むかしむかしあるところに、赤いずきんの似合う、
それはかわいい女の子がいて、その女の子は
村人たちに「赤ずきんちゃん」と呼ばれていたとさ。
ある日のこと、赤ずきんちゃんはお母さんにたのまれて
森の向こうにあるおばあさんちに葡萄酒を届けに出かけたとさ。
「くれぐれも寄り道しないようにね!」
お母さんからそう言われたことをすっかり忘れて、
赤ずきんちゃんは森のなかで出会ったオオカミにそそのかされ、
道草をしてしまったとさ。
花を摘んだり、ヘーゼルナッツの実を拾ったり。
その間オオカミは先回りしておばあさんの家に行き、
おばあさんを食べてしまったとさ。
そしておばあさんの姿になりすまして赤ずきんちゃんの到着を待ったとさ。
おばあさんの家に到着した赤ずきんちゃんは、
「孫の赤ずきんよ。お母さんのお使いで葡萄酒を持ってきたの」。
「そうか、そうか、入っておいで」
そう言うおばあさんの声が変なことに赤ずきんちゃんはスグ気づいたけど、
おばあさんにうながされるままベッドにいたおばあさんと一緒に寝たとさ。
「おばあちゃん、なんて大きな腕をしてるの?」
「それは、お前をより強く抱きしめられるようにさ」
「おばあちゃん、なんて大きな足をしてるの?」
「それは、より速く走れるようにさ」
「おばあちゃん、なんて大きな耳をしてるの?」
「それは、よりしっかり聞こえるようにさ」
「おばあちゃん、なんて大きな目をしてるの?」
「それは、よりよく見えるようにさ」
「おばあちゃん、なんて大きな歯をしてるの?」
「それは、お前を食べるためさ!」
オオカミは赤ずきんちゃんに飛びかかり、
耳まで裂けた口で、ぺろりと食べてしまいましたとさ。
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耳まで裂けた娘っ子の口を見ると、ついつい赤ずきんちゃんの
ストーリーを思い出す私です……。
「シャッターの音、うるさいYO!」(ユ)
あ、ゴメンゴメン。おやすみのところ。
「どうせまたブログネタないんでしょ」(ユ)。
ふふ、バレた(笑)?
「だいたいわかってるYO」(ユ)
ふうん、すごい洞察力だね。お若いのに。
「いつまでそこにいるの?」(ユ)
飽きるまで。
「早く次の原稿に手、付けなさいYO!」(ユ)
なんか気が乗らなくてさ。
あ、また口が耳まで裂けた!
「無視、無視っと」(ユ)