私の趣味は歯磨き。

フロスでシーハー。
ソニッケアの音波式電動歯ブラシで念入りにウィーン。
場合によっては、歯間ブラシで歯の隙間をほじほじ、歯茎マッサージ。
何回も何回もうがいして、最後は上を向いてノドの奥もガラガラガラ。

コンプリート!
あー、気持ちよかった。気分は最高。
これだけ一生懸命歯を磨いたのだから、もう何も食べたくない。
誰が何をすすめてこようと、夜の歯磨き後は絶対に口にしない。

ちょっとしたダイエットにも効いている、かも(笑)!?

そんな“趣味歯磨き”の私が、とくに気に入っている箇所は、
下の奥歯と、まだ生えていない親不知の隙間を
フロスでシーハーしているとき。
食べかすが、どんどん出てくる(汚)。
きれいになるまでしつこくシーハー。
食べかすをやっつけているときは、ちょっとした快感だったりするのです。

でもね先日、歯医者でクリーニングしているとき、
奥歯と親不知の歯周ポケットの深さを指摘された。
(だからこそ、食べかすが溜まるのだけど……)
いまのところは私の親不知、とくにはそのままでも不具合はない。
でも、もしかしたら何年か後、何十年か後、悪さしだすかもしれない。
隣の歯を虫歯にしたり、歯周病の原因になったり。
そうなる前に抜いてしまいませんか? と、ドクター。
彼いわく、抜歯後の治りを考えたら、一日でも若い方がいいと。

左下の親不知、抜いた

ドクターの言葉、妙な説得力があって、とりあえずレントゲンを撮ってみた。
上の2本はたしか19のとき、まだ親が知っているときに(笑)、抜いた。

左下の親不知、抜いた


これが私の趣味ゾーン。

親不知の一部分が骨に埋もれている。
歯茎を切開して、いくつかに砕いて、抜きましょうと、ドクター。
話聞いてると、こえーな(汗)。

左下の親不知、抜いた

けれどその日はやって来た。

鎖骨の下と左肋骨の下の3カ所に心電図をつけたり、
左腕に血圧計を巻きながらの手術だった。
ちょっと大げさ……。ビビるじゃん!
でも、最初の麻酔注射がチクッとしただけで、
術中はひとつも痛くなかった。
それよりも口を1時間近く開けていたため、アゴがぶっ壊れそうだった。
腰も痛かった。先生、まーだー? アゴ痛ーい。

なんだかヒマで、術中いろんなことを考えた。
こんなふうに医療がなくて、歯磨きもしなかった縄文人は、
虫歯が歯の根もと部分にできたということ。

虫歯がもとで、命を落とすヒトも少なくなかったそうだ。
また、麻酔無しで抜歯する拷問についても思いをはせた。
その苦痛を想像しただけで気分が悪くなった(汗)。

左下の親不知、抜いた

はい、これ、私の歯。
何回もドリルを入れて、砕かれたそれは、
組み立ててみるとちょっと大きそうだった。

痛みはというと、みんなに脅されたほどではなかった。

鎮痛剤は術後スグ飲んだだけ。その後はとくにいらなかった。
帝王切開手術で免疫が付いたのかな(笑)。
あの痛みは私至上最高。

親不知抜くなんて、全然余裕~。

でも、血はなかなか止まらなかった。
病院でもらったガーゼをギューッと噛むことにより止血するのだけど、

30分では全然足らなくて、さらに30分、ちょっと強めに噛んだら、
ようやく止まって弁当食べられた(笑)。

左下の親不知、抜いた

さすがに手術した方では噛まなかったけど、食事の不自由はない。

左下の親不知、抜いた

けど抜歯翌日は、ドクターが言うとおり、

左下の親不知、抜いた

笑っちゃうくらい腫れた。コブとりばあさん。
え、いつもと変わらない!? 誰だ、そんなこというヤツは(汗)。

亡き親父なら、おそらく「アルコール消毒だ!」とか言って、
手術当日の晩からたくさんのお酒、呑んだのだろう。

左下の親不知、抜いた

私はビビリなので翌日からぼちぼち……。
ふつうにおいしかった(笑)。

術後3日。今日ですね。

左下の親不知、抜いた

10時半から仙川で入っている打合せ、スポーツで行った。
コブとりだからフルフェイス、かぶれるかな!? と一瞬心配したけど、
全然大丈夫だった。

左下の親不知、抜いた

先週 に比べたら少し肌寒かったけど、気持ちいい~!!!


親不知はあともう一本右側が残っている。
左の腫れが引き次第、抜いてしまいたいけれど、
撮影とかイベントとかの仕事が入っていないときを狙わないとね。
コブとりばあさんになるからね(汗)。