先週の金曜日のこと。
東横線と副都心線の相互直通運転にともない、
東急東横線の渋谷駅ホームがこの日で終わりを迎えた。

ニュースやインターネットでは、渋谷駅ホームが
ちょっとした「祭り」になっていたり、Facebookでは
仲のいい同級生たちがセンチメンタルな書きこみをしていたり……。


そう言う私も、東横線の渋谷駅は中学~高校まで
毎日のように利用していたので、先月 新横浜に行ったとき、
こんな写真↓思わず撮ったりして(笑)。

別冊リツコング-東横線にて


たぶんね、センチメンタルな気分になるのは、同級生も私もいま現在、
この渋谷駅を日常的に使っていないから、だと思う。
かつてよく利用したジブンのなかの甘酸っぱい思い出の場所が

ひとつ無くなってしまう。
そう考えたら胸がキューッと締め付けられるような
気持ちになるのだと、思う。
すごく勝手な意見だけど、こういう思い出の場所は、
何年か後も残っていてほしいものだから。


一方、週に一度は必ず乗る小田急線。
なんだかんだと用事があって出かけている下北沢駅界隈も、

今月23日に下北沢、東北沢、世田谷代田の3駅
約2.2キロメートルが地下化する。
近隣住民がうんざりしていた区間内9カ所の、
“開かずの踏切”、すべてが撤去。

その鬱陶しい踏切が無くなるというだけでわくわく。
新しい駅にドキドキ。
私たちが暮らすこの界隈、いったいどんな風に生まれ変わるんだろう。
「もうすぐ下北沢駅が地下化しますね♪」
「ね~、楽しみですね~」
と、このへんで暮らすヒトたちの挨拶代わりにもなっている。

別冊リツコング-完成しているトンネル

これ、先日小田急線に乗ったとき、撮ってみた写真。
梅ヶ丘駅を出発して間もないころ。
↑写真真ん中に口を開けているトンネルに、
3月23日以降デンシャは吸いこまれる。

別冊リツコング-開かずの踏切

ネイルサロンに行くとき、この踏切にしょっちゅう捕まってさ……。
(下北沢駅の手前)

ラッシュ時には5分10分待たされるのなんかザラだった。
ヒトも自転車も当たり前のように踏切をくぐり抜けていた。
そんな危険行為も、地下化によりもう無くなる。

別冊リツコング-下北沢駅

もうすぐ下北沢~、下北沢~。
あら私、テッチャンみたいだな(笑)。

別冊リツコング-下北沢駅

現在工事大詰め中の下北沢駅です。

別冊リツコング-下北沢到着

この景色が見られるのは3月22日終電まで。

別冊リツコング-北口階段

複々線地下化工事に合わせて、下北沢の駅周辺も
ごっそり姿を変えることになる。

別冊リツコング-下北沢駅ホームにて

クルマが入れない、狭く入り組んだ路地に、
広々とした道路が通り、駅前広場が設けられるそうだ。

別冊リツコング-新宿方面、階段下る

そんな下北沢、再開発とか、駅ビルが建つとか、賛成とか、反対とか。
何年も前から、いろいろと騒がれている。
たいてい騒いでいるのは外野なことが多く、
このあたりに住んでいる私たちは意外と冷めている。
そういう事柄って、往々にしてそんなものよね……。
「東横線渋谷駅、無くなるなんて思い出が無くなるみたいで寂しい!」
さっき私が書きこんだみたいに……。

別冊リツコング-駅前市場

下北沢の象徴的存在だった、北口に広がる駅前食品市場。
この鬱蒼とした市場、GBとかドブネズミとかいて、
子どものころから近づきたくない場所だったな……。


そんなんでリニューアルする下北沢にわくわくドキドキするのは、
日常的に利用しているからこその、自然な感情なんだろうね~。
でもたぶん、私の同級生(玉川大学)で、かつて下北沢駅を利用していた
友人たちは、「思い出が一個無くなる!!」と、センチメンタルな書きこみ、
facebookにするんだろうな~、なんていまから思ったり……(笑)。

別冊リツコング-たしか学芸大学駅


今朝、仕事部屋でゴソゴソと探したこの写真。
高校3年生、帰宅途中の東急東横線・学芸大学駅ホームにて。
ルーズソックスとも言えない、ハイソックスでは全然ない、
中途半端な靴下丈が時代を感じる私の青春時代の写真でした……(汗)。