帝王切開の手術前、背中に麻酔とともに管で通した痛み止め。
そのクスリと私の相性が、めちゃくちゃよいってこと。

うすうす気づいていたんだ。

だって私、どう考えたって、痛みに弱いもん。

同じシチュエーションで1日早く手術・入院した同室のヒトが、
痛い痛いって、しくしく泣いてて、やっぱり切腹するくらいだから、
ふつうはそのくらい痛いのが当たり前なんだよ(汗)。

背中の痛み止めが切れるのが、
手術して2日目の午前中(昨日ですね)。
それ以降の対策をしないと、やばいことになりそうだ!!!

転ばぬ杖のなんちゃらで、
看護師さんに私はとにかく痛みに弱いこと、
いまシャキシャキ歩いているのは私じゃなくて別のヒトだからっ! と訴え、

別冊リツコング-転ばぬ先の

ロキソニン(痛み止めの内服薬)と胃薬もらった。


ロキソニンって、いままで何度も飲んだことがあるけど、
ふつうの痛み止めじゃないですか(汗)。
私、こんなんじゃ効かないよ。
もっと強い薬物くださいよ~(はたで聞いたら怪しい懇願)。

そうしたら看護師さん、「そのときになったら考える」と渋っていた。
とはいえもう出産は終わったことだし、

どんな痛み止めを飲んだり打ったりしても、赤ちゃんには関係ないからって、
看護師さんは付け足したけどね。
本当かよ、ちゃんとちょうだいよ。心のなかで思った私だけどね(汗)。


まぁいいや。
背中の痛み止めが効いている間に、できることしよう。

別冊リツコング-いま使うセット

まずは洗面セットが入ったカゴを手にぶら下げて、洗面所にGO!

旅先の銭湯に行くときなどで使っている
このヒャッキンのカゴだけど、入院中ほんと使えた。

別冊リツコング-便利

使えるといえばこの洗顔料。
エマルジョン(乳液タイプ)で、顔にくるくる軽く馴染ませて、
水で洗い流すと、マイルドかつ突っ張らない仕上がり。
そんなに洗浄力はないのだけど、入院中ずっとノーメイクだし、
外気にさらされないから、さほど汚れることもない。
だからこのくらいやさしい使い心地の洗顔料がちょうどよかった。

エステのおばさまのススメで購入した一本。大当たり。

丁寧に洗顔して、ジブンの個室でひっそりと、

別冊リツコング-久々のジェイソン

久しぶりにジェイソンになってみた(笑)。

ここ1年ほど前から、パックの仕方を変えた。
お風呂のとき、湯船に浸かる前にしっかり洗顔をして、
洗い流すタイプのパックを顔と首に塗り、その後半身浴するのだ。
パックは顔に付けたまま湯船に浸かり、タブレットでテレビを見ながら、

歯を磨きながら、~ながら~ながらで15分ほど汗だくになり、
一気に洗い流すという形式を取っている。何となくラク。自分に合ってる。

でも、久しぶりのジェイソン。
やっぱり肌のモチモチ度が違う。水分たっぷり吸ってます! みたいな。

入院中、余力があれば、毎日やろう。ホトトギス。
果たして余力、あるかな~?

その後、髪を洗う。
お腹の傷の抜糸をするまでシャワーは×だけど、入院中、
毎日看護師さんに髪を洗ってもらっている。これが気持ちいいんだ♪

母上とエグさんが遊びに来て、ウヒャヒャヒャヒャと笑いながら病室を出ると、
(私たちうるさいので面会は外で)、声の大きなH社長がいた。

別冊リツコング-H社長

どしたんすか(汗)?
「病院移ったって言うし、急きょ帝王切開したって言うから心配で……」

でも社長、私の顔を見たら拍子抜け
したようで(わかりやすい 笑)、
イチゴだけ置いて帰っていった。

別冊リツコング-ありがとう

大きくて、おいしそうなイチゴ!!!
社長、ありがとうございます~。
看護師さんの目を盗みながら、こっそりいただいたのだった。

いただき物といえば、母上からは……。

別冊リツコング-画伯からプレゼント

私の城です。
カーテンに掛かっている絵が、画伯(母上)からのプレゼント。

別冊リツコング-相変わらず顔が……

昨日はこどもの日だったからね。
鯉のぼりと、かぶとと、……誰(汗)?

「3年後の、そういちろうくんよ!!」

えー、おかっぱ(笑)。

でも、うちの子ね、いったい誰に似たのか、

別冊リツコング-パツキン

金髪に近い茶髪で、カーリーで、頭の形まぁるいの。
私に似たら、真っ黒い髪で、めちゃくちゃ直毛で、
お父ちゃんに似ても、海苔のような黒髪で、クセッ毛だけど頭絶壁で(汗)。
そういちろう、看護師さんたちから「かっこいい」って早くも大人気なんですよ。

と、親ばか発言はこのくらいにして(汗)、話は最初に戻ります。

やっぱり来たんです。

ヤク切れになった瞬間(汗)。

ずーんというお腹の鈍い痛み。

切ったところが痛む、というよりも、
子どもができて大きく膨らんだ子宮が本来の大きさに戻る、
“後(あと)陣痛”の、しくしく、パリパリ、いやーな痛み。
そしてこの、後陣痛は、これから次第にひどくなるそうな。

みるみるうちに進化の過程 のような歩き方になり、

立ち上がるのに、あたたたたっ。
一気に30歳老けた気分。
ん? 37個上の母上だって、こんな歩き方していないよな……。
とりわけあのヒトは、シャキシャキばあさんだからね(汗)。

おまけに今朝方5時、ユタカさんが散歩中パセリをくわえてる夢を見て(汗)、
そんなパセリ、「ペ」しなさい、ほら「ペ」!
取り上げようとして目覚めたら、さ、さ、さ、さ、寒い。
ガチガチ震えてナースコール。電気毛布を掛けてもらったのだった。
熱はなかったのだけど、なんだったんだろうね。
なんかまぁ、さすがに腹切ると、いろいろありますわね。

そんななか、いま一番の恐怖は、突発的な腹筋への刺激。
つまり笑うこと。
ちょっとしばらくのあいだ、母上に来ていただくの、ご遠慮願おうかしら。
あの人わりと、ドエスだからね(汗)。

今日苦しめば明日はそこそこラクになると思うが、
あなどるなかれ、帝王切開。
さらに昨日から3時間おきの搾乳も始まりまして
(ほかのお母さんたちは3時間おきの授乳。
私はそういちろうに搾りたてお乳を配達する言ってみりゃ牛乳配達のオバサン)
子どもは生んで終わりじゃないのだな。
これからが勝負なんだな。大変さ、しみじみ感じています。