原稿執筆のときに、近しい人たちにインタビューさせてもらうことがあるんだけど。この間は食事のことについてね。
多くのみんなは、日々の「弁当」を重荷に思っていることがよくわかった。
こちらですね。
「来年小学校に上がる息子の、長期休みの学童弁当どうしようかいまから心配……」とか。
「小学生の娘が夏休みに入り、毎日の弁当作り、ものすごく負担……」とか。
料理好きの人もそんなこと言っていて、へぇと意外に思った。
そんな私もよ、結婚と同時に弁当生活が始まって。
そのとき夫の会社が住宅街にあり、食べる場所がないとか。
ちょっとでも節約できればとか?
そんな気持ちで弁当作りがスタートしたと記憶しているのだけど。
私はそのころ、ランチは外食していたので、夫の分だけ作っていた。
はじめのころは、想像を絶するくらい重荷で。
そんな文句言うなら、ジブンの分はジブンで作ればいいじゃない!
なんて、イライラしていたなーとw
けれども夫は、私の扱いが上手くてw
毎週末一緒にスーパーへ買い物に行ったり。
いま現在は、献立を作るのは私だけど、次男を引き連れてふたりで週末のどちらかにスーパーに買い出しに行ってくれたり=私に1人の時間を与えてくれたり。
ちょっとだけ前向きなことを言うと、弁当は「ダイエット」するには向いていることに気づけたことは、よかったと思う。ジブンで糖質脂質たんぱく質をコントロールできるから。栄養が偏った外食にオカネ使うのはもったいなくない?
なんてポジティブな発見アリ、夫のサポートアリで、13年続けられた弁当生活だったことはたしか。
なにより私も、ただただ作っては消えていく……というモノを日々ため息付きながらこさえていくのはシャクだからと、毎日の弁当を写真に納めるようになった。13年間ほぼすべてを撮影している。
こちらは夏休みが終わって8/19からの一週間分の弁当ね。
全然たいしたモノは詰めていないよ。
まったくキラキラなんてしてないし、オシャレじゃないし。
この日はパルシステムの冷凍一口トンカツやら、胡麻団子やらだしw
厚切りベーコン炒めただけ。前の日茹でたブロッコリー。
基本、「あるだけマシだと思え弁当」だけどw
人生の記録よ。
そしてこういうのが、ふっと何かのネタで、仕事に使えたりするのよ笑
ほぼ、前の晩の残り物。
多めにおかずを作って(ストックおかず)、それを詰めているだけ。
でも、なにかの仕事に使える!
実際使っている!
その事実だけが私の「心のよりどころ」。
だから毎朝、家族の弁当を作って、せこせこ写真を撮っている。
まるで「儀式」だ。
私が毎朝4人分の弁当を並べて、撮影しているところを、夫は急いでいようがなんだろうが何も言わない。
たまに一度詰めた弁当箱に、あ、胡麻振るの忘れた!とか言って、ふたたび弁当箱を開けて、撮影し直したりすることもよくあるw
彼はわかっている。
その作業のそばで舌打ちなどしようものなら、「それならアナタが毎日全員分の弁当、作りなさいよ!」と言われることをw
これは、月曜日の弁当か。
一番右側、次男分がタッパーに米詰めただけだから。
毎週月曜日は、幼稚園に300円お支払いして、おかず提供を頼んでいる。
だいたい週末はダラダラ遊ぶので、ストックおかずがないので……。
「毎週300円もったいない」と思うか、「ラクできるラッキー」と思うか。
私は後者だけどね。
そのくらい、弁当作りは、正直言ってものすごい負担。
次男が年少のときに保育園から幼稚園に転園するときも、やっぱり給食から弁当にかわることを真っ先に考えて暗い気持ちになった。
これまで夫婦弁当だけだったのが、+1になる。しかも次男は偏食だし……。
2つも3つも代わらない?
全然違うよ。
ましてや長期休みは長男分も加わって、4つになるのよ。
弁当屋のオバサンよw!
作るのも、詰めるのも、弁当箱を洗うのも、拭いて乾燥させるのも、この「名も無き家事」の負担、けっこうなモノ……。
長い休みもあとちょっとだね。来週から長男の給食が始まる。
弁当が4つから3つになるよw
お子さんの夏休みの弁当作りにいそしんでいる皆さま、おつかれさま。もう少し踏ん張りましょう。