「オマエさんの誕生会、何食いたい?」と、食欲番長(じつの兄貴)。
番長が作るイタリアン!!!! と、即答した。
「おう。わかった」
あっさり決定した、チーム國井の宴。
先週のこと。高尾山登山 から戻り、夜の部へ。
いつものスタイル(よれよれのTeeシャツ+トランクス)で、
腕をふるっている番長がいた。
「まぁ、パンでも食べてな」
ああ、このパン知ってる。近所で評判の、あの店のヤツね。
「あたりー」
番長は、当然街で一番おいしいもんを知っている。
「ほれ、サラダだ」
生ハムのなかは、キュウリやらセロリやらパプリカやら、
具だくさんな野菜たちがこんもりと隠されていた。
番長お手製のドレッシングが、これまた旨い。
「その辺のスーパーで買った安物のオリーブオイル使ってるけどな」
「お次はうちで採れたゴーヤだぞ」
ロシア料理のボルシチに入ってるビーツと、
砂肝の煮込みでした。う、うまい。
けど、これお洋服に飛ばしたら
色落ちしないから気を付けましょうね。とくに母上(笑)。
「ほらよ、鯛のマリネだ」
上に乗っているのは木の芽ですね。
鯛、いい感じに身が締まってて、おいしい~。
お義理姉さん、母上、エグさん、全員絶賛。
黙々と仕事をする、ビストロのマスターみたいな番長です(笑)。
お次は……?
「茹でたパスタを、キンキンに冷やした野菜のゆで汁で揉んでるんだ」
素麺みたいに水洗いしちゃいけないの?
と、最近毎朝素麺
な私……(笑)。
「せっかくのおいしい塩気が流れちゃう」
ふーん。
むっちりとした手で、繊細に盛りつけていく番長です。
わー、ウニさま♪
ウニとトマトの冷製クリーム・パスタができたー。
番長、シロウトじゃねーな(笑)。
夜な夜なおいしいモン食べ歩いているだけあります。
その後は、ちょいピリ辛のフジッリのラグー(肉のショート・パスタです)。
テキパキとお飲み物を配る、うちのソムリエです。
そうこうしているうちに、なにやら旨そうな匂い!!
ロースト・チキンです。
「この料理、ほっときゃできてるから、ラクなんだよ」
シェフみずから振る舞います。
等分だよ、等分(笑)。
最後は千疋屋のマスカットと、スモークチーズと、
塩気と甘みの加減がおいしいドライ・トマト。
左手前のお花はエディブル・フラワー(食用花)。
くちのなかでモショモショした不思議な食感(笑)。
ねぇねぇ、この料理、いったいどのくらい時間をかけて作ったの?
「構想から完成まで約2時間」
すごーい。
番長、お店やればいいのに。
「お客に出す前に、全部ジブンで食べちゃうから商売上がったりだ」
たしかに……(笑)。
番長、ごちそうさま。
チーム國井の皆さん、今日は私のBDPにお集まりいただき、
まことにありがとうございました。
みなさん、どうぞ健康でお過ごしくださいませ。
いきなり母上の肩を揉み出した、うちの凄腕整体師です。
「あなた、座りなさい。今度は私が揉んだげるわよ!!」
「どう? 気持ちいいでしょ?」
なんだか音が痛そうでした……(笑)。
翌朝のエグさんの弁当は、
夕べのご馳走をタッパーに詰めて持ち帰ったモノ(笑)。
おまけ。
原稿執筆は、この部屋でやっています。実家です。
亡き親父部屋を、仕事部屋として使わせてもらっている。
右奥の方、ちょっとにぎやかでしょ?
うちにはゴッホ がいるんですよ。
わが家のゴッホです。
この夏、ずーっとヒマワリばかり描き続けていた母上。
朝から晩まで。旅先でも。
ゴッホさーん、もうすぐ夏、終わっちゃうよ~(笑)。