先月新たな旅に出た、父方の祖母の、お葬式 で。


別冊リツコング-お供え物です


左が鎌倉ハム。
それで右があんパン!?


なぁに、コレ?


番長(兄貴)にたずねると、
「葬儀屋さんに、故人が好きだったものを棺に入れてあげてください」
と、言われたそうだ。

ふつうは愛用の服とか、アクセサリーらしい。
けれど、祖母に近い人々で「うーむ」と考え抜いて
出た答えは“祖母=肉”だった。
そういえば祖母、昔から肉が大好きだったけど、
「おとうちゃまがお肉キライだから、食卓に出せなくてね」と、
困った顔をしているのを見たことがあった。


ついでに棺には、2年前の暮れ、先に逝った祖父の
好きだったものも入れることにしたそうだ。
そちらは「あんパン」。
かくして祖母の棺には、鎌倉ハムとあんパンが納められた。
葬儀屋さんいわく、前代未聞、らしい……。


祖母の肉食嗜好は、私にしっかりと受け継がれ、
祖父のあんこ好きなDNAも「とらやのモナカ(こしあん)大好き」という形で、
ちゃんとジブンに流れている。



私だったら、棺に何を入れてもらうかな。
礼文島産のエゾ・バフンウニかな。
なんだか翌日には周囲に悪臭を放ちそうだな(汗)。

パックの黒霧島でもいいよ。
ほら、紙だからよく燃えるでしょう。
ていうか、やっぱり私は「モノ」じゃなくて、
口に入れるモンが好きなんだな。