昨年の昨日、母が亡くなってるところを見つけた。
私が第一発見者だった。
 
朝風呂中にピンピンコロリ♪
 
こっちの心臓が止まりそうなほど本当に驚いたが、親孝行はじゅうぶんしただろう。
話したいこともいっぱい話せただろう。
その証拠に、母が死ぬ前夜まで、私たちは楽しく呑んだのだ。
 
 
うちは無宗教で、父と母が駆け落ちをしたから墓もない(去年の夏の終わり外房の海に散骨した)。だから坊さんも来ない。
悪い言い方をすると非常識、いい言い方をすれば常識にとらわれずに育ててもらった兄と私なので、初七日とか、四十九日とか、うんぬんかんぬん全然ピンと来なくて、どーするー? 一周忌。

「年越し、みんなで外房の家に集まるから、そこで飲み食いしようか」

いいねぇ~ニヤニヤ
 
そんな感じで、たまにばあさん(母です)の話を笑顔でしながら、みんなで寄り合ったのだった。
 
 
 
で、昨日は母が亡くなっているのを見つけた日。
私はいつもと同じように実家の一部屋をお借りしている通称「仕事部屋」に出勤し、かといって線香をあげたり手を合わせたりはしなかった。私にはそういう習慣がないから。
でも心のなかで、もう一年かぁ、こちらは元気よ~と呟いた。
 
 
親がふたりともいなくなっちゃった。
 
高齢出産のリアルだよ~。
 
(母が36のときに私が生まれた)
ていうか私はもっとひどい。長男37歳、次男なんか42歳で産んだ。
サッサと逝くから心の準備、しておけよー! と、いつも野郎ども(8歳と3歳の息子たち)には話しております。
 
一周忌のこれといったセレモニーはしないけど、息子たちには1週間くらい前からばあさんの話、毎日した。彼女が生きていたときの動画も見せた。いい時代だ。

長男は初孫だし、7年間ばあさんとの濃ゆい思い出いっぱい作った。
次男はばあさんが死んだとき、2歳だった。どうか彼女のことを忘れないでほしいなぁと、たまに↓この動画を見せている。
 
母が死ぬ約1週間前の、外房基地での酔っぱらい動画。
 






 
そう、私たちは旅先で東京で、いつもこうやって呑んでいたのだ。ピンピンコロリと、まったく幸せなばあさんだぜ。私の目標!
 
 
 
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最近出逢った児童本。
(YouTubeで読み聞かせ動画があるから探してみてね)
 
わが家の風物詩、長男夕飯中にうとうとが始まったので、テキトウに探したらこの物語にたどり着いた。
 
主人公の男の子のおじいちゃんが、道ばたで心臓発作でサッと逝くのだけど、いろんな描写がばあさんを思い出させ、野郎どもと私、シンとなって観た。
 
「お母ちゃん、なに泣いてるの?🐵」
 
うっせーな、黙って観とけよムキー
 
 
いやー、一年、早い早い。
来年の1/13なんてもっと早くやってくるんだろうなぁ。


 
 
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