なんで子どもって虫取りが好きなんでしょうね。
私が虫が嫌い、というのは大いにあるけど、単純に考えたら、捕獲される虫がかわいそうなのだ。
捕まえられて、カゴに入れられて、親兄弟とバラバラになって(そんなこと虫が考えるのか、知らんけど)。リリースしてもらえたらまだいいけど、もしかしたら放置されて死を迎えるかも知れない。
虫取り、意味ある?
その場で眺めるだけじゃ満足できないの?
……と、生き物大好きなムツゴロウ(長男9歳)に常々言っています。学校で捕まえてきた大量のダンゴムシを(サイテー)、私が一緒のときは家に帰る途中の街路樹の土に「ほら、ダンゴムシの王国作ってやれー!」と、リリースさせるけど。
あの野郎このあいだ、こっそり家までダンゴムシを持ち帰り、ベランダで虫かごに入れて飼ってやがった(長男と一緒にいると私のお口がどんどん悪くなるのです……)。
ベランダからアパート裏庭にダンゴムシを捨てようとしている彼を制して、ちょっと待った! 私なりに長男に伝えたいことがあるし、死骸を処理する作業は彼にやらせたい、とお願いした。
私は虫は嫌いですけど、こういうの、すごくイヤな気分になる。なんだか虫に同情した。
どう伝えたら、私のこの気持ち、わかってもらえるだろうか。こう言った。
人間てね、何度も生まれ変わるのよ。
※SNSなどでもときどき書いていますが、私はまったくの無宗教女です。両親が散骨したため墓も無し。当然スピリチュアルなことも興味ございませんが、あえて「輪廻転生」的な話をさせてもらった
キョトンとしている長男に付け加える。
ちゃんと頑張って生きている人は、死んだとしても、また次に生まれ変わったら、幸せな人生が送れるの!
でもね、アナタみたいに虫を無駄に殺したりするでしょ?
そしたらね、アナタは次はダンゴムシに生まれ変わると思う。
そしてアナタみたいな意地悪で残酷な子どもにカゴに入れられて放置されて、気づいたら死んでるよ。
この話、めちゃ効いたよ!!!
「ひえー、死にたくないから、もうダンゴムシは捕りません!」
泣きそうな顔をする長男。ふん、ざまーみやがれ
「じゃぁ、お母さんはなにに生まれ変わるの?」と、長男。
たぶんね、豊(ボストンテリア、♀だけど豊9歳)みたいにみんなから愛されるイヌとして、生まれ変わると思う。
(輪廻転生のなかで、動物に生まれ変わるのは「畜生界」と言ってよくないステージらしいけど、あえて言わせてください笑)
だって私、豊のこと、心の底から愛しているし、可愛がっている。いつも豊のことばかり考えている。この子を絶対に不幸にさせないと思って一生懸命、私も生きている。
その証拠に? 豊がウンコしている姿を見て、お母さんいつも「その姿勢が本当にかわいいのよー」って毎日目を細めているじゃない。
昨日だったか、オナラをぷぷぷぷーとしながら、寝室に消えていく豊の姿を見て、「かわいくて死にそう!」って絶叫していたでしょう。
何をやっても可愛い豊。
そんな子みたいに私は生まれ変わって、みんなに愛されるの。幸せだと思わない?
まぁオマエは生まれ変わったら、のたれ死ぬダンゴムシだけどな!
「だからもう捕らないってばー!」
今回はだいぶ私のアレンジを込めて長男に伝えさせてもらったけど、「宗教」ってよくできていると思ったな。自戒になるし、心のよりどころになるし、弱い者を大事にするし。
私なりの言い回しで今後も伝えて行ければと思っていますけどねー。
ところで私はGが大嫌い。
今日も出かける間際、長男と悪い顔しながら、あちこちに毒薬まいてやったけど、私の理論だと、生まれ変わったらGにならないかとちょっと心配ではある。そろそろアイツらと対面しそうな、蒸し暑いこのごろなのです
↓今日は運動会の振り替えでお休み。仕事部屋まで長男(学童へ)と一緒に出勤。
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