どっちでもいいけどw
近所のスーパーでそろえると、ケースと土で約2,000円。
「ひとり1,000円、払えるの?」
夫が聞くと、野郎ども、無言で首を振る。
仕方なく、15km先の100均までクルマを走らせる。
ガソリン代はどうすんだよw
結果、660円で飼育セット完成。
その間、千葉カツヲは納戸で、ひっくり返したカゴのなかに仮住まいしていた。
そして、事件はここから…。
ちんちんずの帰りがあまりに遅いので、私は先にシャワーを浴びる。
脱衣所でパックをしながら髪を乾かし、そろそろパジャマを着ようとしたそのとき、夫たちが帰宅。
「カツヲがいない!」
大騒ぎが始まった。
次男は、「おかあが逃がしたんだ!」
と、なぜか私を疑う。
私が虫なんか触るかい!
人のせいにするんじゃないw
そう思いながらパジャマに手を伸ばした、その瞬間。
黒くてツヤツヤした物体が、パジャマのズボンにへばりついていた。
それを聞いた夫は、「あ、カツヲいた」と思ったそうだ。
……すごいよなぁ、カツヲ。
よりによって、私のパジャマにいるんだぜ?
昨日から我が家には、千葉カツヲという家族が増えました。
私はまだ、まったく歓迎していないよw
落ち着かない。
非常に落ち着かない。
