私は子育てに関しては、完全に欧米式を支持しています。子どもとは寝床別にして、睡眠時間をしっかり確保しておかないとベストなパフォーマンスは出せないから。
長男(最近7歳になったばかり)は、最初から大成功でした。寝かしつけは無縁。
「じゃ、オレ寝るわ」と、ベッドに向かう彼を、はいよ、おやすみーと、送り出す。もうすでに高校生みたいな貫禄w
むしろ旅行などで寝床が一緒になったとき、お互い困ってしまう感じで、どっちかがソファで寝たりとかね。
ところが問題は次男(明後日2歳になります)。どんなに疲れさせても、とにかく寝ない。眠いけど、夫や私が寝かしつけてくれるまでがんばっちゃう。
とくに最近は、保育園が新コロのせいで休園。さらに寝付きが悪くなり(保育園様々! 毎日朝夕とお散歩に連れて行ってくれて、室内運動させてくれて感謝感謝!)、大人のような睡眠時間なんです。22時過ぎまでお目々ギンギン! 起きるのはなんと6時前!! 昼寝もむりやり寝かしつけないと、しない状態……。おいおい寝ない子は育たないぜ
先日、せっかく子供部屋を作ったけど、次男は夜中(2時とか3時とか)に大泣きしながら私たちの布団に入ってきては大暴れ
夫も私も、もうヘロヘロ。夫なんて、「このままだと睡眠不足で死にそうだ。もう一回次男と同室で寝ようか」なんて言い出す始末。
心を鬼にしないといけない瞬間、人生のなかでけっこうあると思うんです。
たとえば我慢しながら付き合っている恋人との別れ(急に来たw)。相手がかわいそう、申し訳ない、と思っていたらいつまでたっても別れられない。大なり小なり、分かれにはショックが伴うのです。心を鬼に!
子育てで言うと、断乳がそうでしょうか。おっぱいを卒業する日の儀式です(私は完ミ派なので、周りのママ友からその大変さ、たくさん聞きました)。
いままでママが好きなだけ飲ませてくれた大好きなおっぱい。ある日突然、別れがやって来る。泣きわめく子どもを「ごめんね」とひたすら抱きしめながら……、心を鬼に!
うちの「心を鬼に!」は、次男には1人で寝る技を1日でも早く身につけてほしい。夫婦で大変悩みましたが、「心を鬼」にして、私たちの寝室に鍵を付けることに。
いろんな意見があると思います。とくに日本は、添い寝文化が根強いから。まぁ、でも、こんな変わった夫婦もいるのだと、ちょっと聞いてください。
鍵を付けるにあたり、次男が眠りにつく際、毎晩言い聞かせました。
ジブンのベッドでちゃんと寝るんだよ。
ママたちのお部屋、来ちゃダメだよ。
ママたちのお部屋には鍵が掛かっているから、入れないんだよ。
大丈夫。あなたにはお兄ちゃんがいるから。
ちゃんと朝まで寝ようね。
ぎゅーっと抱きしめながら、丁寧に言い聞かせました。
鍵穴を開けなくても、付けられるこんな鍵(ベビーガードとして売られていましたが)、あるんですね。Amazonで買いました。2個セットで1299円でした。
それはさておき、取り付けた初日の晩、いつもと同じように25時半ごろぎゃーっと泣いた次男が、私たちの部屋を訪れました。しかしドアが開かない。2分ほど号泣していましたが、部屋に戻っていきました。
朝、次男を起こしに行ったとき、めちゃくちゃほめました。
ちゃんとジブンの部屋で寝られたんだね。
すばらしいね。
かっこいいね。
お兄ちゃんになったね、etcetc……。
2日目。
やはりギャーッと聞こえてきた深夜3時(いちおう毎回時計は見ます)、前の日よりあっさり子ども部屋に帰って行きました。前日と同様、褒めちぎりました。
3日目。
明け方4時半ごろ次男の泣き声と、それをあやす長男の声。ごめん長男! と思いながら、朝ふたりをぎゅーっと抱きしめて、最上級に褒めそやしました。
その後はというと、次男は子ども部屋で朝まで寝るように。
夜中にふと目が覚めたとしても、動き回るだけ無駄だと思ってくれたのかな。そうだと願いたい。
ちなみに今朝私は、6時半まで一度も目を覚まさず熟睡。そんなこと、本当に久しぶり! ここ何年も、寝てるか起きてるかよくわからないぐちゃぐちゃな睡眠しか取れていなかったから。