※昨日まで旅していたキューバではインターネットが繋がらず、
現地で書きためた文章をコピペしてみました(^_^)


キューバ入りするまでいろいろあったことを語るには
少々長くなりそうなので帰国してから書くとして、
まぁとにかく、なんとかキューバにたどり着くことができた。

キューバといえばご存じの通り社会主義国家。
貧富の差がなく、国から福祉などの社会サービスが
みんな平等に受けられる。乱暴に言うとアメリカとは真逆の国。

セントマーチン島からパナマ経由で、キューバの首都
ハバナに着いたのは夕方だった。
私の前にさっそく現れたのは長蛇の列。
パスポートコントロールで並び、換金するのにめちゃくちゃ並び、
ようやく捕まえたタクシー。宿へと向かう道は真っ暗。
私の不安心を煽ったのは、想像以上に寒かったこと。
東京の10月下旬くらい?
浮かれた夏服を着ているのがまるでバカみたいで、
荷物の奥底からNYCで着ていた服、もうすでに圧縮袋に入れてしまった
ニットやダウンコートを震えながら取り出した。
でもブーツを履くほどの気温ではないから、
完全におかしな重ね着になって、
そのこともまた私の気持ちを沈ませる大きな要因となった。

ホテルに着いたものの、なんだか夕飯を食べに繰り出す気力が失せ、
一階の食堂でありついた夕飯はひとつも口に合わなかった。
油っこい。ときどきすごくしょっぱい。
まったく甘くないサツマイモみたいな芋があり、なんだコレとびっくりした。
しかもその宿はお湯が出ず初日の夜は風呂をあきらめ(そ氏も)、
ジェイソンパック(化粧水を含ませたコットンパック)ができず、

ベッドはスプリングが飛び出て寝心地最低。
キューバという国に非常に困惑した。

翌朝、宿の美味しくない朝食中、番長に指摘されたのは、
「今日のオマエさんは肌がくすんでいる」。
うるせー!
風呂に入れずパックもできず熟睡できなかったんだ!
私の肌をくすませたのは社会主義国家のせいだ!
われわれ兄姉仲まで険悪になりつつあるのだった(汗)。

でも、社会主義国家ならではのおもしろい場面にも出くわした。
国民たちがお金に興味ないのだ。
空港からホテルまで乗せてくれたタクシードライバー、
料金を受け取らず立ち去ろうとした。
宿ではタオルをもう一枚頼んだポーターに、
チップをあげようとしたら断られた。
この国ではお金がいくらあったとしても、
通用しないイロイロがあるのだと、資本主義の世界からやって来た
旅人は驚くのだった。

キューバは私にとってマイナスからのスタート。
これからプラスに転じる出来事がある……、ことを祈っております。
5日間もいるのだから(汗)。

ちなみにインターネットは宿のロビーのWI-FIで1時間600円くらい。
ネットカードを購入して8~17時までの間利用するのだと、
フロントの女性がムスッとした顔で教えてくれた。
だから部屋でこの文章を書き、喫煙マナーがまるで20世紀のような
モクモクしたロビーで燻されながらブログUPする……予定だったけど、
翌朝フロントのぶっきらぼうな女性は
「今日ネットカードは売り切れ! 明日以降!!」と、
強い口調で言うのだった。
嗚呼。社会主義国家……。
さらにさらに、翌朝一番にふたたびネットカードを買い求めたところ、
「今日はすでに売り切れ! 週末以降!」だとさ。
なんだよこの宿、結局ネットカード、ないのかよと思いました、とさ。

マイナスからのスタート

部屋から見えた景色。

マイナスからのスタート

町を行き交うクルマは10台中半分以上は50年代のアメ車。
それと60年代以降のソ連製が走っている。

マイナスからのスタート

懐かしのセントマーチン島で、宿から空港に向かうタクシー。
これから知らない世界へ向かう(キューバ)、
ワクワクとドキドキが入り交じったいい顔してやがる(汗)。
キューバに着いてからの私はずっと目が三角。

マイナスからのスタート

セントマーチン島から乗ったコパ航空の飛行機。

マイナスからのスタート

上空から見えたキューバの景色。赤茶色の畑が広がっていた。

マイナスからのスタート

10代のころから好きだったキューバ音楽。どこに行っても生演奏。
そ氏は身体を揺らしたり拍手したりノリノリ。
この雰囲気は、日本じゃ味わえない。
音楽を聴いているときだけは気持ちが癒された。

マイナスからのスタート

晩ご飯は見るからに………な感じで(汗)。

マイナスからのスタート

今回の旅で洗濯物はすべて手洗い。
NYCは部屋のなかが激乾燥で、
セントマーチンは強い日差しがバルコニーに届いて、
両国ともカラリと気持ちよく乾いたけれど、キューバはどうでしょうね。
パンツ(下着の方ね)は今日を含めてあと2枚!



続きは気が向いたら書きますわね。
とりあえずいまは眠い! まんまと時差ボケ!
確定申告の準備とちょっと長めの原稿、書かなきゃいけないのに(涙)。
豊さん、ちょっとばかし一緒に寝ようか。