長年お世話になってきた暮らしの工夫ウェブ「kufura(小学館)」の終了に伴い、これまでの連載記事を自分のブログで再掲載しています。
 

33回目のテーマは、「麦茶をやめてみた話」。

あくまでわが家の暮らし方を見直した記録であって、「麦茶はダメ」という話ではありません。


毎日なんとなく続けている家事って、本当に必要なのかな?

そんな視点で読んでもらえたらうれしいです。

 

 

「麦茶」卒業しました!子育て家庭の「思い込みルーティン」をやめてみた【#33】

 

[公開日] 2025.06.29

 

旅エッセイストの国井律子です。夏だけでなく一年中、自家製の麦茶を作っているご家庭、多いですよね。とくに最近は子どもの水筒持参が当たり前になり、麦茶は“親のルーティン”に組みこまれがち。

わが家も12年前、長男の出産を機に「麦茶=ノンカフェイン=子どもにやさしい」とどこかで習い、そのまま何年も作り続けていました。

でも、あるときふと「……これ、本当に必要?」と思ったんです。

作るの面倒くさい。冷蔵庫で場所を取る。容器の衛生管理もちょっと気になる。そもそも麦茶って、そこまで身体にいいの? 安すぎる市販のティーバッグ、大丈夫? 茶葉の栽培環境やパックの素材など、ふとした疑問がいくつも浮かびました。
だったら、いっそ「やめてみる」のもアリかもしれない……。

「麦茶→ただの水」に変えたら、思った以上にラクだった! 今回はそんな、わが家の“麦茶卒業”ストーリーです。

 

私が麦茶を手放した5つの理由

 

1: 栄養よりも「安心」が気になるようになった

麦茶って本当に身体にいいの? 水じゃダメ?

 

麦茶のティーバッグって、スーパーやドラッグストアでずいぶん安く売られています。これって完全無農薬で育ったのかな。パックに化学物質含まれていないかな? あるときそんな疑問がムクムクと湧いたんです。 

よくわからないものにオカネは使いたくないと思いました。

そもそもペットボトルの麦茶は絶対に買わない私です。ゴミも出るし。だから世田谷区では2週ごとに回収しに来るペットゴミ、何カ月も出すことがないのです。


ところで、数年前からペットボトル飲料水に含まれるマイクロプラスティックがエグい、という話をニュースなどでたびたび見かけます。いまさらそんなことばかり気にしても逆に病んでしまいそうですが、私は旅行のとき以外でペットボトルは買いません。自宅や仕事部屋での水分補給は沸かしたお湯をステンレスボトルに入れて、それを2L/日くらい飲んでいますね。水だと歯にステインが付かないという利点もあります(笑)。

 

2:麦茶ポット、思ったよりも不衛生?

長男が赤ちゃんのとき、旅先のホームセンターで購入した年季の入った麦茶ポット。

 

麦茶をせこせこ作り続けていたころのお話。

夜、水出し麦茶をポットで作り、翌朝子どもたちの水筒に注ぎました。スポーツが大好きな次男は幼稚園に1Lの水筒を持参していました。子どもたちの食事どきに飲ませたらあっという間にスッカラカンになり、その麦茶ポットを洗って……。そんなに毎回洗剤付けてしっかりは洗いませんよ。水でチャッとすすぐくらい。たまに食洗機に入れたりもしたけど(スペースが余っているとき限定)、なんだか麦茶ポットって、汚くない? 毎回無菌だったらいいけれど、それは不可能だなと思ったのでした。

 

3:ついに発症「面倒くさい病」

出た。「面倒くさい病」(笑)。

でも、そう感じる心の声に、もっと耳を傾けた方がいいと、整理収納アドバイザー1級資格を持っている私は思うのです。

漫然と、「思いこみ」だけでやり続けていたことに、「無駄」が隠されていたりするので。

 

4:麦茶ポットの定位置、冷蔵庫に空間が生まれた!

 


これまでここに麦茶ポットを立てていました。なくなって、なんだかスッキリした!

 

冷蔵庫のドアポケットに2Lの麦茶ポットを立てていました。地味に幅取るし、奥のもの取りづらい。ポットが無くなっただけで、本当にスッキリしましたね。冷蔵庫は収納と同じでギュウギュウにモノを詰める必要はない。逆に、冷凍庫は詰めた方が電気代が節約になると聞いたことがありますが……。

 

5:子どもに「水はまずい」と言われて考えたこと

麦茶で育ててしまった子どもたち。たまに水も出してはいたのですが、「麦茶じゃないと飲みたくない」、「水はまずいからいらない」と言い出しました。
 

ちょちょちょ、ちょっと待った!


一応、世界一周している旅エッセイストの私です。いくらでも反論できます。キミたちは今後の人生、日本だけじゃなく、世界で仕事する可能性がある。そんな変なコダワリはスグにでも捨てた方がいい。
というのも、日本にいたら麦茶はほぼ国民飲料。どこでも手に入る。けど世界で麦茶はほとんど見かけない。水はなんだかんだと一番安いし(ワインの方が安い国もあったけど……)、混じり気がなくて健康的。ほかの国々で売られているお茶は砂糖がたっぷり入っていて、なんだこれ甘すぎ! と驚くことがあるだろう。糖質とか余計なモノとか入っていない水が、とにかく一番よ。

 

 

かくして脱麦茶、「水」が定着したのでした


ここ数年子どもたちにしっかり定着した「水」です。朝の水くみ風景。

 

わが家のキッチンは『LIXIL』のタッチレス水栓です。カートリッジは年1交換で1万8,700円(定期便契約しています)。飲み水も、料理もこちらでチャンチャン。以前はウォーターサーバーも利用していましたが、ボトル代、サーバーのレンタル代、電気代など考えたら、このタッチレス水栓がもっとも経済的でした。オーダーする手間もない。
 

子どもたちの水筒はこすらずポンと食洗器に放り込める、タフな「ナルゲンボトル」を愛用しています。凍らせることもできるので、夏場は冷凍庫で少し冷やしてから持って行くことも。口当たり温度に好みがあるので私はノータッチ。彼らがおのおのやっています。でも以前凍らせすぎてしまい、飲みたいときに飲めなくて困った次男は「常温が一番」と言っています(笑)。

 

 

長男と私のボトル。
 

たくさん運動する次男は1Lボトル。

 

 


茶葉を入れていた収納カゴがまるっと空いてしまいました……。

 

ていうかうちの収納、全体的にすっかすかです。この家を作ったころの私に言いたい。そんなに収納は必要じゃないよと(笑)。もっと部屋の間取りを広くしたかった。

 

ひとことで自家製麦茶と言っても、茶葉を購入、麦茶を作る、麦茶ポットを洗うの繰り返し。けっこうな手間だと思いませんか。麦茶が尽きないように永遠に作り続けるのって、本当に孤独な作業……。わが家も「今日から麦茶ではなく水にする!」と宣言した日は子どもたちからたくさんのブーイングが沸きました。でもいまや、毎朝セルフで水を汲んでいます。

 

たかが麦茶、されど麦茶。
 

「これって必要?」と立ち止まってみるだけで、意外なほど暮らしが軽くなります。小さな手放しから始める整え時間、おすすめです。

 

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※わが家には水が合っていただけで、もちろん麦茶を否定したいわけではありません笑

 


ここ一年でシレっと手放した家事、なんだろうと考えた。

 

・洗濯当番
 干す、畳む、所定の位置に戻すは男たちの仕事

 

・朝ごはん作り
 夫担当に。私は子どもたちの学習係

 

天井をにらんで考えたけど、そのくらいか。

いや、でかいよね、毎日のことだもん。

あとは子どもたちが勝手に成長してくれて、年々やること減って来たかも。風呂入れたり、保育園に送ったり、ごはんを「あーん」って食べさせたり。

 

通勤途中に、保育園があるのね。
当然、保護者の皆さん、私よりも若い。
みんな必死な感じで毎日送り迎えしている。

仕事に遅れそうな顔で走るお母さん。

はたまた仕事が押したのか、延長料金を取られまいと小走りのお父さん。

 

ちょっと前まで、私もこのなかにいたのかー。皆さん、がんばれー! と、保育園の前を通るたびにしみじみ思う。

 

て、手間がかかる育児は少し落ち着いたけど、いまは生意気次男の言動にイライラするw
バブのころは、あんなにかわいかったのにー笑

 

とにかく。

子どもが成長すると、親の仕事も少しずつ卒業していく。

そのタイミングで「もうやらなくてもいいこと」を見直してみるのも悪くないよね。

麦茶をやめたことは、本当に小さなこと。
でも、毎日続く家事だからこそ、暮らしはずいぶん軽くなりました!