毎年秋になると高知の契約農家Mから立派な生姜がどっさり届く。
どのくらいどっさりかと言うと、近しいヒトにいくらか配っても、
まだまだこんなにある生姜。
ん? 量がよくわからないって?
そ氏の歯ブラシとの比較。どや!
え、もっとわからない?
よくありがちなライター比較で……。
誰も煙草を吸わないわが家。
このライター、めっちゃ探したんだから。
なんてことはどーでもよくて、
まずは大量生姜を水洗い。
洗ったモノから水切りカゴに入れていく。
二人がかりで皮むき。
生姜の刺激で手がぴりぴりする。
後ほど知ったのですが、生姜の皮むき、
スプーンでやると簡単だったそう。
来年はぜひその作戦で!
1時間近くかかった。小休止。
エグさん、足の爪切り中(笑)。
さて、ここで新兵器が登場。
ブレンダー!
毎年下処理にものすごく時間がかかっていたので、
今年はついに機械化させようと。
おろし専門器が3000円くらいであったけど、
せっかくならほかの用途にも使えた方がいい。
どのマシンを買うか、ひっさしぶりに本気で悩んでしまった。
1ヶ月くらいのあいだ、寝ても覚めてもブレンダー。
最後の最後まで、頭がぐるぐる。
何かを買うとき、毎回そうなるのだけど、
ちょっと今回は悩みの深さが違った(笑)。
本当はね、食にまつわる機械は、おフランス製と決めている。
なぜならその国は「グルメ」だからだ。
食にまつわるモノは、絶対おいしくなるようできているだろう。
ティファールにしようと思ったのだけど、
私のやりたかった「何か」が欠けていた。
詳しくは忘れたけど、たしか「すり下ろし機能」がなかったことかな。
ドイツ製のブラウンも大いに迷ったひとつ。
同時に日本製もチェックした。
そうそう、私の機械における信頼度は
ドイツ製と日本製がズバ抜けている。
でも、これらにも「何か」が足りなかった。
もっとも理想に近かったのが、アメリカ製のクイジナートだった。
アメリカ製かぁ……。
でもこの国の人たちって、いろいろ機械化させて、
ラクするのが上手。
私もその姿勢は共感できるし、日々実践中。
よし、ここはひとつ、アメリカにかけてみるか!
もういいや、買ってまえ! 前に進むぞ!
アタッチメント(付属装置)がいろいろついていたんだけど、
今回の作業で使うのはこれら↑
結果から言うと、私が期待していた
「すり下ろし機能」はダメだった……(汗)。
大根おろしやニンジンは難なくできるのだけど、
おそらく生姜は繊維が邪魔をして、詰まる。
むりやりすり下ろそうとすると、水分が出すぎて水っぽくなりすぎた。
すぐさま「いつも」の“オレがやった方が早い”オジサンが
発泡酒片手に出現した……。
すり下ろし機能に加え、スライサー機能もイマイチ……。
ただし、鮨屋などで出てくるガリの「繊細な薄さ」、
に関して言えばだけどね。
このへんはおおざっぱなお国柄の限界か……。
でも、一番料理で使う、
みじん切り機能はバッチリだ!
ていうか、アメリカ製じゃなくてもよかったんじゃないか。
疑問が大いに残った買い物だった……。
食洗機でザッと洗えるブラウンがよかったんじゃないか、とか。
→クイジナートのパーツ類は手洗い専門。
ミンチを作った後などはハイターでアタッチメントを洗浄している。
だいたい機械って、最初からうまくいかないもの。
たとえば食洗機。
お掃除ロボだって、使い始めた当初は、
思い描いていたモノとはちょっと違ってガッカリしたり。
でも、機械は使いこなしてナンボなのだ。
そして8割方、想像どおりになれば及第点。
ここであきらめたら、そこから先の広がりはない。
……余談ですが、わが家の“オレがやった方が早い”オジサンは、
思い通りにいかずイライラするのがいやだから、
最初から機械には手を出さない。徹底している(笑)。
とにかく毎日のようにブレンダー、料理に使うようにして、
私が慣れていくしかないですね。
一番はじめに作ったのが、スモークサーモンとはんぺんのテリーヌ。
ネットで検索したら出てきたメニュー。簡単だしおいしかった。
あと、ブレンダーがもっとも得意と思われるメニューは、千切り!
ツナのキャロットラペ。一瞬で完成!
あと、そ氏が大好きなコールスローもね。
食卓にちょっと野菜が足りないってとき、サッと作れるのがうれしい。
タラモサラダも一瞬だった。
あら熱を取るのがちょっとめんどくさいけど、
クラムチャウダーに入っている野菜を鍋の上から粗くつぶしたり。
こねる作業も得意分野だ。
レンコンバーグ。
エビとネギと大葉のすり身の、レンコンはさみ焼き。
みじん切りキャベツがこれでもかと入っているメンチカツ。
あー、でも、こね系はどうしても糖質高めになるので注意が必要。
小麦粉の代わりにおからパウダーを使ったり工夫しないとデブる(汗)。
夕べ作ったのは、
茹で鶏&温野菜サラダにかけた、小松菜のドレッシング。
今後はマヨネーズとかディップとか、手作りしてみたい。
昨日と言えば……。
高知の契約農家のMが泊まりに来た!
毎年大量生姜を送ってくれるあの人が。
じつは彼、エグさんの遊びの後輩。
大阪時代、毎週のように一緒に海に出かけていた。
先日オアフ島でやっていたホノルルマラソンに出場し、
高知に戻るついでに世田谷にビバーク。
ようこそわが家へ。
3年ぶり!?
エグさんもうれしそうだった。
小猿も楽しい来客にずいぶん遅くまではしゃいでいた。
ホノルルマラソンの完走メダルを、首からぶら下げてからの、
お絵描き。
「何描いてんの?」(M)
「見ーないで!」(そ)
「見ーないでよー!」(そ)
本当はかまってほしいくせに(笑)。
そ氏が寝た後は、
この娘の出番。
Mのおじいさん、豊という名前だそうだ。
高知のユタちゃん(笑)。