このブログを古くから読んでくださっているみなさんなら

ご存じと思いますが、2009年8月から2011年1月まで、
細切れながらオートバイ&バックパックで世界を一周した私です。
そのときのジブンの年齢、33~35歳。

そんなに若くはないけれど、落ち着き払ってもいない、
かろうじて20代の感覚を忘れていない微妙な歳だった。
なにより家族とか子どもとか、縛られるモノは何もなく身軽だった。


いましかねーぜ。

いま、いま!!!

というわけで世界の旅に出かけたのだった。

「その旅にはやっぱり、スポンサーとかガッツリ付いてたんですか?」
と、よく聞かれた。

いいえ。

私が生まれる前から家族ぐるみでお付き合いさせていただいている、

物流会社 のお偉いサンに、日本から車両を運ぶ手配をしてもらったり、
たとえば南米の、複雑な航路で航空券を取るお手伝いしてもらったり。
それとホンダさんには世界に持って行った車両 (XR230)の手配や
現地での修理整備や、なんやかや大変お世話になりました。
旅に関わってくださったり、応援してくださった皆さま、
その節はありがとうございました。改めて御礼申し上げます!

で、基本的に、航空券も運搬費用も現地での滞在費ももちろん自腹。
20代からコツコツ溜めた貯金、どーんと使ってね。

だからこそ、このとき経験した文章や写真、
なんのしがらみもなく、私の自由に使ってもOKなのです。
なんというか、もしがっつりスポンサードを受けたとしたら、
「あの媒体に露出したら競合が掛かってNG!」などなど、
いろんな縛りが出てきて、仕事の幅が狭まってしまう。
私の旅は……、旅にかぎらず持ち物にしても、
たとえ仕事で100%使う取材・モノだとしても、
自由に動くために、かならずジブンで支払うようにしています。
しがないフリーランス、正直けっこうキツイですけど(笑)。


と、話が長くなりました。

20代にこさえた貯金を世界の旅で使い果たした私は、
30代半ばで世界一周という“人生の貯金”を作った。
これからはそれを使って、ふたたび貯金できたらなーと思っています。

最近は2009年12月から約1ヵ月かけてオーストラリアを
オートバイで4分の1周した文章や写真を、ほじくり返している。
ええ、6月から某誌で連載させていただくことになりました♪
現在は臨月だし娘っ子(ユタカさん)はいるしで、自由に動けないけど、
元気に走り回っていた過去の私、なんだかすごく見ていて楽しい。
3年以上も前のことだから、忘れていることもかなりあって、

でも、当時の生き生きとした文章や写真で、

そのときの空気がはっきりとよみがえったり。

さ~て、これらの素材を使ってオーストラリア編、どう料理しようかな。

みなさま、どうぞお楽しみに♪


せっかくなので、写真を何枚か。

別冊リツコング-準備中

オーストラリアはメルボルンのホンダ修理工場にて。
ここでNYCから遠路はるばる船積み移動したオートバイをピック。
1ヶ月の旅がいざスタート。

別冊リツコング-荒野

毎日500~700キロ走った。
地球のヘソと呼ばれているウルル(エアーズロック)へ向かう。
バイク乗りの心を揺さぶるいい景色だけど(↑)
一日中変わりばえしない直線、パサパサに乾燥した灼熱の大地、
もう一回走る? と聞かれたら、首を縦にはなかなか振れない(笑)。

別冊リツコング-やっちまった

あ~あ、やっちゃった。
ちょっと斜めになっている、足場の悪いところでスタンドを立て、
車両から離れた瞬間ガシャーン。
オートバイは直立してナンボの乗り物。

横っ面の情けない姿、見たくないよねー。


そんなんで、私の世界一周の未公開素材(文章、写真、映像)、
まだまだたくさんあります。
オートバイ、バックパック、サーフィン、世界のグルメetc……。
原稿、いくらでも書けますし、スライドを交えた講演もできます。
どうぞよろしくお願いいたします!!
……と、営業もたまには(笑)。