たいした料理は作れないんだけど、
なんか昔から、キッチンにまつわるモノが大好きで、
鍋とかキッチン小物とか、必要以上に揃える傾向アリ。
ふだんLCCみたいな一切の無駄を省いた生活を送っているので(汗)、
これは完全に「癖(へき)」と言えよう。
前回住んでいた家はキッチンが猛烈に狭くて、
ていうか家全体が狭くて、ダイニングスペースも設けられなかった。
リビングでソファに座り、コーヒーテーブルに並んだご馳走を、
背をかがめて食べていた。
若いころはナンとも思わなかったけど、
アラフォーにもなると、そんなメリハリのない状況にとても疲れ、
今回の家は、キッチンを中心に造った。
後日ダイニングテーブルが運ばれてくるのだが、
ガランとしたキッチン・ダイニングを見ていたら、
この場所に負けないよう、料理がんばろうと思った……(笑)。
新しいわが家のキッチンは、「半島」という意味のペニンシュラ型キッチン。
キッチンの左右どちらかが壁に接しているから、そう呼ばれている。
みんなでワイワイ料理が作れるよう、
手元隠しなどあえて作らずフラットにした。
ということは、グチャグチャな作業場が丸見えになってしまう(汗)。
要領よくがんばろう!
キッチンの内側のほか、今回はダイニング側にも収納を設けた。
こんなにいっぱい、何入れりゃいいんだ。
収納好きとしてはホクホクしております(笑)。
作業台後ろの収納。
たぶん下の段だけモノを入れて(私チビだから)、
上は使わないんだろうな。
こちらも収納。
さらに、キッチンの奥にはパントリー(食料庫)。
収納を余すところなく頭使ってギチギチに入れていた
前の家からは考えられないゆとり。アホになりそう(汗)。
コンロ下の収納。調味料入れが2カ所。
こんなにたくさんのツール入れが。
キッチン小物増やしすぎて、エグさんに叱られそう(汗)。
そんなこんなでキッチンが好きな私は、当然食べることも大好き。
先週のこと。
中学時代からの友人に連れられて青山にある料理教室へ。
彼女は月に1度ほどそこに通っているそうで、
えーでも私、みんなの前で料理したら緊張して手とか切りまくる(汗)!
そう言うと、友人いわく、その教室ではシェフの手さばきを
目の前で見るだけ、出来上がったモノを食べるだけ。
肩肘張らず、しかもおいしく、勉強になるひとときだという。
それなら行く(笑)!
ふだんはお店だそうで、月に数日、料理教室を開いているとか。
スタイリッシュな厨房を囲んだこぢんまりしたレストランだった。
シェフの軽妙なおしゃべりとともに、目の前で繰り広げられる料理ショー。
スルスルとズッキーニがかっこよく剥けていく。いいな、そのピーラー!
キッチンツール好きはさっそく食らいついた。メモメモッと。
そのお皿もステキ!!!
シェフいわく、オイルサーディン缶まんまの
大きさ・カタチにくり抜いてあるそうだ。
でも友人いわく、「このお皿、めちゃくちゃ高いよ」とのこと……。
似たような安いお皿、探そっと(笑)。
この日の前菜は、アイナメと春野菜のトマト風味のジュレ寄せ。
お魚はふんわり乗せていくのがコツとか。
飲む美容液、オリーブオイルをたっぷり回し掛け、
ビューティフォー。
春野菜はアヤメカブ、エンドウ、うるい、ふき、
花ワサビ、フルーツニンジンなど。
なかには聞き慣れない野菜も入っているけれど、
他のモノでもじゅうぶん代用できそう。
少し多めに切ったり茹でたりしておいて、
別の日のサラダなんかにも使えるなと、個人的なメモメモッ。
あんなおいしい前菜を食べてしまったら、
白ワインを頼まずにいられない私です……(笑)。
チビチビ呑んでいる向こうでは、シェフが次の料理に取りかかっている。
2品目はアイナメのポワレ、
日向夏とヤングコーンの粒マスタード和え、ですと。
オリーブオイルをフライパンにかなりたっぷり垂らし、
アイナメがパチパチ音を立て始めたら火を弱める。
フタはせず、ひたすら弱火。
焦げないか心配になるくらい、ずーっと火にかけておく。
私なんか、とりあえず表面を焼いたら、
あとはフタをしてなかまで火を通すタイプの気弱な女ですが(汗)、
それだとパリッカリッと焼けないので、
とにかくじっくり7~8分は弱火にかけるとか。皮目からね。
だいぶ火が通ったら水が出始めるので、キッチンペーパーで吸い取る。
うーん、いちいち勉強になる。
アイナメを火あぶりの刑にしている間、ヤングコーンの準備。
チビチビ呑みながらもメモを取る。
いい感じにパリッと焼けたアイナメさんです。
うわぁ、きれい。
アイナメさんの上に乗っているホワホワはなんとヤングコーンのヒゲ。
全部食べられるほどの甘さ、おいしさ。
ヒゲ付きヤングコーン、世田谷に売ってるかな……?
まだまだ続くよ、3品目。
白・緑アスパラガスの肉料理!
アスパラはこのように下から茹でるのか!
持ち上げて、くにゃーんと曲がったころが、いい茹で具合とか。
佐賀県産の白アスパラですと。
ふわふわの卵黄ソース。
お・に・く♪
うちにもこのバーナーあるよ。
炭に火を付けるための。
今度料理にガーッと使ってみようかな。
皿が割れない程度に(笑)。
あ、スミマセン。肉を見たらついつい赤ワイン、呑みたくなって。
ソースを肉の下に敷く。斬新!
でも、そうすることによって肉の赤さが引き立って、とてもきれい。
最高に美味な逸品でした。
わきあいあい、シェフの料理ショーが続く。
最後のデザート、クリーム・フォンデュをいただいて、
よは満足じゃ(笑)。
今回習ったこと、新しいキッチンで作ってみまーす。
鳴神シェフ
、ご馳走様でした。
誘ってくれたMEGちゃん(私の右)、ありがとね~。