真っ暗な世田谷を出発して、
群馬に入り、赤城山がクッキリ見えたころ、ようやく夜が明けた。
ザッと雨が降ったかと思えば、
Wレインボー♪
さい先いいね!
関越道は水上(みなかみ)ICで下車。
ん? 本格的な雨!?
今日晴れるって言ってたじゃん……。
ガイドさんと待ち合わせた矢木沢ダムの駐車場。
まるで嵐みたいに、冷たい風がビュー。
大粒の雨がバラバラバラ。
「どうする? こんな天気だけど今日キノコ狩り、やる?
オレたちはどっちでもいいよ」と、ガイドさん。
やります、やります、やらせてください!
懇願だ(汗)。
だって今日しか撮影の時間、取れないもん。
せっかくここまで来たことだしさ。
凍える矢木沢ダム、ボートで進むよ。
ここってクマとか出るんすかね?
「そりゃそうだ~。クマの家にお邪魔してるんだもん」(ガイドさん)
マジですか(ノ゚ο゚)ノ
なんて話をしながら入山。
いままでの経験上、けっこうな風雨が吹き荒れていても、
山のなかに入っちゃえば、意外と穏やかなもんなのよね。
木々が雨風から守ってくれるおかげで、心なしか温かいし。
キノコもいい感じで採れた。
あきらめないでよかった(笑)。
左から、美魔女・編集M崎女史。
カメラマンK地さん。
ガイド金ちゃん。
天然ナメコです。
ガイドさんいわく、小さいナメコは「東京ナメコ」って呼んでいるそうだ。
東京に出回っているナメコは小さいモノばかりだから。
一方、本物のナメコは大きい~。立派~。
何とかという食べられるキノコ。
K地カメラマンが熱心に撮っているこちらは、何とかという毒キノコ。
見た目全然美味しそうなのに、あぶねー(汗)。
わが親父の生前、10年ほど長野の山奥に住んでいた。
本当に笑っちゃうくらいの山奥だった。
そこここにキノコがいっぱい生えていて、
「絶対に、シロウトがキノコ、採ったらダメだからな。
キノコだけは本当に危ない」と、親父。
そのキノコうんぬんは、
「海の前で寝るな。津波でやられる」に並ぶ、
親父の遺言のひとつである(笑)。
彼の言葉を忠実に守っている私。
こうしてちゃんとプロについて、キノコ狩り楽しみました。
ガイドさんも言っていたよ。
「半分は毒キノコだと思った方がいい。キノコ狩りのコツ!?
食べられるキノコだけ、しこたま暗記することだ」
たくさんキノコを採ったとして、それをキノコ汁にしようと
鍋でぐつぐつ煮たとして、もしそこに1個でも
毒キノコが混じっていようものならそのキノコ鍋は台無しになる。
たった一個の毒キノコの胞子で汚染されるから、だとか。
へぇ。
左下の男性は“群馬の達人”として県から認定されている、
ネイチャーガイドのモリさん。御歳59歳。
肌ツヤツヤ、髪の毛くろぐろフサフサ。
なに、キノコ食べると若さを保てるってワケ!?
「若さの秘訣!? カラオケで鳥羽一郎を思いっきり歌うこと!」
こんな山奥で、海(鳥羽一郎サン)の唄ですか!(´Д`;)
ほらほらほらほら、晴れてきた♪
↑採ったばかりのキノコを川の水で洗っているところ。
今年の夏は雨が全然降らなかった。
そのおかげで干上がり、ひび割れた湖底。
たくさんのキノコをリュックに詰めて、一路駐車場へ。
風は冷たいけど、気持ちいい青空だったね。
無事上陸。ようやくカッパが脱げた♪
そうそうコレ、何の撮影かって言うと、
11/26発売のクルマ雑誌、NAVICARSの。
今回の車両はボルボのSUV。
約20年前に所有した私の一番初めの愛車もボルボ。
(番長からもらった960エステート)
当たり前だけどめちゃくちゃ進化してるねー。
静かで滑らかでパワフルで。
高速も山道もスイスイだった。
採れたてのキノコ、ガイドの金ちゃんがキノコ汁にしてくれた。
夕べ作ってきた弁当。
(左から)
・ニンジンちくわキンピラ
・買ったばかりのホットプレートで作ってみた焼きそば
・ブロッコリーとプチトマトのサラダ
・フランクの塩コショウ焼き
・ご近所ヘアメイクのMサンからもらったムカゴの炊きこみごはん
・母上からもらった山形の漬け物・晩菊&京都で買った柴漬け
美魔女(M崎女史)もお弁当持参!
おにぎり&ウインナー&肉団子&卵焼き!!
この日3:00AMに起きて作ったんだって~。
「私、キノコもらっても、どーすることもできないから、
國井さん全部持って行ってください」と、M崎女史。
この日採ったキノコ、全部いただいちゃった(喜)。
その日の晩はキノコ汁にして食べた。
・ゆで卵とプチトマトのサラダ
・帰り道、赤城高原SAで買った玉コンニャクの煮物
・柿
翌朝も、
・キノコおろしにゅうめん
・ゆで卵とプチトマトのキャベツサラダ
・自家製豆乳バナナヨーグルトジュース
ただ走って、ご当地の美味しいもん食べて、
家帰ったら太っていてショックを受けるドライブはつまらない。
身体をちゃんと動かして、地の美味しいもんをみずから採って
(釣りでもいいね)翌日はあちこち筋肉痛。
筋肉痛がキライじゃない私は、きしむ身体にニヤリとするドライブが
やっぱり最高なのでした(笑)。