年に数度のことだし、たまにはおいしいモノ、食べましょう。
東京ってウマイもんいっぱいあるけれど、
この街が世界に誇るご馳走、鮨がいいかな。
というわけで、母上率いるチーム國井、渋谷区某所の
お鮨屋さんにみんなで出かけたのでした。現地集合でね。
親父が生きていたとき、すごく可愛がっていた奄美の青年と、
なんとなんと17歳の弟も合流して。
みんなでずらりと、まさかのカウンター席で(笑)。
でもお鮨ってテーブル席よりカウンターの方が
大将とお話しできるし、あざやかなワザが見られるし、
おいしいんだよね。
先月、金沢で
食べたね。
何度食べても幸せだね。
香箱蟹(こうばこがに)から、幸せの時間はスタートしました。
香ばしい、サワラの薫製。
イクラの小丼と、塩蔵のウニさま!
ウニさま、ミョウバンが入っていないから、
よけいな雑味がせず、おいしかったなー!!
お次もプリン体メニュー。
からすみ+大根です。
サヨリの刺身と、酢締めのサバ。
私の隣が17歳。
奄美大島出身、現在は徳之島在住。
大学受験のため、3日前から上京したんだって。
ねぇねぇ、お鮨って好き?
「あんまり食べたこと、ないっスね」
そうだよね。南方って魚より、豚肉がメインだもんね~。
ちなみに徳之島には鮨屋が一軒しかないそうだ。
じゃぁさ、コレなんだか知ってる?
「知らないッス」
おいしいから食べてごらん。
焼いたモノもたまらんよ。ワサビ醤油、ちょっとだけ付けてね。
うまいっしょ?
さて、そろそろ種明かし、しましょうか。
キミがうまいうまいって食べてたモン、何かっていうと、
タラのキンタマだよ(悪顔)。
上品に言うと精巣っていうのかね?
……(青年絶句)。
サッとお湯をくぐらせた、マグロの霜降りです。
大間の大トロです。
醤油を付けて食べようとした17歳に、
醤油、最初から付いてるから、そのまま食べるんだよと、
教えてあげる。
ヒラメです。
おねいさんのお節介は続く(笑)。
お箸じゃなくて、手でいただく方が、おいしいよ。
そうそう(笑)。
イカはね、お醤油じゃなくて、お塩が最初から付いているんだよ。
おいしいね。幸せだね。
カスゴダイって、春が旬の魚だけど、この時期も食べられるんだ。
コハダ好き?
ふーん、食べられないの、イクラだけなんだ。
(さっき17歳から小丼、回ってきた。ラッキー 笑)
これはね、マグロをお醤油につけた“漬け”ってやつ。
でもさ、キミって17歳でしょ。
うちらみたいにお酒も呑まないから、きっと家帰って、腹減って、
ラーメンとか食べ直すんでしょ(笑)?
クルマエビだよ。
これはアオヤギ。
今日のこと、徳之島の同級生に自慢しなよ。
東京で鮨、食べたんだぜ! って(笑)。
それよりも同級生たちは、もんじゃ焼きとか、
ファミレスででっかいハンバーグ食べたんだぜ……とか。
そっちの方がうらやましがるのかな?
芝エビのすり身が入った卵焼き。ほんのり甘くていい感じだね。
ウニさまです!
これね、おねいさんの、大好物なの。
ちょっと集中して食べさせて(笑)。
タイラガイの磯辺焼きだよ。
香ばしくて、たまらんね。
ウナギじゃないよ、アナゴさんだよ。
ふーん、食べたことないんだ。
アナゴは江戸前の代表的な鮨ネタなんだよ。
わぁ、もう私、おなかイッパイ。
漬けの鉄火巻き、悔しいけど、全部あげるよ。
私の食べ方をマネして、一生懸命鮨をいただいていた17歳。
なんだか私色に染めているみたいで……。
悪い気はしなかった(爆)。
キミがいい年になったら、またみんなでお鮨、食べに行こうね!
左が奄美の青年と、13コ歳が離れた17歳の弟。
弟は翌日の便で徳之島に帰るんだってー。
奄美の青年とはお正月、また逢えるね。
翌朝は全員がおみやにいただいた、太巻き。
朝からガッツリな私んち。