たしか2001年の夏だったと思う。
東北をクルマで旅していたら、すてきな入江があり、私はそこを気に入って、1週間くらいキャンプした。
ずっと泳いでいた。日本海ってこんなに温かいんだと驚いた。イカが水面間近をスイスイと泳ぐ様子を初めて見た。
クーラーボックスに沸かしたお湯を入れながら、電動シャワーで汲み取った。だから近辺の入浴施設は利用していない。
なんてワイルドな旅をしていたんだ、あのころ(笑)。
で、あの入江はどこだったんだろう。
Googleマップで探したけどわからなかった。
家族引き連れて私の頼りない記憶で入江を探すのも申し訳なかったので、やめた。
雨が上がっていた。
24のとき夕陽の写真を撮るためやって来た。
夕陽待ちしながら、ここのどこかの店でウニ丼を食べた。
高いだけであまり美味しくなかった(笑)。
そう考えると、私にとって東北は思い出の場所。いくらでも語れる。本やDVDも出している(笑)。ていうか、日本全国そんな場所がいくらでもあるのだけど、とくに濃い思い出が東北にはある気がする。ばあちゃんも山形は米沢に住んでいたし。子どものころからよく来ていたし。
クルマに戻ると早起き小猿が騒いでいた。
今回この男に男鹿半島に連れて来られた。
というのも、去年だったかあまりにいうことを聞かないそ氏に困りあぐねて、鬼から電話というしつけアプリをダウンロードした。
それはものすごいリアルな鬼やなまはげが、いうことを聞かない子どもを親に代わって叱ってくれる、という内容で、それってどーなんだろー、脅しみたいでなんだかなぁと思いながら見せたところ、なまはげが彼のなかでヒットした。
「なまはげさん見たいよう!」
ん、なんか違くないか^^;
今回せっかく東北に行くことだし、男鹿半島のなまはげ館に寄ることにした。
ほら、なまはげさんに会いたい子は、ちゃんと親の言うこと聞くのよ! と、そ氏がダダをこねるたびにその名前を出して😜
ギリギリいい子だったかな?
ほんとスレスレ(笑)。
なまはげさんに会うことができた小猿です。
隅々まで見て回って、そこにいた誰よりも楽しんでいた。
なまはげに変身までして(笑)。
夏休みど真ん中な館内。かなり混んでいた。気のせいかそ氏みたいなややこし坊主の姿が目立った。親の企みみたいのが見え隠れした^^;
生身の人間たちが、なまはげとのやり取りをリアルに再現する伝承館では、小猿も他の子も目に涙を浮かべながらビビっていた。
うちの小猿は「ちょっとだけこわい!でも、オーちゃんだいじょぶ!」とか言ってジブンを奮い立たせていた(笑)。マジ泣きしている子も2人いた。