「じつは、キューバに入国するには、ツーリストカードの取得と
海外旅行保険への加入が義務づけられている、
ということがわかりました!」
今回の旅の前日、旅行会社の若い男性担当者から
そんなことを急に言われ、
はぁぁぁぁぁぁぁぁ?
何をいまさら、
そんなこと言うわけぇぇぇぇぇ!?
下調べしなかった私たちも悪いが、
キューバ入りすることは1ヶ月以上前に決まっていた。
あなた、そのときに言ってくれなきゃだめでしょ!
激昂する私に番長は、
「怒っていても始まらない。とにかく手分けして
ツーリストカードと海外旅行保険を手に入れよう!」と、冷静に言った。
旅の前日、ただでさえ予定はぎちぎちに詰まっていたが、
人形町に行って何とかツーリストカードをゲットしたブログはこちら
。
番長は新宿で英文の契約証明書が書かれた
海外旅行保険を取りに行ってきてくれた。
ちなみに海外旅行保険、キューバはアメリカと仲が悪いので、
米国系保険会社のモノは×。
仲が悪いといえば、アメリカからキューバ入りもできない。
だから今回私たちはカナダのトロントから入国した。
それと換金も、ドルからすると意地悪されて
手数料をガッツリ持って行かれる。
セントマーチン島でユーロをキャッシングしてから現地で換えた。
とにかくいろいろややこしいのよ、キューバ……。
人形町にあるメキシコ観光でツーリストカードを取得した。
本当は発行に1週間くらいかかるそうだが、今回は事情が事情。
まずはパスポートをコピーしてメキシコ観光にファクス。
銀行振り込みしてからツーリストカードを受け取りに行った。
だからその場でスグもらえた。
担当者の方いわく、ツーリストカードはキューバの、
外貨獲得するための「小遣い稼ぎ」だと。
とりあえずこれで晴れてキューバ入りできる。
ホーッとして、人形町の街を駅に向かって歩いた。
お茶の匂い、団子の匂い。
味のある、おもしろそうな街だなと思う。
今度ゆっくり散策したい。
あ、そ氏発見(笑)。
そ氏、といえば……。
今回の旅の申しこみをする際、旅行会社にあれだけバシネット
(機内の壁に臨時で取り付ける赤ちゃん用のベッド)を頼んだはずなのに、
旅の当日、いざ羽田でチェックインすると、地上スタッフの女性が言うに
「そんなリクエスト、ひとつも届いてない」(汗)。
トロントまでの13時間のフライト、
そ氏をずっとヒザの上に乗せないといけなくなった!
「あの野郎~!!!!」
ふだん穏やかな番長、その件ですっかりブチギレ。
出発間際まで担当者の上司にこれまでの数々の顛末、
(ツーリストカードとバシネットの件以外にも、じつはいろいろあった)
ちくりの電話を入れていた。
これまでたくさん旅してきたけど、
それに今回いろいろあった旅行会社には好んで手配、
お願いしてきたけど、こんなこと初めて。ビックリしたなぁ。
なにより、番長のみごとなキレ方に驚いた(笑)。
でもね、チェックインカウンターであーだこーだやっていたら、
地上スタッフの女性が気を利かせてくれて、3つ続きのシートに
私たちを案内してくれた。助かった!
復路も同様。
搭乗してから、日本人のCAさんがその場で工面してくれ、
3人仲良く並んで帰れた。
みなさん、本当にありがとう!
そんなこんなで、キューバでの景色は、
私たちにとって特別なモノとして目に飛びこんできた。