毎週金曜日は小猿の教室の日。50分間の授業中、幼児を飽きさせず、本当にいろんなことを体験させてくれて、そのなかで彼の得意なこと、不得意なこと、好きな遊びなど知ることができた。現在小猿が得意なパズルとかお絵描きとか刺繍とかカルタとか、この教室を通じて出合って、実際100キンなどで類似品を買い与えてみて、彼の興味の矛先がいろいろ広がっているなぁ、なるほどねぇと、これまで子どもと接することがなかった私自身も大変勉強になっている。

 

通い始めた3歳成り立てのころに比べたら、ちゃんと落ち着いて座っていられるし、一生懸命取り組みもしている。素晴らしい成長だ。

かんじんの本人は楽しく教室通いしているようだが、私が付き添いに本当に疲れ果ててしまって、帰るやだいたい寝込んでいる……。先週もばあさんちで20時くらいまで横にならせてもらった。金曜が近づくたびに暗い気持ちになる。

 

今日もそんな気分だった。いや、いつもよりもっとひどく、だって雨だし、クルマで行く? 駐車場、空いてるかな? あー考えただけでも憂鬱。しかもいま、仕事が詰まっていて、〆切いっぱいあるしさー! はぁ、がんばるかー! と、ジブンを奮い立たせて出勤。〆切に向けてはげみ始めた朝10時半。保育園から電話が。この時間の連絡とかイヤな予感しかしない!

 

「小猿くんお熱出ました。8度6分です! お迎えお願いします!」

ほらね ガーン

 

教室、行きたくないと思っていたら、行けなくなっちゃったじゃん(汗)。こういう展開も困るんです……。

昨夜出かけはしたけれど、私もノンアルだったし、21時半ごろ帰宅。風呂入れて、スグ寝かせた。今朝も、機嫌は悪くもなく、しっかりうどん食べさせて(菜の花と豚シャブのぶっかけうどん)、いつも通り完食。何の前触れもなく、なぜにいきなり熱など出すのだー!

 

家に保険証を取りに行ったり、バタバタと身支度していたら、再度保育園から電話。

「小猿くん、熱性けいれん起こしました! 救急車呼んでいいですか?!」

えー ゲッソリ

結局、保育園でけいれんを2回起こし、失禁もし、意識がない状態だったそうで……。私が園に着いたころには救急車も来ていて。とにかく急いでいたからばあさんも乗せてクルマで来てしまったことを(しかもわが家のクルマはキャンパー1台しかない……)救急隊員に伝えると、成育医療センターで待ち合わせましょう、と。

世田谷通りあたりで、小猿を乗せた救急車がものすごい勢いで私のクルマをまくっていった……。なんでこういうとき、笑ってしまうのだろう。そんなジブンがイヤ! とか思いながら、でもばあさんだって負けてない。

「あなたんちのキャンピングカー、救急車よりずっと大きいわね~」なんて感心していて。ずいぶん冷静だこと(笑)。で、私たちを乗せたふざけたクルマ(キャンピングカー)は無事救急病院に到着。

 

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脈などは落ち着いているけど、依然として意識がない状態は続く……。そんなにお腹、減ってないけど、交代でお昼食べに行こうか。地下のカフェスペースで、持参した弁当を食べる私。そのへん抜かりなくちゃんと持ってくる……。

 
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お腹減っていないとか言いながらぺろりと。コンビニに電子レンジがあってチンができたぜ、ラッキー♪
 
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食後のハーゲンダッツもぺろりと……。

ばあさんと選手交代。
彼女が行ってしまって5分後くらいかな。いきなり小猿がムクッと起き出して、「おなかへったー!」。なんなんだオマエは(汗)。

「ばあちゃんは?」

お昼食べに行ったよ。

「ずるい! おーちゃんもいきたい!」

担当看護師を呼んでその旨話すと、目を覚ましたんだったら荷物まとめて出て行け状態。いやはやアッサリしている(笑)。でも仕方ない。だってここは関東中の重症な子どもたちが運ばれてくる救急子ども病院だもの。

小猿はウソみたいにしっかりした足取りで地下のカフェテラスへと歩いていき、「ばあちゃん、いっしょにおひるたべよー!」。
いきなり元気になって現れた孫を見て、ばあさんはびっくりするやらうれしいやら(笑)。
 
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マイセンのカツサンド、モリモリ食べて。
 
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おでこ触ると熱なんか全然無いし。
 
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ほんと、子どもってなんなんでしょう。恐ろしや。そして私の〆切、どうしてくれよう(汗)。